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 「転ぶ」とスノーデンとカエル 17/0129

 初めてこのような日本アルプスを眺めました。快晴の銀世界に恵まれたのです。宿では窓いっぱいに切り立つ山、これも初めての体験。東洋1というケーブルカーに揺られましたが、なぜか本場のアルプスのクーシュベル(フランス)を思い出しました。この「なぜか」は、平湯まで足を延ばした翌日に解けました。民俗館を訪れ、豪雪地帯で繰り広げられた「冬の庶民の営み」を今昔比較したかったのですが、「今」さえ知り得なかったのです。一帯は観光地化され、雪山に惹かれて集う観光客と、それを待ち受ける地元の表の顔だけが織りなす世界でした。それだけに、この旅が黒で始まり黒で終わったのがヨカッタ。それは2種の初めて口にした庶民の味であったからです。

 月曜日は、うっとうしい天気だったのでほぼ屋内で過ごしました。書斎では大学を巻き込もうとしている「軍事研究」に、TVでは国会中継で文科省の長年にわたる組織的天下り問題に、TVの録画では「西太后」「優生学」に、そして新聞ではトランプとメディアの対決に、それぞれ興味をそそられたのです。そこで火曜日から水曜日にかけて、学生時代以来の2日続きの映画鑑賞を思いたち、妻を誘いました。江戸時代のキリシタン禁制を描いた『沈黙』と、監視社会と戦う『スノーデン』です。国のご都合に翻弄され、転ばされた人や、メディアの役割に興味をそそられたわけです。

 この間の庭仕事は、多くの時間を剪定に割きました。月曜日はほんの1時間でしたが離れの窓下の(銅ワラビが採れる)「元ワラビ道(今は椿とツツジの壁のごとし)」でツツジの剪定です。火曜日(夜は『沈黙』に出かけた日)は、午後の5時間をハナスオウと2本の名物サザンカの剪定に。『スノーデン』に出かけた水曜日は、午前はカリンに、午後はフユウガキの剪定だけでなく、それまでに山のごとくに溜まった囲炉裏場の剪定クズの処分に手を付けました。この日、貸農園を返上せざるを得なくなった人から、ネリネとミズナを引き継いで植え付けています。通算、9時間ほどの庭仕事でした。

 曇天で明けた木曜日は、「これ幸いに」と、骨休めの1日にしました。まずTV録画で知った優生学について、その何たるかを調べたくなったのです。結果は愕然、でした。次いで、義妹に借りたカエルの本に目を通し、スッキリした気分にされながら、なぜか石橋湛山をひもときたくなりました。結果は「ヨカッタ」です。優生学と石橋湛山。この2つの案件は共にイギリスが大きく関わっていたのです。昨今、メイ首相の動きに関心を払っていただけに、爽快な1日になりました。それは夕刻に、久しぶりに妻と買い物に出かけたのもヨカッタ。終日しぐれていましたし、暖房が効かない寒い屋内に閉じこもっていたのですが、世界を駆け巡ったココロが、カラダを誘ったような気分でした。

 金曜日から週末にかけて、中庭のスモモの剪定を済ませました。七掛けほど金曜日に済ませ、夕食は、義妹が孫を連れて持参の巻きずしと茶わん蒸しなど。妻が私の風邪を取ったようなので、小型ミルを取り出し、ユズだけでなくシブガキの干し皮も粉末にしました。そしてやすむ前に、ショウガをタップリ絞り込んだ甘酒に加え、2人で飲み干しました。土曜は立春。私はティッシュペイパーと「おサラバ」担っていましたが、かかり始めの妻は辛そう。庭ではタンポポジュウニヒトエ、そしてオオイヌノフグリが咲き始めていました。陽気につられたのでしょう。私も軽装でスモモの残りに取り組み、丁寧に仕上げながら「このまま春になってほしい」と願いました。夜は妻に、熱い風呂に入らせ、ネギをタップリ刻み込んだ生薬を飲ませ、休ませました。快方に向かって欲しい。

 


日本アルプスと銀世界

 


 

快晴の奥飛騨で、このような日本アルプスと銀世界を。「槍」もよく見えた。東洋1というケーブルカーは2階建て。登りは2Fで、下りは1Fから展望、宿では窓いっぱいに切り立つ山夕食では酒を控えた平湯ではツララ足湯、タオルを持参しておれば浸かりたかった露天風呂。肝心の、村の歴史や村を成り立たせた自然資源の紹介はなく、調べようにも雪で埋まっていた

 

雪の回廊

−10℃

下りは1Fから展望

 

ケーブルカーは2階建て

窓いっぱいに切り立つ山

 

夕食では酒を控えた

平湯ではツララ

足湯

露天風呂

雪で埋まっていた

 


舞鶴さん持参の資料

土産の黒

コップの水でゆすいで食べた

幹事の舞鶴さん持参の資料を頼りに昼食は黒で始まり、帰宅後の寝酒で味わった土産の黒で終わった。ブラックラーメンは余りにも辛くて、コップの水でゆすいで食べた。雪に閉じ込められた山国で、重労働を要した人たちには塩は薬だった。この2つの黒を除き、雪国の庶民の日々をうかがいようがなく、残念だった。同じ思いをしたクーシュベルで「ここまで来て、スキーをしないのは森サンだけ」と笑った今は亡き田川正一さんを偲んだ。



銅ワラビ

椿とツツジの壁
かつての銅ワラビの収穫場(元ワラビ道)は、今は椿とツツジの壁。当週はまるで剪定週間となり、剪定に22時間余。剪定クズ整理に3時間足らずを投入した。


2本のサザンカ 剪定前

枝葉の半分余を切りさばいた
この2本のサザンカは、このところ毎年冬になると「あれはなんですか」と多くの人に問いかけられる名物になった。その枝葉の半分余を切りさばいたカリンは、一回り小さくしたが、来冬はさらに一回り小さくする。ウルシもこれ以上伸ばさない。

カリン

一回り小さくした


山のごとくに剪定クズが溜まった

「これが剪定クズ」と妻を驚かせてきた

焚火で燃やす分
囲炉裏場には山のごとくに剪定クズが溜まった。昨年から「これが剪定クズ」と妻を驚かせてきたが、それは2つの理由から。1つは、加齢の自覚。2つ目は長勝鋸の切れ味のおかげ。例のごとく、焚火で燃やす分、鉈仕事で薪風呂やのピザ釜の焚きつけにする分、そして薪ストーブや薪風呂を焚く燃料分に仕分けた。

ピザ釜の焚きつけにする分

薪風呂を焚く燃料分


スモモの剪定をやっと片づけた

数は同じだが嵩は半減

病気の発生 その多くは切り取り
なぜか懸案になっていたスモモの剪定をやっと片づけた。過去2年の大胆な剪定効果か、このたび切り取った枝は、数は同じだが嵩は半減。問題は、病気の発生。その多くは切り取り、風呂焚き燃料にして焼却処分する。樹勢を押さえ、かつこの病気の抑制が次の課題。


「タンポポの初咲き」

オオイヌノフグリ

ジュウニヒトエ
「タンポポの初咲き」と、喜んだら、数カ所でオオイヌノフグリが咲き始めていた。ならば、と畑中を探すと、一輪だがジュウニヒトエが花をのぞかせていた。逆に、一斉に咲き始めたエゾヤマツツジは、あの雪で花を萎れさせ、残る蕾を閉じさせた。
 

 

 

 

 

 

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