うれしい案件

 

 かつて京都を皮切りにして、日本から清涼飲料水のポイ捨て空き缶問題が解消されそうになったことがあった。常寂光寺(アイトワも属する小倉山自治会の1メンバー)の前住職、長尾憲彰さんが繰り広げた運動である。「カンカン坊主」との異名をとり、もう一歩というところで、大手メーカーが横やりを入れ、つぶした。

 この大手メーカーの横やりは、空き缶のポイ捨てを野放しにしただけでは終わらず、わが国のうるわしき文化も崩した、といえそうだ。当時では信じられなかったことが現実になっている。急須が自宅にない家庭が増え「リーフ茶」という新語を生み出した。消費者にしてみれば安易さを買ったのだろうが、様々な悪しき傾向を露わにしてきた

 大手企業をより繁栄させ、家庭崩壊を進め、貧富格差を拡大させた。ついにエンゲル係数も増加に転じた。「末期的症状は一気には生じない。少しずつ近づいて来る」

 京都では今、茶葉から急須で入れた茶を「リーフ茶」と呼び、この習慣を広め、ペットボトルを減らそうとする運動が始まっている。10日ほど前に知ったことだ。

 この知らせは、1994年の思い出の1つと一緒に届けられた。環境先進国西ドイツ視察団に一員として一緒に参加した知友の来訪であった。この旅先で私は腰を痛め、トランクの世話をこの人に焼いてもらえたことを思い出した。1994年と言えば、わが国は農作不振にあえぎ、コメの緊急輸入で騒いだ年であった。わが家はソーラー発電機を設置した。

 「リーフ茶」の普及とペットボトルを減らそうとする運動に快く賛同し、「カンカン坊主」との異名をとった長尾憲彰さんを共に偲び、話しが弾んだんだ。

 そしてこの日となった。2人で長尾憲佑現住職を訪ね、12月に、「リーフ茶」普及の一環として、常寂光寺の境内で1つの催しを繰り広げる話が実った。

 

 


 


 

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