八方破れ

 

 久しぶりに水鉢の掃除にまで手を出した、知らぬ間にヒルが湧いており、ゾッとした。どのようにして侵入したのか。何を餌にしてきたのか。自然の摂理は分からない事だらけ。何せ、この庭はもとより、この一帯では久しく(半世紀来)ヒルを観たことがない。これがこのたびの久し振りに八方破れのごときになった庭仕事で得た最大の不思議。この水槽に外部から持ち込んだものは、HCで買ったメダカやキンギョの幼魚、何年も前に買ったホテイソウや水草、そして水道水。

 この八方破れ型の庭仕事は、事情の分からない人には「でたらめやり方」と映るだろうし、「ヤケクソ」と見る人もいるに違いない。でもこれは、私なりの合理化策であり、ストレス解消策でもある。このやり方がでた時は、間違いなく好調の証だし、結果として極めて効率よく仕事がはかどり、良い結果に結び付くのがいつものことだ。
 
 非日常の3日の後に、八方破れの1日が久しぶりに巡って来た、感じ。まずポケッにケイタイと子機を忍ばせ、腰に7つ道具をぶら下げ、手には4種のえさ(キンギョ用粒餌、メダカ用粉餌、フレーク餌、そして川魚用沈下餌)を携えて庭に出た。

 いつものように「キンギョやメダカの餌やりから」と思ったわけだが、玄関周りにある6つの水鉢でヒッカカッタ。いずれの水鉢でも、黄色くなった水草の葉が目についたからダ。ここでまず、予定外の仕事・水鉢仕事に手を出してしまった。とりわけ3つの水鉢では「淡水海苔」が自然繁殖しており、いつもこの制御には手が焼ける。ホテイソウの根や、水連の葉柄にこびりついた淡水海苔を、腰をしゃがめた姿で取り除くわけだが根気を要す。これがこの日の庭仕事の始動になった。この面倒な作業が、なかなか成果が目に見えな作業がやる気をバクハツさせたのかもしれない。

 それなりに淡水海苔を取り除き終えた時に、立ち上がり、腰を伸ばし、手っ取り早く成果が見える作業を、と願う気持ちが湧いていたのだろう。ところが、立ち上がり、歩み出したばかりの時に、温度計道沿いに生えていた「目の敵」が視界に入った。またぞろしゃがみこんで抜いた。これがいよいよ手っ取り早い作業を、と願わせたのだろう。

 腰を上げると、梅雨でグンと伸びた灌木が目に入った。アオキ、アジサイ、そしてコウゾなどが徒長していた。それらの摘み取りを手を出していた。ほんの1〜2分で目に見える成果をえた。腰も伸びた。意気揚々と温度計道を下り始めた。

 その途中に人形ギャラリーがあるが、その基礎部壁面緑化のツタが徒長していたことに気づかされた。これを摘み取っていた。畑にたどり着くまでに、こうした予定外の作業が多発した。もちろん、この間に温度計道を2度往復している。その途中にある埋め込み水槽井戸枠水槽に棲まわさせている「暦年のキンギョ」の餌やりもしている。

 「暦年のキンギョ」は、今は計3匹になったが、200匹に1匹か、300匹に1匹の生き残りだ。衰弱死、鉢から呼び出す自殺行為、水温の異常上昇などの事故死、滝のごとき大雨によるショック死、あるいは猫などの餌食死など、様々な災難を免れた生き残りだ。


 


水鉢の掃除にまで手を出した

掃除後

知らぬ間にヒルが湧いており、ゾッとした

しゃがみこんで抜いた

1〜2分で目に見える成果をえた

基礎部壁面緑化のツタ

摘み取っていた

埋め込み水槽

井戸枠水槽
 
 やっと温室の手前までたどり着くと、姫アヤメが伸びており足元を濡らした、これは後刻刈り取り、刈り取った分はコイモの畝にマルチング

 温室から個離庵に至る石畳道がまたぞろ草に覆われていた。そこで、これも後刻刈り取り、この分はヨモギが主なので堆肥の山に積みました。ついでに、花期を終えたコンクリ桝花壇の除草など掃除もしたが、イノシシフェンスの内側の草刈りは後日に回した。

 やおら、温室に踏み込み、水槽や水鉢に棲むキンギョやメダカに餌をやった。その折に、ポット仕立てにした苗の様子を見たが、半数がまた萎れていた。梅雨、炎天、そして曇天が交互に繰り返す天候が仇になり、うまく育たないポットが続出。この植え替えは夕刻に回した。ちなみに、この植え替え多分も、金曜日までに3度のわたり、植え直している。

 次いで、鉢植えに水やり。そして、2つある水槽の南側の方の掃除に手を出していた。

 これは、キンギョがいなくなって(他に移すなどして)から放ったらかしにしていた。ほぼ1年が経過し、内部の水はほぼ蒸発または蒸散し、底に少し残り、その水でホテイソウがかろうじて枯れずに残っていた。ここで特記すべきこと。それは、このたび初めて温室にあったホテイソウがほぼすべて、冬越ししたことだ。

 水槽を温室の外に運び出し、掃除ができる段取りをして中断。水仕事には肌寒かったので日が射すのを待つことにした。その間に、姫アヤメと、イノシシフェンス外側の草を刈り、排水枡花壇の掃除をした。

 やおら水槽の掃除に手を付けた。底に少し残っていた水と泥を捨て、ヒシャクに汲んだ水でその内部の泥を流し去り、タワシで掃除をし、水でゆすいでいる途中で驚かされた。小さな動くモノ。ミミズのごとし。次の瞬間、縮んだり伸びたりする姿にギョ。ヒルが発生していた。ガラス面などのへばりつき、残っていた。ゾッとした

 その後、元キウイ棚に登ったカボチャの蔓の整枝。メス花が咲き終わり、花を閉じており、シマッタと思った。そこで、水曜日の早朝、人工授粉した。

 イノシシ道で除草中の妻に「ヤマブキの枝を、お願い」と声をかけられ、整枝。妻は、早めの午後のお茶を携えて出て来て、参戦していた。次いで、枝垂れ梅の枝も「さばいてください」と頼まれ、少し整枝。やおら、とこの後も手当たり次第にさまざまな作業に手を出した。
 

姫アヤメが伸びており足元を濡らした

刈り取り

コイモの畝にマルチング

石畳道がまたぞろ草に覆われていた

後刻刈り取り

うまく育たないポットが続出。この植え替えは
夕刻に回した

カボチャの蔓の整枝

人工授粉
   
 

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