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アイトワ循環図

 存在意義と端境期 16/05/01

 「人間の勝手でしょうか」。妻が摘んできたサラダ用の野菜を眺めながら、考えました。このところ、野菜の「苗植え」と「除草」に追われているのです。先週、飽食は遠まわしで陰湿なテロと訴えました。にもかかわらず、野菜をタップリ収穫するために、昆虫には気の毒なことをしてきたのです。なんらかの虫の餌であるはずの野草を、精を出して抜いてきました。「でも待てよ、昆虫は野草を育てているわけではない」とも思いました。

 そこで、初心を振り返ったのです。「こんな里山を創りたい」と夢見た時のことです。それは、その里山を創った人がいなくなれば、野生動物の数や種も減るような里山です。つまり、棲む人の知恵と努力で、生物の多様性が保たれ、より豊かになる空間です。それがヒトの存在意義といえるのでしょうが、実現するのは難しいことでしょう。

 当週は、新宮先生から「エネカン通信284」が届き、マグニチュードとエントロピーについて教わりました。同時に「京都でも近く大震災が?」と身構えました。「方丈記」に記された大地震と、 伏見城がひっくり返った伏見地震との間隔から考えると、近そうに思われます。「ならば、その時は」「方丈に切り替える好機」と考えました。

 当週は、先週の出張のおかげと、ルーチンワークの間に飛び入りの来客を迎えたおかげで元気をもらい、良き1週間滑り出しになりました。それが、翌月曜日のアイトワ塾をはじめ、火曜日の朝と金曜日の昼に良き影響を及ぼしたように感じています。

 このたびのアイトワ塾は、泊りがけの来客に、塾のゲストになってもらいました。なんと休塾中の鈴江さんも久しぶりに参加。泊まってくれました。火曜日はゲストを厭離庵に案内。良きひと時でした。庭に出たのはこの二人を見送った後ですが、ヨカッタ。「ニヤり」としたくなるアスパラガスとウドが採れました。第2次のナスビとトウガラシの苗を買い求め、植えました。妻はその間に、除草に励み、スナップエンドウを初収穫。

 翌日からの2日は天候がサッパリでした。雨がショボショボ降り続いたのです。でも、地域関係者との打ち合せだけでなく、来客やNTTの長時間にわたる工事も有意義だったし、他にもなんとも楽しいひと時が続きました。書斎にこもったり、PCの人で過ごしたり、あるいは録画を見たりと、雨バージョンの仕事に手を出す気が起こっていません。

 雨は木曜日の夕刻になって上がったのですが、ウドとタラの芽が徒長していたことに気付かされ、慌てました。ここからは妻の出番です。「この人ならキット」と思われる2人の女性と徒長したウドとタラの芽を分け、端境期の野菜としていかに活かせるか、研究に入ったようです。同時に、翌日の楽しいひと時に結び付けることになりました。

 翌金曜日は、晴れていたのに、先ず私は雨の日バージョン(として取りおいてあった2〜3の作業)に取り組みました。大きな植木鉢接ぎや、加齢対策の手すり付けなどです。そして私は、最後になったウドを、妻は初物のフキを、などと収穫。2時間ばかりの、妻の発案の、昼の一時に備えたのです。その後、私は畑に出て、支柱立てと、ポットで育て上げた苗を畝の肩に下ろしました。午後のお茶は遅がけでしたが、運んできた妻と翌日の畑仕事に備えました。それは、次に耕やしてよい畝の選定と、下ごしらえでした。

 実は、当週は冊子『アイトワの小史』の日英文と、企業社会の「エシカル化」に関するスピーチ内容を固める必要もありました。週末は、この見通しを立てた後で畑に出ました。前日の支柱立てで、傷めていた右肩を悪化させたので、脚力を主に活かすスコップで一畝仕立て直し、コイモを植え付けました。そしてトンネル栽培を片づけました。
 


サラダ用の野菜がとてもにぎやかだ
このところサラダ用の野菜がとてもにぎやかだ。ここまで育った(いわば長けた)野菜を、ここまで大量に一度に生食する人は珍しいはず。これも冬野菜と夏野菜の端境期に備えたアイトワの歳時記。ミツバ、シュクコンソバ、タンポポ、そしてセリなどの自生種も大活躍する。

サラダ用の野菜

大量に一度に生食する人は珍しい


バラ農家の神生夫妻と再会する機会

原種のバラにも触れる機会を得た
円内はバラの原種
温泉に朝夕4度も浸かる先週の出張だったが、1日を割いて、バラ農家の神生(かのう)夫妻と再会する機会を設けてもらえた。原種のバラにも触れる機会を得た。さらに、水車を活かした線香工場の再訪までかなったが、自然の恵みのおかげで生きる人の、新導入した知恵・小型水力発電も見学できた。昼食のそば屋では、新潟地方の田植え(条付け)道具が照明器具に活かされていた

水車を活かした線香工場の再訪

 

小型水力発電

道具が照明器具に活かされていた

飛び込みの来客は、村上志保さん。維さんに紹介したかった人だ。京都在住で中国語が堪能な研究者。2人は学域も社会貢献と同じで、見ている夢も似ていそうだ。


歳時記の野菜サラダ

記念写真
塾が明けた朝、飛び入り参加した鈴江さんも交え、楽しい時が流れた。お2人は、めいめい朝の散歩。そのあと、4人でタップリ食した「歳時記の野菜サラダ」。ゲストと私は厭離庵に。鈴江さんと妻はあと片付け。その上で、記念写真


ウドとアスパラガスに恵まれた

少しずつ残しただけで、採り尽くした
この春は、ウドとアスパラガスに恵まれた。どうしてこの農法に、もっと早く気付けなかったのか、と反省。でも、「学んで」、ではなく、「完全な自由と独創」(=遊び)の下にたどり着いた喜び故に、満足。そして感謝。この55時間後に、徒長したウドとタラの芽を見つけて、慌て、少しずつ残しただけで、採り尽くした


ウコギ飯のおにぎり
金曜の昼の一時は、ウドの刺身、ヤブガラシの和え物、フキの煮モノ、ミツバとスナップエンドウの和えもの、セリの吸い物、そしてウコギ飯のおにぎり、だった。その味のほどを、自転車で訪ねてもらえるこの人に、と妻は願い、私も偏見なく事実をキチンと確かめるこの人の姿勢にいつも学んでいる。


支柱立て

鉢を1つ再生させ

スモモの塗装を仕上げ
当週の畑仕事は、金曜日の(第1次と2次のキュウリとナスビ、インゲンマメ、そして第2次のツタンカーメンのエンドウにマメの)支柱立てと、妻と大量の長けた夏野菜とケシを抜き去り、週末(のコイモの植え付け)に備えたことがメーンイヴェント。その前に、鉢を1つ再生させスモモの塗装を仕上げたなど。その間に、第2次の2種のエンドウを吊り上げられた。第1次トマトを支柱に縛れた。温室で育てた混合レタスとチマサンチェの苗を、畝の肩に下ろせた。その後(週末)は、スコップを主に活かし、コイモの畝を仕立て、植え付けた

 

コイモの畝を仕立て、植え付けた
 

 

 

 

 

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