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 「ワクワク」力とシカと鋸 16/02/14

 週初めは、倉本聰最後の演出になる『屋根』を観たくて、妻と東京まで日帰りしました。また、先生の大幅な推敲に触れ、新鮮で、とてもよかった。京都でも13日から2日にわたって開演されますが、大切な出張予定と重なってしまっていたのです。

 この日、出掛ける前は、リズさんにメールで一区切りとなる翻訳を依頼。帰路は、ある魂胆の下に、惣菜が多様で多い贅沢目の駅弁を買い込みました。まず車中で大きめのビールを呑んでぐっすり寝込む。帰宅後は、少し残した駅弁の惣菜で温燗を楽しみ、また熟睡。かくして向こう2週間にわたるすこぶる多彩な日々に備えたわけです。

 翌日は歯科、翌々日は心臓内科と、まず通院が2日続く。翌水曜日は京都駅で友人と落ち合い、陶芸家のハーマンさん宅を一泊2日で案内願う。帰途はこの友人内山さんをわが家に招き、思い出話に花を咲かせます。そして、土曜日から2つの用件で5日も続けて関東の空気を吸う日々を過ごす、というワクワクするような日々が待ち構えていたのです。

 このワクワクは、実は前日の土曜日から始まっていた、と言えなくもありません。1日前倒しせざるを得なかったルーチンワークの後、帰途の後藤さんに『長勝鋸』まで連れて行ってもらい、そこで小一時間過ごした。今度はそこで、来宅途上の舞鶴さんに拾ってもらい、ある相談事に応じたのです。その後、妻と外出。その道中でもノコギリも消費財であっていいのか、それとも体の延長であるべきか、と話し込んでいたのです。

 月曜日は書庫の型枠の解体日でした。歯科医の予約は午後2時15分でした。それまではの間は、『屋根』の余韻冷めやらぬままに、スイレン鉢造りや鉈仕事で過ごそうと目論んでいました。ところが、ハプニング(シカがイノシシネットに首を突っ込み、もがいていた)が生じたのです。慌てました。次いで天の助けとはコノコト、と思いました。獣害防除の師匠で・狩猟家の角出さんが在宅でした。おかげで、ヒヤヒヤ、ハラハラ、そしてムカムカの1時間半と、ワクワク、ホノボノ、そしてヤレヤレの1時間半になりました。

 歯科医にはなんとか間に合い、帰宅後に庭仕事を再開。その最中に待ちわびていた電話が入ったのです。3月末の旅程調整で、即刻本件に関わる4人と連絡をとりました。気がかりは花連の春休みの逗留予定でした。この日、私はHCでの買い物に冨美男さんを誘い、妻はこの2人に車で付き合ったあと、維さんの英会話教室をアイトワで始めました。

 小雨で明けた火曜日は心臓の定期検診。結果はたかがポンプ、されどポンプ、の想いでした。5連発の不整脈が記録されたりしており、薬のことで少し厳しいやり取りをしましたが、かつての最悪の状態より悪くはなっておらず、増やさずに済ませました。

 この夜、眠りながら、つくづく、あのとき妻に後で照れ臭くなることを、つまり「ありごとう。世話になった」など言わずにおいてヨカッタと思いました。当分の間は、一病息災を心がけ、自重すれば、しばし生きる意味と資格を保てそう、と感じたからです。

 ハーマンさんに篠山口で出迎えられた丹波の旅は、陶芸三昧の旅でした。兵庫陶芸美術館10周年記念の「“再丹波“冬」展に始まり、「丹波古陶館」の観賞で終わったような旅で、ハーマン夫妻と意気投合。とても手短には記せそうにはありません。

 当週はルーチンワークを2日も前倒しせざるを得ず、今は後藤さんを待ち受けながらPCに立ち向かい、内山さんの目覚めを待っています。その後、鷲鷹工芸の森さんを迎え、例年のごとく喫茶店の家具の補修を頼みます。そして翌土曜日から関東出張です。
 


鋸を引き取り、新しい鋸を1つ手に入れた
愛用の木挽き鋸を携えて『長勝鋸』を訪ねた。新たにこの目立てを頼み、前回頼んであった鋸を引き取り、そして新しい鋸を1つ手に入れたまことに楽しい小1時間であった。家路には、舞鶴さんに拾ってもらったが、道中で気付いたことがあり。ノコギリの数の数え方を知らなかったことだ。次回訪問時に「教えてもらわなくては」と反省。その語、妻と「ノコギリは消費財であっていいのか、それとも体の延長か」と語り合った。


基礎の木材が設置された

躯体は出来上がっていた
書庫の型枠の解体日・月曜日に、基礎の木材が設置されたが、この木材の名称も(学生時代にも学んだが)思いだせない。これも反省。次回、大工さんと顔を合わせた時に、教えてもらおう、とこれも宿題。丹波篠山旅行から帰宅時・金曜日夕刻に、躯体は出来上がっていた

この日、2人の大工さんは、書庫の基礎工事で生じた待ち時間を活かし、建築用の鉄筋で園芸用アーチを3つも造りあげ、人の役に立てることを第一の喜びとする職人魂を発揮。頭が下がる。今後、佛教大生の庭仕事の教材にも活かし、活用したい。


ミニスイレン鉢を造り上げた
カフェテラスのミニスイレン鉢は、先週手入れをしたが、その時に株分けをした。当週は、その残した株を活かし、大小2つのミニスイレン鉢を造り上げた。1つは温室内に、他の1つ(これまではシイタケのホタギ伏せ場で用いていた)は、今の前に据え置きたい。


ハプニングには11時に生じた
ハプニングには11時に生じた。急ぎ、「師匠が在宅であることを」と念じながら電話。かつて2度電話をしたが共に留守だっただけに、「これからすぐに駈けつける」と聞かされたときは「天の助け」と喜んだ。「禁漁区ではないし、狩猟可能時期だけど、私は成獣でないと逃がす方針」「その代わりに」との師匠の流儀を知り、妻が喜んだこと。その後、迎えるまでの1時間余の間に、ムカムカすることまで生じた。


グミはかくのごとく育てうるのか

4段階の湯を楽しんだリラックス

ハーマンさんのお手前に感激
陶芸家・ピーター・ハーマンさんとは、アイトワの喫茶店の常連客・内山栄一さんのおかげで縁が出来た。お宅訪問の一泊2日の旅は、陶芸三昧だった。それは、荷を置いた折庭では、「グミはかくのごとく育てうるのか」との感心。夕食前の「こんだ薬師温泉」では4段階の湯を楽しんだリラックス。茶人でもあるハーマンさんのお手前に感激。夕餉では、解体したての(一旦冷凍されていない)シシ肉での牡丹鍋を初賞味。早朝の大国寺では、未だ金箔が残る一佛三身象を観賞を伴っており、丹波焼の何たるかを知り得たような気分になれただけではない。

シシ肉

一佛三身象を観賞


内山さんは半年前に糟糠の妻を失われた

カボチャのポタージュ作りを妻は特訓
内山さんは、半年前に糟糠の妻を失われており、私たちには他人事とは思えない。思い出話を伺っていた時に、私は、あの夜、妻に「テレクサガラズに、言っておくべきであったのかもしれない」との心境にされた。いつも奥さんは一緒にアイトワを訪ねくださるほど妻の人形を愛でて下さった。夕べに、妻はさまざまな新メニューで、翌朝妻は、内山さんに、カボチャのポタージュ作りを妻は特訓
 

 

 

 

 

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