おかげで

 

 水曜日。妻は暑いさなかに迎えた客に、ブルーベリー・アイスクリームを振る舞った。その折に、妻はいつものごとく主語などを抜いて、「次々と盗られていたンです」との言葉を添えた。要は、ブルーベリーの話だ。

 この日曜日に迎えた学生に、新ブルーベリー畑に防鳥ネットを張ってもらったが、そのおかげで21粒のブルーベリーが採れた。そのブルーベリーを妻は活かしていた。

 もちろん妻は、この21粒を摘んだ時に、まだ防鳥ネットを張っていなかった旧果樹園のブルーベリーの木も点検している。そして、むしろ先に熟れはじめるはずの木に1粒も熟れた実がないことを確かめた。だから、すでに次々と熟れる時期に入っていたのに、そうとは気付いていなかった私たちを尻目に、「次々と盗られていたンです」となったわけだ。

 ブルーベリーなどが熟れはじめると、小鳥はいつも、主にヒヨドリだが、朝一番にやってきて、黒く色づいた実をついばんでしまう。だから、入念に視ないと、盗まれていることに気付きにくい。「サア、大変」、旧果樹園の木にも「ネットを張りましょう」となった。旧果樹園の方は、下草刈りをし直し、カンナクズをまくことから始める必要があった。その上に、大きなネットもなかったし、適切な支柱もなかった。妻にも手伝ってもらい、レースカーテンのスカートをはかすことでなんとか覆いをし終えた
 

ブルーベリー・アイスクリーム

レースカーテンのスカート
   

 

 

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