吹き出した

 

 トンネル栽培のレース地をめくってギョッとさせられた。レースのカバーは元通りなっていたからだ。サルのフンが側の幾か所かにあり、妻が手負いのサルをしばしば見かけていたからサルの仕業と推測したが、ケシカラン。

 サルの糞を畑で見かけていながら、被害が少ないので(数本の末成りダイコンと、赤カブを1本引き抜き、捨ててあったていど)首をひねっていたが、ヤッパリ、だった。

 3日後に同じことが起こり、こんどは半ばあきれながら、妻と吹き出した。カバーの中で、モゾモゾとうごめくトンネルを思い浮かべたからだ。

 シカと違い「賢いのネ」と妻が言った。「手負いなら、許してやるか」と私は応じたが、それにしても大胆だ。昼間に、人目につきやすい山とは反対側の「庭のトイレ」(畑の北東の角にあり、まだ塞げていない)部分から侵入したことは歴然としている。

 なぜなら、電柵(未通電)を乗り越えた形跡はないし、このハクサイの畝の手前(まだ塞げていない山に近いところ)に他のおいしそうな作物があるが、まだ手を出していない。

 というわけで、ダイコンの跡を早々と夏野菜用に仕立て直した。例年なら、うらなり(末成り)を主に薹を立てさせ、花芽を楽しむところだ。

 おかげで、といってよいのだろうか。金曜日までに畝を仕立て直し、週末に夏ダイコンの種を巻き付け、レースのカーテン地でトンネル栽培にしている。

 その後、ハヤトウリの芽が出たので、「庭のトイレ」の側で(アーチを立てて登らせて)育てることにした。そこで、遅霜を恐れ、霜よけカバーを被せて置いたのだが、半時間ほど目を放した(昼食で屋内に引き上げていた)間に、カバーがめくられハヤトウリがなくなっていた。

 「シマッタ」と思いながら側を見まわすと、ハヤトウリが落ちていた。拾い上げてみると、芽がなかった。しかし、サルだ、とすぐに解った。

 再度植え付け、トンネル栽培用アーチを2重にかまし、サルでは簡単にはめくれないようにした。ハヤトウリも、芽を出し直すかもしれない。

 「きっと、手負いだから、ウチでしか生きてゆけないのヨ」と妻は言うが、飼うような真似はしたくない。次週にも「庭のトイレ」の骨組みはでき、通電もする。

 

レース地をめくってギョッとさせられた

3日後に同じことが起こり

サルでは簡単にはめくれないように
 
 

 

 

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