何を思ったのか
 


 夜間照明があまり好きではない妻が、なぜか奇妙な行動に出た。ユズがたくさん採れたのがヒントになったのかもしれない。あるいは、ハクモクレンの剪定クスを生かしたかったのかもしれない。ユーティリティを片づけるだけでも大変なのに、デコレーションまでして、白灯油ストーブまで出し、寒い夜空に立ち向かった。

 でも、私にとっては1つのチャンスが巡ってきた。妻が、寒空で道行く人に温かいユズ湯を振舞っている間に、風呂焚きが出来た。結果は、「ありがとう」と素直だった。

 もう1つ、収穫がった。2人のアルバイト学生に、その気になればどこにでも、なんでも出来ることがある、と気づいてもらえれば、と思う。

 暑さ寒さなどの苦は、苦に入らない、とも気付いてほしい。苦にすべきは、こうしたたわいのない苦を避けようとして、人間は地球温暖化などを推し進め、生きとし生けるものを道連れにして、緩慢なる自殺行為をしていることだ。

 もう1つ、苦にすべきは、人間の軋轢だ。

 

                                                   photo by Kouta Zaiki


                                                     photo by Kouta Zaiki

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