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アイトワ循環図

 文化の試練と文明の誘惑 14/05/11

 半断食セミナーは5日(月)昼すぎに現地解散。網田さんの車で夕やみ迫るわが家まで送り届けてもらい、多様なアイトワの野菜を活かした夕食を皆で味わいました。その道中は、明日香村では十割そば屋、明日香村発掘資料館、その隣にあった農産品直売所(ここで個体廃毒)、そして橿原神宮に立ち寄り、次いで足を三輪神社に延ばした後、わが家を目指しています。

 この帰宅最初の食事時は、半断食セミナーの報告と網田さんの(哲範さん一家への素晴らしい)提案などに花が咲き、そのうえに、久しぶりの薪風呂に浸たってすっかり眠気に誘われています。ですから、留守中の郵便物やメールのチェックとか来訪者の話題などは翌朝回しになりました。

 翌朝、まずメールを開くと、佛大生グループ代表からの次回来訪予定日の打診、中国の娘・展さんから来訪都合の問い合わせ、そして過日訪ねてもらった岐阜の主婦から写真添付の礼状などが並んでいました。即刻展さんと佛大生グループ代表に返信。次いで郵便物にあったもう1人の岐阜の主婦からの便りなどに目を通していると展さんから電話。即日来訪が決まりました。

 翌水曜日の来客は2件。朝一番に橋本宙也夫妻を迎え、互いに目指すべき未来をカフェテラスで陽光を浴びながら展望しています。午後は日本人の母を持つ劉さん(翻訳家で、ほぼ子育てを済ませており、大学院生でもある)を迎え、工業文明人はこぞって文明体質から脱皮し、文化体制を敷く必要があると語ったり、庭を木陰伝いに巡ったりしています。

 庭仕事は、こうした来客などの合間を縫って励みました。まず明日香村で買い求めたキャベツなどの農産品の苗を植え付け、トンネル栽培に。次いで、菜花の跡の仕立て直し。畑の除草。妻も畑に出てきた6日の夕刻時は、哲範さんも交えて3人でブロッコリーやルッコラなどの跡を各1畝ずつ耕しました。翌日は、この3畝を施肥できる状態にまで仕立てたところで打ち切り、未花ちゃんの運転でHCや100円ショップなどに(妻は留守番)買い物に出かけています。

 半断食で7日間の留守をしましたが、庭の様子はほぼ私の連想通りでした。それは妻と哲範さんのおかげでしょう。哲ちゃんはコツコツと、目立たないところの世話をする人ですから、自然の驚異をほぼ期待通りに制御してくれたのでしょう。アッちゃんは忘れ物を多々していましたが、自分の花壇を自分なりに1つ仕上げていたことはほほえましかった。問題は、忘れていたことを指摘されたときの反応でした。素直に反省して、すぐさま手を着けられなかったことです。

 雲1つない快晴の木曜日から庭仕事のエンジン全開。徒長気味のエンドウの吊るし直し。囲炉裏場で鉈仕事(5束の薪と焚き火用のクズに選別・整理)。火曜日に耕した3畝の施肥と仕上げ。サクランボの木に防鳥ネット被せ。裏庭に回って昨年植えた2本のタラの苗木の1本の手入れ。下校した明範クンの観察。越境したハッピーへの教育。そして明範クンに説き教え、と続きました。

 金曜日は好天なのに、緊急の日帰り出張予定を入れており夕刻まで留守。日がある間に帰り着けたのですが、まず電気スクーターの2人の青年に唖然とさせられています。気を取り直して、庭に飛び出すと、哲範さんは庭の除草に当たっていました。まず、地植えにすべき3種の鉢植え植物を下ろし、その手で、明日香村で買い求めた赤い花が咲くユキノシタをやっと裏庭に植え付けています。明範さん一家が揃って買い物に出かけた後、妻は手掛けていた庭仕事を済ませてから家事に。私は、セカセカと動き回りながら日が落ちるのを待ち、念願の液肥まきを済ませました。

 週末は、当週記作りに随分時間を割いており、庭には3度に分けて出ています。午前は2時間余、その折に明範クンを褒めています。昼すぎに出たのは(お花の稽古で見えた)冨美男さんへの挨拶で。夕刻は4時から出て、コイモなどを植え付け、と夏野菜の支柱たての準備をしました。

 

ケシが美しい季節になっていました●。問題は、畑で共生させており、邪魔ところでも茂っていることです。花を咲かせるまで待ち、良い花と分かれば種を獲るために残し、さもなければ多くは抜き去ろうと思っています。

テーブルにはシュンギクの花が飾られ、アイトワの野菜は大皿にサラダと炒め物として盛られていました。スナップエンドウは初物でした。シュンギク、レタス、そして20日ダイコンはこの春に種をまいた分で、これも初収穫。ご飯はウコギ飯で、これも初物でした。

私には息子や娘、あるいは孫のように勝手に思っている人が幾人かいます。アメリカの娘、台湾の息子や孫、NZの孫、あるいは中国の娘・展さんなど。このたび、展さんが2人の子をもうけていわば里帰り。もちろん日本にも未花ちゃんを含め、娘や息子のように思っている人がいます。

橋本宙也夫妻と互いに目指すべき未来を語らいました。この一家が原発事故で放浪の身を余儀なくされた時に出会い、私たち夫婦は同じ文化圏の同志と見てとり、いわきの手作り拠点に泊めて貰ったりして、その観を一層深めました。このたび、未花ちゃん一家を紹介できました。


徒長を補正しました
エンドウマメの(光量不足を補うために伸びた)徒長を補正しました。ところが、その後の突風でこの通り、吊るし直しを否応なく迫られました。文化的な農法にとって、地球温暖化に伴う気象の急変はとても辛い仕打ちです。

突風でこの通り

吊るし直しを迫られました

この度は、防鳥ネット被せに哲範さんと取り組みましたが、2枚のネットを要し、2倍以上の手間を要しました。温室で育て、高価な商品にする農法を思い付いた人の気持ち(プレゼントプッシュ的採算性)がよく分かります。しかしそれは、フューチャープルから見ると地獄への道です。その手始めは雹(ヒョウ)などの被害でしょうし、挙句の果ては人類存亡です。


15分で生み出した初めての味

15分で生み出した初めての味

哲範さんに用意してもらった昼食
今週の美味は、妻が味噌をベースにありあわせのヤシを活かし15分で生み出した初めての味。未花ちゃんが焼いたスギナパンを活かした15分で生み出した初めての味、哲範さんに用意してもらった昼食、そして妻が用意した贅沢な朝食でした。贅沢とは、サラダにカニが使われていただけでなく、今の私の体には避けたほうがよい乳製品(ヨ−グルト)と体のためを思ってわざわざ焚いてもらった「カボチャと小豆の煮つけ」がついていたからです。
 

 

 

 

 

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