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 スダレ作りと自己満足 13/12/08

 「良い一日だった」と先週末を振り返りながら、好天の週初めを迎えました。日帰り小旅行の準備です。JR名古屋駅で伸幸さんの夫人、さちよさんと落合い、阿部ファミリー宅を訪ねる日になっていました。さちよさんはハーブに詳しく、庭の大改造中で、まもなくその構想が固まる段階です。そこで、阿部ファミリーの庭でもヒントを得てもらいたい、と思ったのです。

 阿部さんは2人のお嬢さんと最寄りの駅で迎えてくれました。小さな駅で挨拶を交わしていると、お嬢さんは父親の側に寄って来て手を握ったり、離れて階段をケンケンで降りたりしていました。そこから軽四輪で見晴らしが良くてゆるやかな坂道を走った先に、広い敷地と8つの手作り建屋が見え始めます。8つには、小さな温室、立派な氷室、そしてツリーハウスを加えています。

 先日、阿部ファミリーにわが家を訪ねてもらいましたが、その時のヒントが形になり始めていました。標高600mですから樹種などはやや異なるし、氷室のごとく見習いたい空間が随所にあります。しかし、自己責任の下に自己完結性を尊ぶ生き方を目指す点はアイトワと同じで、そのいたるところに、夫人の仁美さんの心意気と努力の跡がうかがえます。この日は、夕日や夜景も眺め、早めの夕食もご馳走になって辞しましたが、わが家には10時過ぎにたどり着けました。

 今週は外出があと半日ありました。それは火曜日午前中の通院です。残る5日はまるまる在宅でしたから、いつものように随所で「我流の心身統一策」を挟み込んで楽しんでいます。水島さんと月曜日に打ち合わせたり、水曜日はツバキを1本、プロに植えてもらったりしましたが、その後で。木曜日は歳時記の1つ、当年最後の入浴材・レモングラスを刻みましたが、その折に。あるいは金曜日に、アイトワ塾の幹事を迎えて向こう1年間の心構えを語りましたが、その前に、など。それは日常の「生活の営みをちょっと工夫して芸術化すること」で、いわば「自己満足」です。

 今週は多々こうした気分になれましたが、それは多分に、夫婦喧嘩という怪我の功名で、妻と波長が上手く合ったおかげ(?)です。その典型は、まず火曜日午後のことで、最も紅葉が見事になった庭に迎えた来客時です。次いで木曜日の朝から手掛けたスダレ編みでした。

 この時期は観光客でものすごく込み合い、アイトワは異常です。その最中に、2件の来客でした。まず年末に計画している旅行の打ち合わせです。夫婦付き合いしている多忙な友人と打ち合わせましたが、妻が工夫したサンドイッチがよかった。次いで瞳さんの案内で、柿渋染めの玄匠さんをお迎えした時です。幸いなことに、瞳さんのご主人が運転する車でお迎えできたことが大きかった。そして、スダレ編みは、ひとえに好天のおかげでした。いずれも自己満足が過ぎますが、まるで映画の1シーンのような、ゆったりとした空間になっていた、のではないでしょうか。

 玄匠さんは歌唱でも食べてゆく力をお持ちでした。その発声訓練の様子はすごかった。また、大手術の体験談もうかがえた。嬉々と手術に臨み、その録画をウキウキ観た様子にも心打たれました。妻の人形も見てもらえましたが、そのありようは常ならぬものを感じました。こうした一連の立ち居振る舞いに触れる内に、大学では後輩ですが、「先生」と呼び始めています。その気持ちは、瞳さんにも感じました。「自己満足の本質」を見抜かれてしまったようです。

 木曜日は、思うところがあって「スダレ編み」に朝から挑み、金曜日の昼までかかっています。まず、母が残した古スダレの分解から手をつけ、網田さんに届けてもらった中古の編み糸をほぐして編み駒に巻き付け、編み台を組み立てましたが、この時すでに日が落ちていました。

 他のトピックスは、妻と手を付けた串柿の用意と、ヒラタケ探しをかねた裏山の散歩です。運よく見つけたヒラタケのおかげでしょうか、アイトワ塾の幹事は大喜びでした。
 


いつでも活かせるようにビン詰めにしました

シカクマメの根の活かし方に挑戦
忙中に閑を見出したのでしょうか、熟れないままに冬を迎えたイチジクなどに急かされたのでしょうか、保存食造りにも妻は精を出していました。青いイチジクで甘露煮とジャムを作り、いただきものの「もってのほか(食用菊)」は、いつでも活かせるようにビン詰めにしました。シカクマメの根の活かし方にも挑戦しましたが、答えは来年に持ち越しです。


仁美さんの心意気と努力の跡

セミナーハウスなど手作りの出来栄え
この日は、氷室などだけでなく、初めて勝手口でも仁美さんの心意気と努力の跡を目の当たりにしました。また、セミナーハウスなど手作りの出来栄えだけでなく、夕日も眺めました。だからでしょうか、夕食の用意をしてもらっている間は庭に出て、夜景も眺めてみたくなっています。フローの生活ではなく,創造力を駆使したストックの生き方に心を打たれました。

セミナーハウスなど手作りの出来栄え

夕日

夜景

夜景

「タケの入り口」のアラ隠しが、また一つできました。丸見えの樋が、いずれ目立たないようにと願い、ツバキを1本プロに植えてもらったわけです。このぐらいの木であれば、生きている間に願ったように成長し、立派に役目を果たすことでしょう。


レモングラス,ミントとヤーコンの葉も刻みました

丁寧に束ねたレモングラス
レモングラスの収穫は歳時記の1つです。ついでにミントとヤーコンの葉も一緒に刻みました。レモングラスの葉は入浴剤には用いませんが、収穫が例年より遅れ分紅葉が進んでいましたから(堆肥の山には積まず)丁寧に束ね、自己満足しました。多分、妻も「綺麗!」と見てとり、リースにでも使う気になってくれるかもしれません。


例年より見事な紅葉

例年より見事な紅葉

ご主人と会えたのは2年ぶり
例年より見事な紅葉で雑踏する道でしたから、ケイタイで瞳さんのご主人が運転していたことを知り、ホッとしました。クライム(法律上の罪)を恐れず、シン(倫理上の罪)を恐れ、一方通行を無視する指示をしました。おかげで、観光客に迷惑をかけず済ませることができました。かくして、ご主人と会えたのは2年ぶりです。


渋柿

串柿にして軒先に吊るした
串柿の用意をするために(中国人観光客の目を引いた)渋柿のほんの一部を妻と2人で収穫し、夕食後、妻が皮むきをしている間の、私が竹串を作り、串柿にして軒先に吊るしました。

大喜び。キノコ博士のおかげで、私たちはヒラタケ探しができるようになりました。それは、形や色などの属性にまどわされず、シイイタケやナメコと同様にヒラタケの本質も見えるようになったおかげでしょう。こうした目を養うたびにちに景色の見え方まで変わるから不思議です。
 

 

 

 

 

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