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 旬の味と命の重さ 13/05/05

 快晴で明け、1時間もの彬さんの朝寝坊から始まった1週間です。でも、翌朝は早めに居間に現れましたし、その後は金曜日までなんとか時間励行で大活躍。まず調理釜を仕上る赤土の用意、「井戸枠花壇」の1つをローズマリー用に模様替え。そしてエンドウマメの蔓吊りから始動です。私は除草で始動し、先月の四国と九州の旅で生じた空白を、ほぼ火曜日までに埋めました。妻は、庭の山椒の花やフキを活かした塩こぶやキャラブキなどの佃煮作りの準備から始動でした。

 今週のトピックスは、9匹のイモリの新入り、気功整体師の来訪、2人の仏大生の立ち寄り、主治医の変更、師匠としてアイトワ塾生の網田さんを招待、簾で母屋を一新、佳菜子さんが友人と助っ人として来訪、が週初めの3日分でした。中日は、堆肥をもらうために亀岡の有機栽培農家を再訪、「ボウシネギ」など4つの愛称を選定。そして、後の3日間で、「銅葉」という総称を知り、一段と畑が夏らしくなり、週末に身予防美学の川上文子さんを迎えています。

 庭の除草は、妻が3回にわたって参戦してくれたこともあって随分きれいになりました。しかし、適期を失していますから、かなり種を落とさせたはずです。庭木の手入れでは、新しい果樹の整枝方法を採用しました。また庭木が1本増えました。デシオです。庭の構造については、「豪雨対策の大升」の周辺を整備し、植木鉢の養生場にしただけでなく、周辺に藍や琉球月見草の苗を植え付けています。また「温室の東面の改装プラン」を、彬さんの意見をヒントに固めており、その改装に要する切り石を「善は急げ」とばかりに、彬さんと買いに出かけています。

 野菜に関していえば、キャベツの苗を植え付け、エンドウマメは、稲わらを頼りに伸びていた蔓を彬さんが麻ひもで吊り上げました。苗床やポットにまいてあったスーヨーキュウリなどの芽が出し始め、今週はインゲン豆と2回目のシカクマメをまきました。彬さんが実験でプランターにまいたラディッシュなどの種はもとより、筒で育てるゴボウも発芽しました。しかし、とても冷える夜が続いていますから、初回のシカクマメやオクラは失敗するなど、被害も甚大です。

 ウコギ飯の季節に入り、初摘みのウコギで2度味わいました。それは、挿し木で増やした4本の苗木が大きくなったおかげです。今年は、いつ頃まで芽を摘み続けられるのか、試したく思っています。2度目のクコ飯も食べましたが、ウコギと違って新芽の軸が長けるのが早そうですしクセがありませんから、短期間にさまざまな用途を工夫して活かすことが大事、と思われます。

 この歳になって「ネギ坊主の軸葉」と「タマネギの葉」のおいしさに気付かされ、計画的に収穫し始めましたが、前者をわが家では「ボウシ(帽子)ネギ」と呼び、後者を(世間では葉タマネギ、若採りタマネギ、あるいは葉つきタマネギなどと称しているようですが)「ハトリ(葉採りタマネギ)」と呼ぶことにしました。要は、旬の楽しみが2つ増えたわけです。愛称に関して言えば、豪雨対策の大升を「コンクリプール(水溜め)」と、そしてオレンジ色の大きなプラスチック容器を埋めた水槽を「プラスチックプール」と呼ぶことになりました。

 ちなみに、プラスチックプールでは、いったん水を汲み出して井戸水で満たし直し、水草を補充した上で2匹の金魚を放しています。その金魚をやりくりする関係で、(切り石を買い求めに出たついでに)金魚の子どもを10匹買い求めましたが、金魚の命の軽重について奇妙な心境にされています。コンクリプールではボウフラがわき始めているのに入れずじまいです。

 やっと(霜が降りる心配がなくなったことを教える指標樹の)ナツメが新芽を出しました。早く夜分の冷え込みが終わってほしいものです。一度失敗したオクラなどだけでなく、ゴーヤやツルムサキの苗も買い求めましたし、もらったピーマンや大玉トマトの苗などが控えています。
 

伴さん一家のおかげで、9匹のイモリが仲間入りです。ハイキングの折に見つけたとかで、一家で訪ねてもらえました。いつしかわが家で(かつてのように)繁殖することを願っています。ちなみに、過日キノコの伏せ場で活かしたステンレスの水槽や、このたび「プラズチックプール」との愛称を生んだオレンジ色の容器は、伴さんが染工場を手仕舞いするときに譲り受けたものです。

ステンレスの水槽

オレンジ色の容器

気功整体師を迎え、彬さんを含めて3人が世話になりました。この人はかつて参加した(伊勢での)半断食道場の同室の仲間で、茨城県からみえた鈴木善博さんです。その技術や知識に感心せられましたが、現在はさらに「けいらく(経絡)」の追求や鍼灸にも傾注しているとかで、夕餉を共にしながら免疫力など自然治癒力の大切さなどいろんなことを学びました。

網田さんを(妻は義妹の願いをくんで)師匠として火曜日に招きました。この日は、佳菜子さんが友人の小谷さんと一緒に来てくれる日でしたから、この2人も(温室のガラス磨きの後で)研修に参加。佳菜子さんは「巻き簀」をつくって大喜び。夕食は、義妹が造った巻き簀を使って妻が巻き寿司を作り、7人で賑やかに食しました。

新しい果樹の整枝方法として石を活かす方法を思い出し、採用しました。これは養蜂の師匠志賀さんに学んだものです。かつて志賀さんのお宅を訪ねた折に、コンクリートブロックをぶら下げてクルミの木の整枝をしているところを見て「これだ!」と思ったことを思い出したわけです。これまでは、2本の竹を活かして整姿していました。

豪雨対策の大升を作り、その周辺を整備したことで、1つの楽しい部分を庭に追加できました。集中豪雨対策という機能上の意義と、それをキッカケにして(単なる水路に過ぎなかった死に場所を)鉢植え植物の養生場をつくれたわけです。もちろん、さまざまな植物(大柄になるアーティチョーク、三つ葉、冬は枯れて消える背が高いダチュラ、琉球月見草、そして藍など)の性質を活かした共生に配慮しています。

「ボウシねぎ」ト「ハトリ」という新語も誕生しました。これまで「ねぎボウズ」をてんぷらなどに生かしてきましたが、「ボウシねぎ」や「ハトリ」は、味噌汁の具や炒め物など用途を広げさせました。要は、ネギ坊主の軸葉とタマネギの葉が食材に加わり、新鮮さが売り物の旬の食材が2種増えたわけです。


ウコギ飯

マグロと庭の野菜のカルパッチョ

ラッキョのキッシュ
今週の美味は、ウコギ飯、マグロと庭の野菜のカルパッチョ、そしてラッキョのキッシュでした。ラッキョは、夏野菜の畝を増やす関係で掘り出した一株のラッキョを活かした即興料理です。ラッキョのキッシュに用いた皿は、陶芸家村山光生さんの作品です。この皿を眺めながら、「失敗は初挑戦で生じること。他の失敗と思っていることは、ほとんどが不注意」「たとえば」と、焼き上げ時に入るヒビの原因を説明してもらい「なるほど」と納得した時のことを思い出しました。
 

 

 

 

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