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 伊方、道後、そして徳島 13/03/31

 16日土曜日から9日間にわたって四国に出かけていました。1週間にわたった愛媛県の伊方で半断食の合宿に参加したあと、香川県に移動、2晩にわたって友人の世話になり、2日とも徳島県に出かけています。そこは亡き母の出生地です。その間に、わが家では、妻の教室展が終わり、ケンが春分の日(仏滅)にこの世を去り、春子のシイタケが干しあげられ、庭は春爛漫になっていました。そのうえに、トッテンさんの手になる近著と鶏の卵が、堀木エリ子さんから「生きる力」を記した本が、神戸の酒井さんからイカナゴの佃煮が、あるいは妻の知人からコウナゴの釜揚げやホタルイカなど海の幸が、それぞれ届けられたり送られたりしていました。

 四国の旅は、2人の友人と行動を共にしました。伊方ではマクロビアンの1週間にわたる合宿に参加したわけです。そのあと道後温泉で一休みし、香川に移動。まず鳴門で「大塚国際美術館」と「鳴門市ドイツ館」坂東のドイツ人俘虜収容所跡を訪れています。翌日は、ある用件で高松市のカトリック司教区の教会に立ち寄った上で「葉っぱビジネス」で知られる上勝町を目指しました。道中では無数の雛人形に迎えられ、上勝町では「月ケ谷温泉」で知られる山奥まで足を延ばし、帰路につきました。翌(月曜)日は、佛教大学の学生を迎える日でした。

 マクロビアンの合宿では、小さな無人島にわたり野生化したヤギの生息調査をした丹生谷さん、88歳の元気なご婦人、あるいはステージ4のガン患者など、印象深い人たちと出会いました。道後温泉では夏目漱石の書「則天去私」を、大塚国際美術館では「ゴーギャンの絵画」の陶板複製など数々の名画を、あるいは上勝町では「樫原の棚田」を観ています。その道中で、細くて急峻な道を8人乗りの大型乗用車で登っており、肝を冷やしています。運転がアイトワ塾生の網田さんでなければ、また4輪駆動車でなければ、きっと難儀していたことでしょう。

 帰宅してみると庭が一変していたわけです。それは、四国旅行でも同様で、往路では落葉した大小の木々ばかりに見えたのに、復路ではコブシ、モモ、レンギョウ、ユキヤナギ、あるいはサクラなどが咲き誇りはじめていました。その翌日、池田駿さんをリーダーとした8人の佛教大学生を迎えたのです。その中に2人の先輩が参加、とても嬉しかった。ホームセンターに就職が決まった宇田捷平さんと、前年度のリーダーで社会人2年目を迎える徳元英明さんで、宇田さんはイタリヤ旅行をしてきたとかでワインを、徳本さんはエビ煎餅を持参しくれました。

 なんとしても囲炉裏場は、彼らの手で仕上げてもらいたく思っています。一度先輩たちと「中締めの宴」を開いていますが、今のメンバーで仕上げてもらって「こけら落としの宴」を、と願っています。そこで、2人の先輩にはエルダーの苗木の記念植樹の後、囲炉裏場の南面に、4人の後輩には終始東面を仕上げる基礎作業に、そして2人の後輩には囲炉裏場からの眺望をさえぎっている竹の切り取り作業に携わってもらいました。私は、学生の作業に目配りしながら、風呂焚き場に薪を運び込んだり夏野菜の畝を耕したりして過ごし、終日庭仕事を楽しみました。

 その翌日からは庭で終日過ごせる日は望めませんでした。火曜日はある家族から夕餉に招かれていましたし、水曜日は大垣まで万感の思いで短大の新校舎落成記念式典に出かける予定や、夜にはアイトワ塾がありました。このある家族との夕餉では爽快な会話が弾み、目の前がパッと明るくなっています。アイトワ塾では網田さんが四国の旅のを思い出を得々と報告しました。

 本木曜日は雨が降り出しましたし、歯医者の予約が入っています。また、明日から九州の天草に出かけます。この時期は野草が次々と花を咲かせますし、水槽の水替えをする時期でもありますから、今夕までに寸暇や雨の合間を見つけては除草や水替えに励もうとしています。
 

伊方での合宿場所は四国の北西部にある半島にあって、常時風が吹いているような土地柄でした。快晴、風速30mの暴風、曇天、強い風雨、そして快晴と、日替わり天気の下で合宿は繰り広げられ、網田さんと私は、ロードワークでは88歳のご婦人のお供を決め込みに、助さん角さんのごとくに付き添い、終始楽しい話題に花を咲かせました。

高松の友人は2歳年上ですが、重度で深刻なガンとヘルペスから見事に復帰。それは家屋のいたるところに埋め込んだ大量の「太陽炭」の効能、半断食のごとき食養生、そして庭仕事が免疫力を高めたと見ており、庭を3倍近くに買い増し、庭仕事に励んでいました。「太陽炭」とは、おが屑を高圧で固めて高温で焼いた備長炭のごとき性能の炭のことです。

上勝町訪問では、道中では無数の雛人形に迎えられ、やがて桃源郷を連想したくなるほど桃やコブシなどが咲き誇りはじめた集落にたどり着きました。そこからさらに奥をめざし、「樫原の棚田」を経て映画『人生、いろどり』で紹介された食堂で昼食をとり、しばし休憩しています。


27年前から始まったという「葉っぱビジネス」の実状よりも、この地域での「34分類のゴミの分別」に感心しました。99年ごろ「野焼きをやめよう」との声、2001年ダイオキシン問題で焼却炉を廃棄している。ちなみに「葉っぱビジネス」は3〜4年前のピーク2.6億円から、現在は年商2億円とかですが、工業社会に翻弄されているかのように見受け、私の目から見ると気の毒に思われました。

トッテンさんの手になる近著と鶏の産み立ての卵。夫人の里美さんに、妻の教室展会場まで届けてもらいました。あいにく私は四国で半断食の最中で、卵かけご飯の味はお預けでした。その後、鶏は順調に産卵中とのことですから、近く味わえそうに思っています。この近著は待草旅行に持参します。

「なんと」と言いたくなるほどバランスの良い位置に調理ストーブの煙突が立っていました。アイトワの夏休み期間中に、隣に積み上げてある薪を取り除いて、仕上げ作業に当たる予定です。土壁が塗れていない部分に土を塗りこめ、乾かしたうえで、2度塗りをして仕上げるわけです。

8人の学生は囲炉裏場のかさあげ作業の仕上げに取り掛かりました。5月中には仕上げてもらいたく思っています。溜まっていた剪定屑で焚火もして、徳島自慢のサツマイモ「鳴門金時」を焼き上げ、味わってもらいました。もちろん、未来は現在の延長線上にはなく、その来るべき時代にたいして希望を抱いてもらうことが私の願いです。
 

 

 

 

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