アイトワのホームページ
アイトワ循環図

 「いきもの」の尊厳とはかなさ 13/03/17

 シダレウメは週始めからほころんでいますし、クリスマスローズが満開で、一帯は6時半には明け、夕刻6時半まで12時間も明るい季節になりました。にもかかわらず今週は、月曜日から連日、来客、通院、あるいは外出などと十幾つもの予定が入っており、終日庭仕事に没頭できた日は1日もありません。しかし、水島さんと中原彬さんが、それぞれ延べ2日余にわたって来てくれましたから、庭仕事は思いのほかはかどりました。

 まず喫茶店周りがきれいに片付きました。書生が、半地下のテラスに持ち込んであった耐火煉瓦を一輪車で運び出し、囲炉裏場に移動させました。次いで水島さんが、門扉から丸見えのところに置いてあった治水工事用のブロックや砂を移動させました。私は、花をつけ始めたネモフィラや一輪咲きのヒヤシンスなどの鉢植えをデヴューさせ、門扉周りに飾りつけたのです。

 水島さんは次いで、調理釜の煙突を付ける工事に手を付け、喫茶店が休みの火曜日に、コンクリートの分厚い壁に穴を開けました。また週末までに、治水工事の要である集水プールの姿をあらわにしてくれました。中原さんは、1泊2日で来る日を1日間違って来宅し、大活躍でした。集中豪雨時に山手から流れ込む水を遮る治水工事を完成させ、次いで囲炉裏場にたまっていた薪を束ねるなどして片づけ、さらに夏野菜用の畝の準備にも手を付けてくれました。

 もちろん私も、こま切れの時間を活かして、一人でリンゴの木やアマリリスなど冬越しした鉢の残り分に手を入れたり、ハコベやホトケノザなど畑で花を咲かせ始めた野草の除草に取り組んだり、冬野菜を収穫し終えた後の畝を仕立て直したり、山手から流れ込む水に備えた水路の掃除をしたり、あるいは水島さんが「余った」というセメントを活かす作業を当たったりしました。

 妻は、14日から4日間にわたって開催する教室展の準備で始まり、教室展のアテンドで終わったようなものです。もちろんケンの世話をふくむ主婦業でもキリキリ舞いでした。青森から通い始めて17年目になる生徒の工藤さんに、もし泊まり込んで手伝ってもらえていなければパンクしていたことでしょう。中原さんにも風呂焚きや野菜の収穫なども手伝ってもらっていました。

 通院は病院と歯科医でしたが、病院の定期異動で主治医が変わることになり、引継ぎの関係もあって半日仕事になりました。外出は13日水曜日終日のことです。用件はリクチュール企画で、ある大学と専門学校を訪れたあと、ある大学教員と夕食をとりながら面談しています。

 この間に、生きる自信を積み増せた、と感じるほどの嬉しさを噛みしめていた矢先に、言葉を失うほど悲しいこともありました。前者は、日本ミツバチの師匠に我流の給餌装置を褒められたことです。先週、私はミツバチの給餌装置を作っていますが、師匠に「完璧」とのお褒めのメールをもらったのです。これが無性に嬉しかった。師匠の助言を胸に秘めていたとはいえ我流でつくった給餌装置です。野生の「いきもの」と心を通わしえたような気分になり、「ほっと」胸をなでおろしたくなった次第です。後者は、娘のように思っている未花ちゃんから唐突に知らされたお母さんの早すぎる訃報でした。私は一緒に出かけた大垣市派遣のアメリカ環境優良企業視察の旅を、妻は一緒に人形づくりをした日々を思い出しながら悲しみに耐えました。

 今週最初の来客は、ルーチンワークの後藤さんを除くと、橋本宙八夫妻でした。このお二人は5人の子どもに恵まれており、見事に育てられています。いずれもお二人で、あるいはちあき夫人が独力で出産し、育児されており、そこに私たち夫婦は「いきもの」としての尊厳を感じさせられています。最後の来客は網田さんでした。一緒に妻の教室展を覗いた後、一緒に帰宅し、妻が用意してあったオデンで一献傾けながら、妻の帰りを待っています。

 


フフキノトウを妻がたくさん摘んだ

焚火で燃やす剪定クズ
日曜日は、庭に出ようとした矢先に雨が降り出し、逆にあわてて庭に飛び出し、身の程(心臓欠陥)を思い知らされています。動悸です。好天が続くものと期待して、焚火で燃やす剪定クズ、薪、あるいは赤土などを乾かしていましたから、ブルーシートを被せに走ったのです。

門扉周りがきれいに片付きました。また、鉢植えの土替えがほぼ終わりました。


水工事の要となる集水プール


様々な工夫を凝らしています
治水工事の要となる集水プールが、ほぼ姿をあらわにしました。水島さんは、父親の趣味である淡水魚の飼育装置を思い出しながら、様々な工夫を凝らしています。

この間に、懸案の難問も片づけています。それは井戸にハッチを設ける工事です。次の集中豪雨がその答えを出しますが、もしこれが成功であれば「案ずるより産むがやすし」の好例です。場合によっては、力学的(電動の自動排水装置に頼らず)に問題を解消できるかもしれません。

山手から流れ込む雨水を遮るミニ堤防がほぼ完成です。かねてから設けてあった水路に沿ってこの堤防を築いていますが、後日水路の泥上げをして、この堤防に被せて補強する予定です。

教室展の、この度のテーマが「自然豊かな環境で人形創りができる幸せ」だ、と聞かされた時は「どうなることやら」と思いましたが、なかなかの盛況でした。このテーマに決めたいきさつを妻はパネルにしていました。今週の美味は、金曜日のピクニック気分の昼食でした。教室展で留守にした関係で、妻が用意した2人の来客用と中原さんの弁当を4人で開きました。


越冬中の夏虫を屋内に連れ込んだようなことになっていますが、元気にしています。ある時は生ごみの篭の中で、あるときは日の当たる縁側で、とあちらこちらに移動しています。妻が「こんなところに」と叫んだ日は、なぜか塩気が残っている鉢の中に入って、塩水にい口を寄せていました。
 

 

 

 

inserted by FC2 system