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アイトワ循環図

 百姓と自己責任 13/03/03

 週初めは、陽が射しているのに雪が舞う冬の京都らしい日和でした。また、来客が重なりましたし、前日の疲れも残っていました。ですから、もっぱら屋内で過ごし、読書、アイトワ塾の合宿時に学んだことの復習、紙誌の切り抜きの整理、あるいは旅行の準備などに当てました。上記の「読書」と「合宿時の復習」、そして「来客」の1人と「旅行の準備」は同一案件です。前者は、合宿で知った「百姓」と「水飲み(農民)」の違いに想いを馳せたり『鉄砲を捨てた日本人』という本を読み始めたりしたことです。後者は、身予防美学の川上さんを迎え、薪ストーブで暖を取りながら、妻の意見も入れて、ある旅行プランを練ったことです。

 かく日曜日は体力回復の日にしました。翌月曜日に、佛教大学の学生を予定通り7人迎えました。また水島さんにも来てもらえ、終日庭仕事に励みました。この日の学生と水島さんの作業は似ており、相乗効果大でした。水島さんは大きな集水桝(治水工事の1つ)の基礎をセメントで固めました。6人の元気な学生は、水島さんの作業を横目で見ながら、次の2つの作業をやりとげました。「大きな穴掘り」と「セメントを練って型枠に流し込む作業」です。なお、学生の1人(リーダーの池澤さん)は、あばら骨を痛めていました。そこで、イモを焼く焚火係になってもらい、杉の落ち枝拾いや落ち葉かきの仕事を追加して受け持ってもらいました。

 まず、7人の学生を迎えたときに、水島さんが手掛けた3つの治水工事を見て回り、それぞれの狙いを説明しました。同時に、カマキリが高いところに卵を産み付けていたことも見てもらい、古人の言い伝えも説明しました。それは、学生が、将来住処を見定める折の参考にしてくれることを期待してのことです。ですから、2度のお茶と昼食の時間も、水島さんも交えて9人で一緒にとり、これから迎えようとしている社会について語りあっています。実は夜に、父の20回目の命日であったと妻から教えられ、なぜかよい供養をした日であったように感じています。

 火曜日は好天。妻も忙中暇(来月中旬の教室展の追い込み中)を見出し、庭仕事に参加。除草やネモフィラとかスノーボールなどの苗を植え付け、よき充電をしたようです。私は翌27日にかけての2日がかりで、エルダーの苗木とアーティチョークの苗の植え付け、2つのアーチ造りの下準備をし、島津鉢の六甲桜草を植え替え、さらに夏野菜の畝づくりを兼ねた畑地のデザイン変更(このたびの工事に伴ういわば附帯工事)にまで手を広げています。

 木曜日の好天は春の陽気になり、フクジュソウ、オオイヌノフグリ、あるいはサフランなどが咲き始めました。実は、腰痛が出ていたのですが、朝食をすませると庭に飛び出しています。なあぜなら翌金曜日は午後から雨との予報でしたし、来客予定が2件入っていたからです。また無性に、農道でセメントを固める作業をしたかったし、野バラのアーチを完成させたかったのです。この途中で、妻から教室展で用いるリュウノヒゲを掘り出してほしいと頼まれています。

 金曜日は、曇天でしたが庭に飛び出し、数本の木を切り取る下ごしらえ(下枝はらい)をしました。そのうえで、友人夫妻(東トルコ旅行で仲良くなった)を11時に迎えたり、夕刻から企業経営者の深刻な相談ごとに応じたりしました。土曜日は雪まじりの曇天でしたが、この日手に入った新エンジンソーを駆使して書生が大活躍。前日枝はらいしておいた数本の木をすべて切り取り、玉切りまでしてくれました。私は月曜日に学生が切り取った竹の整理をしました。

 今週は他に、妻が考案した「ケンの尿瓶(しびん)」に驚かされたり、葉子さんの案内で立ち寄ってもらえたドイツ人夫妻と楽しい会話を交わしたり、新聞紙上で知った朴槿恵新大統領の考え方憲法学者の長谷部恭男さんの意見に共感を覚えたりしています。
 

 

学生が手掛けた大きな穴掘りは、まるで風呂の湯船のようなプラスチック容器を埋め込む作業でした。この容器には雨水をため、水生植物の住処にしたうえで金魚などの魚と水生昆虫の憩いの場にしたく思っています。この穴掘り作業で、学生は「案ずるより生むがやすし」を学んだはずです。なお、この作業で出た土は、別の治水工事の現場に運んでもらいました。

セメントを練って型枠に流し込む作業は、囲炉裏場の南面に設ける排水溝を、より恒久的にする作業です。先の穴掘りとこの工事を、6人の学生は交代して、両方を経験していました。囲炉裏場の東面にある階段状の土手作りが完成すれば、311(東日本大震災)をきっかけにして始めたわが家の防災対策の1つは完成します。佛教大学の学生の助力で完成させたく願い、2年がかりになりました。この日は、余勢を借りて10本余の竹の切り取りもしてもらっています。

囲炉裏場はいったん片付きましたから、お茶や食事の時間は水島さんも交えて9人一緒にできました。この311を契機に手を付けた工事は、囲炉裏場の地盤を20cmほどかさ上げし、南、西、そして北の3面に排水設備を施し、大雨時にも水が流れ込まないようにするものです。この夏にはここでテントを張れるかもしれません。

 
その後の大雨で囲炉裏場だけでなく庭全体の治水工事が必要と分かりました。その1つが畑の中央に2本の太いパイプを埋め込む。その2本のパイプの上を一輪車用の恒久的な農道にして、スコップや備中鍬などでパイプを傷つけずに済ませるようにしたわけです。ですから、この新たな農道に沿って畝を仕立て直す必要性も生じました。この作業は、冬野菜から夏野菜の畝に仕立て直す段階で順次手を付けたく思っています。

島津鉢で育ててきた六甲桜草の土替えをました。アイトワでは古い土を捨てずにリサイクルして再生していますし、古い苗を掃除して植え替えますから結構面倒な作業はです。ですから途中で、古い土を捨て、新たな用土と苗を買ってきて植え込めば半時間で済んでいたのに、と苦笑しています。

マヨネーズの容器を活かして妻が創出したケンの尿瓶。これが大成功と分かった時に、妻はハレバレした笑顔を見せました。Selfesteemの方の自尊心を感じたのでしょう。これまでは、尿で濡れた使い捨てオシメをゴミとして大量に出すことに罪悪感を抱いていたようです。いかにも焼却処分しにくそうに見えるからです。この尿瓶を日に3度取り替えています。


野ばらを残したくて、2つ目のアーチを設置

農道でセメントを固める作業は、一輪車で荷物を運び易くよくするために、あるいは地下に埋めたプラスチックパイプを後日スコップなどで傷つけないために施しました。その後で、きれいな野ばらを残したくて、2つ目のアーチを設置しました。このアーチの脚の反対側から、自生のビナンカズラを登らせようと思っています。
 

 

 

 

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