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 治水、再会、そして犬歯 13/02/10

 寒肥やりという庭仕事が忙しい季節なのに、先週金曜日の未明から下痢に襲われ、気力が湧かず、ふがいなく日々を送りました。腹痛を伴わず、前日飲んだ便通をよくするお茶の効果が表れたものと思いこみ、当初はとても喜んでいたのに、下痢が4日も続いてしまたのです。

 その最中の日曜日、好天でしたが庭に出ていません。大勢の学生を迎える翌日にそなえたのに、夜半から雨になり、月曜日は雨の合間の庭仕事になりました。多くの時間はワークショップで、薪ストーブで暖を取りながらの歓談でしたが、3つ目の排水工事に手を付けてもらい、別れ際にピザ窯の天板を土台の上に、ジャッキを用いず、若者の人力だけで乗せてもらえました。

 3つ目の排水工事とは、4つの治水対策の一環で、畑の冠水を防ぐ工事ですが、同時にそれがカフェテラス(サンクンガーデン)に降る集中豪雨の水の引きをよくします。この他に、樋(とい)や排水パイプの処理能力を超えた雨水の処理と、わが家の敷地外から流れ込む雨水の処理が不可欠になったわけです。これら3つの排水工事に加え、今週は井戸対策にも手を付けました。

 火曜日は曇天でしたが、再度木曜日に学生を迎える予定でしたから、ウォーミングアップの1日にしました。終日、軽い仕事で体を慣らすことにしたのです。ところが失敗でした。しゃがみ込んでタマネギやキャベツなどの草を抜いたのはまだしも、それらが肥料を求めていることが分かり、肥しを入れた重いバケツをぶら下げて畝間の狭い道を歩き回り、ついにアスパラガスやニラの畝にまで寒肥をやって回ってしまったのです。しかも、温室に避難しているランタナやハイビスカスなどの整枝で一息入れ、再び寒風が吹く畑に出て、少し大がかりな野菜の収穫までしたのです。なんと、その夜半に、痙攣と動悸で目が覚めてしまい、妻にも迷惑をかけました。

 そのおかげでしょうか。翌朝は寝過ごしましたが、3つの喜びを噛みしめています。まず目覚めることができた喜び。次いで、良いことをしておいたとの満足感。最後は、前夜もらったクロワッサンなど美味しいパンを味わえたことです。良いこととは、この冬は野菜の出来がとても悪く、北国などでは野菜不足ではないか、と勝手に思い、野菜を送ったことです。

 水曜日は「性懲りもなく」と妻に叱られましたが、ウルシの剪定から手を付け、午後は翌日の学生に備えたのです。この間に、水島さんには、いつでもピザ窯を築けるように天板を固定してもらったり、電気工事の中尾さんと井戸の異常増水対策に手を付けてもらったりしています。

 いよいよ木曜です。男女2人の学生と書生が水島さんに加勢。この4人で畑の中央に幅50cm×長さ25mの溝を掘り上げ、排水パイプの敷設作業に当たりました。私はもっぱらこの4人の仕事がはかどるように補助作業に終始。焚火を始めると、これも引き継いでくれました。昼前から冨美男さんにも訪ねてもらい、玉神木の大胆な剪定をはじめ、ロウバイ、ミツマタ、あるいはアケビなどを剪定してもらいました。昼食は、囲炉裏場に組み立て式丸テーブルを用意し、水島さんにも加わってもらい、久しぶりに妻も交えて7人で歓談しながらとりました。

 金曜日は、陽が射しているのに雪が舞う冷たい日でしたが、嬉しい電話から始まり、年相応(?)の自覚で終わりました。前夜、ある「見事な生涯」を書生に紹介したくて2冊の本を取り出しましたが、その人のご夫人から「京都に来ている」と知らされたのです。予期せぬ再会。そのウキウキした気分が駆り立てた「薪置き場の1つ」の積み直し。第2次エンドウマメの畝作り。鼻水。微熱。妻の説教を聴きながらの夕食。入浴。そしてスルメで熱燗、と続きました。問題はその時でした。ポロッとト犬歯が割れたのです。「食べおさめね」と妻は残り少ないスルメを取り上げました。週末は、今年最初の雪景色をめでながら寝て過ごすことにあいなりました。
 


学生と書生が天板を土台の上に乗せて

 ジャッキを用いセメントや煉瓦などで固定した
ピザ釜をいつでも築けるように、天板を固定しました。まず松尾素直さんはじめ4人の学生と書生に力ずくで天板を土台の上に乗せておいてもらうと、水島さんが翌日、ジャッキを用いてセメントや煉瓦などで固定してくれました。釜を築くのは。陶芸家を迎える15日を予定しています。


パイプを埋め込む溝掘り
 
パイプを埋め込む溝掘り
畑の冠水を防ぎ、それが同時にカフェテラス(サンクンガーデン)に降った雨水の引きをよくする排水対策の始まりです。まず、4人の学生と書生の手で月曜日にパイプを埋め込む溝掘りから手を付けもらい、木曜日に2人の学生と書生が水島さんに加勢し、溝掘りを完成させ、水島さんはパイプの埋め込み作業を金曜日に仕上げました。

パイプの埋め込み作業

 金曜日に仕上げました


木曜日の昼食
 
冨美男さんはロウバイの剪定
木曜日の昼食は、水島さん、書生、冨美男さん、再来した松尾さん、高本佳菜子さん、そして妻を交えた7人で。この後、冨美男さんはロウバイの剪定に、佳菜子さんは焚火の世話に、松尾さんと書生は排水溝の掘削に、そして水島さんは掘られた排水溝にパイプを敷設する作業にあたっています。

佳菜子さんは焚火の世話

 パイプを敷設する作業


アンコウ料理
 
アンコウ料理
アンコウ料理を楽しんだ。先週の出張からの帰路、同道の書生は珍しいパンやハートオブアーティチョークなど洒落た品物を扱う店に案内してくれました。今週書生は日帰りで出かけましたが、その店でクロワッサンまで買い求めて来てくれました。おかげで、久方ぶりに美味しいクロワッサンにありつけましたし、久方ぶりに昼もパン食を楽しみました。

ハートオブアーティチョーク

 美味しいクロワッサン

こんな偶然があっていいのか、と飛び上がりたくなった住吉政子さんとの再会、友人連れでした。ご主人(『林間暖酒』の作者)と勤め先が一緒であったというご友人と、「家も近所だし、別荘も近くだったの。しかも」と偶然の話が続きました。


不揃いな薪が多い

積み直すのが大変でした
薪置き場の1つが、地盤沈下で傾いていました。喫茶店のピクチャーウインドウの外部横に設置した薪置き棚でのことです。積み直しを思い立ったのですが、金曜日の半日仕事になりました。ストーブ用に備蓄した薪ですから、樹種だけでなく不揃いな薪が多いので、とりわけ積み直すのが大変でした。


ケンの食欲が戻りました

鳴きやんだと思ったら眠りこけています
おかげさまで、ケンの食欲が戻りました。腹が空いたといって鳴き、オシメが濡れたといって鳴き、鳴きやんだと思ったら眠りこけています。母は主治医から「もって2〜3日」との最後通告からなお45日も頑張りましたが、妻に「同じことを繰り返させたくない」と、ポロッと犬歯が割れたときに思いました。せめて母やケンと同様に、意識だけは保ちたいものです。
 

 

 

 

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