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 相対と絶対 13/01/06

 ありがたい元旦になり、妻は大喜びでした。結婚来初めて、元日に朝寝坊ができたのです。それは火曜日であったことと、前夜私が4時頃まで寝付けなかったことが関係しています。27年前にアイトワの看板を上げ、妻は人形工房に併設した喫茶店を、定休日の火曜日以外は元日も開けてきました。それ以前は隣に住む両親の手前か、朝寝をしていません。

 いつものように2人で神棚に手を合わせ、仏壇で挨拶をしたのは8時半。書生は1週間にわたって里帰りです。次いで元旦の祝をすませ、時計を見ると早10時過ぎ。もちろん、朝寝坊だけが良かったわけではなく、また、よかったことばかりでもありません。よかったことは、大晦日と元日に予期せぬ贈りものに恵まれたことや、昼間のTVで『モダンタイムス』を観たことです。よくなかったことは、前夜私が4時頃まで寝付けなかった理由と、鼻風邪を引いたこと、視るに見かねた紅白歌合戦が日本のアパレル業界の沈滞を思いださせたこと、そして、後藤さんを元日早々から煩わせたことです。

 予期せぬ贈りものの1つは、商社時代の先輩夫人からの「いわば近況報告」でした。この夫人との付き合いは、その夫の死後、「その足跡」をめぐる過程でわが家を訪ねてもらった時から始まっています。その後、夫人は心身両面で死を覚悟する日々を過ごされますが、やがて私たち夫婦のあこがれの人になり、今や生きる励みのお一人です。

 元日は年賀状の整理に夜までかかっています。それは、年末に計6日も鹿児島旅行に費やしており、その後、しめ縄づくりなど年末の作業や庭仕事に追われたせいです。しかも、宛名を印刷する機械が元日に作動せず、後藤さんを煩わせたわけです。そのおかげ、と言ってよいのでしょうか、NZでの思い出を振り返っており、加齢対策の1つを構想しています。それは、年賀状やしめ縄づくりのありようなどを再考し、ボケや寝たきりにならない努力を優先することにしたわけです。それは、生きる絶対条件でもある食べ物や燃料などの自給率を上げたり、死ぬまで維持したりする努力を怠らない決意です。

 ですから、2日からケンに風呂を使わせた妻を褒めながら、アンカの電気を昼間も切っていなかたことを「相対と絶対を峻別しよう」と叱っています。また、私は2日から妻の意に反して庭に出て、遅ればせながらニンニクを植え付けたり、刈り取ったあとのレモンバームの6つの鉢を温室に取り込んだりしました。妻は、「元日は、掃除もしてはいけないようヨ」などと、私が3ケ日を家の中でのんどり過ごすことを望んでいます。

 妻に逆らったおかげでしょうか、鼻風邪は治っていました。5時前に目覚めた3日朝のことです。それは妻が加湿器を出してくれたおかげか、採りたての無農薬有機野菜を沢山食したおかげかも知れません。鼻風邪の朝もパンツ1つの冷水洗顔を欠かしていません。朝焼けが美しく、澄し雑煮に使うコマツナを採りに出ると、畑 がコチコチに凍っていました。冬野菜がひときわ美味しくなる季節です。この日から庭仕事を本格化し、囲炉裏場の排水溝を整備しました。その最中に、たくましくしくなった夢ちゃんが訪ねてくれました。

 今年初の雪がパラついた4日は、風除室沿いにあるビオトープと土手の掃除に手を付けました。そして週末の5日、私がダブルブッキングを犯していた日を迎えました。アイトワ塾の新年会の日であることを忘れて、彬さんと佳菜子さんを迎える日に選んでいた日です。そこで急遽、この2人を参加資格十分のゲストに仕立てあげ、より有意義な新年会にする構想です。11時まで5時間も賑わい、遠方の4人に泊まってもらいました。
 


仕上げは屋内で夕刻に取り掛かり

  

   
しめ縄づくりは、雨の30日に伴さん一家4人を招いて始め、私は17本の縄をなえただけでしたが、安倍川餅といなり寿司の昼食をもって切り上げました。仕上げは屋内で夕刻に取り掛かり、16本の縄で8つのしめ縄をつくり、残した1本で新デザインを試みました。これまで通りに6つを6軒に配り、新デザインは居宅の玄関に用いました。

大晦日は、辰年を飾ったさまざまなものと、巳年のシンボルを入れ替えもしています。お役を果たした辰年のシンボルは、本年最初の焚き火の折に、感謝の念を込めて焼くつもりです。もちろん、この場合も、この庭で燃やしたくないものは厳密に分別します。こうした注意の心が、ボケ防止と関係があるように思っているのです。


 

先輩夫人からの「近況報告」
年賀状で暮れた元日でしたが、知りたかった健在の様子、創造力の触発、あるいは意志表明などを明確に感じられたときは「ありがたいなア」と感謝しました。とりわけ商社時代の先輩夫人からの「近況報告」はありがたかった。逆に「出す」から「もらう」といった相手にも負担をかけているような分は「ひかえなくては」と思いました。


朝焼けが美しい

水鉢に分厚い氷が張った
朝焼けが美しくて、水鉢に分厚い氷が張っていた3日に、囲炉裏場の排水口とその周辺の整備をしました。佛教大学の学生が次回来てくれる前に仕上げておき、自分たちの基礎作業の意義と、完成時の姿を想像する力や喜びを身につけてもらいたく思っています。

自分たちの基礎作業の意義

囲炉裏場の排水口とその周辺の整備をした

「出かける前の写真です」といって、留学先から一時帰省した夢人くんが訪ねてくれました。彼は母親のお腹にいた時からアイトワのお客さんです。金太は13年の付き合いで、愛宕山に登ったのも、保津川でボートから飛び出して犬かきをしたのも、相手は夢ちゃんです。「九州までヒッチハイクしてきました」と、一層逞しくなったイました。


before

after
昨年は風除室横のビオトープの手入れを怠たり、ミゾソバを随分茂らせ、種を落ばらまかせました。抜き取るために、夏場に2回、各15分ほどの時間と労力を割いておけばよかったのに、と反省です。この失敗の埋め合わせに、数年にわたって延べ数時間は要するでしょう。問題は、ボケ防止の特効薬と思っている。

3日の夕刻は部屋いっぱいにショウガの香りが漂いました。思ったより沢山収穫できたショウガの生かし方に妻は挑戦で、いまだ乾燥の段階です。同時に、ニンニクの生かし方にも挑戦し、いわばピクルスを作りまいた。その「御味のほどは、これから」です。
 

 

 

 

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