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ケンさまと不全の船 12/10/07

  台風17号対策から始まった1週間でした。雨が降り出す前に、温室の戸締りから手を付け、庭まわりの打つべき手を打ちました。脚立など背が高くて倒れそうなものは倒しておき、薪や灰など濡れては困るものは野小屋に避難させ、1週間ぐらいは風呂が焚けるように乾いた薪を焚き口に補充するなどしておくわけです。戸締りなどは妻の担当です。

 今週から、私は、地下足袋をやめて長靴にはき替えました。アセモ対策の布を首に巻かなくなりました。妻は、長老の愛犬を「ケンさま」と呼び始めました。水を飲みたくなっただけで「ワン」「ワン」と吠えて、妻を呼ぶような体になったからです。

 台風は関西をそれましたが、風はそれなりに吹いたようだ、と月曜日の朝に知りました。枯れ枝や落ち葉が庭に散乱し、畑ではヘチマの棚だけでなく、背が高い農作物や花卉が倒れていたからです。実は、1日の月曜は、昼前から2泊3日の出張予定が入っていました。そこで、出かける前に、倒れた作物などは立て、目立つところに落ちた枯れ枝は拾い集めておきました。あとは妻が、ブロアーを駆使して綺麗に仕上げ、人形教室の生徒さんや喫茶店のお客さんを迎えるわけです。雨は空バケツに100mmあまり溜まっていました。

 出張では、何とも楽しくて不思議な体験をしました。エステティシャンとして世界1に輝いた人のプレゼンテーションに「スゴい!」と感心したり、ヒトの究明に傾注する鍼灸師の加療に得心したりする機会に恵まれたのです。両者は、人を「カラダ」と「ココロ」の側面にとどめず、科学的には未解明な部分にまで配慮し、真の健康状態を維持する術や技を実証してみせたのです。もちろん出張の主目的は、大事な会議や勉強会に参加することでしたが、私の老体にとって鍼灸医はこのうえない清涼剤、と感謝しました。

 庭仕事に関していえば、集中的に取り組めたのは木曜日と、金曜日の午前中と夕刻に限られました。金曜日の午後は(出張中に電話で知らされ)急遽通院に割きました。週末は、ある花道の発表会に参加することになっていました。通院は、過日の24時間検査の結果です。要は、不全の船に私は乗り合わせているわけです。とはいえ、私には船にたどり着かせたく思っている目標がありますから、緊急薬の携帯を妥協するなどして、まっとうさせたく思います。不全の船を心配するあまりに、船主の願いを犠牲にしたくないのです。もちろん、帰宅した夜に1葉のハガキに接しており、妻の心境を大切にしたく思います。

 木曜日は、朝一番から庭に飛び出し、倒れたヘチマの棚の解体にとりかかり、その跡を畝に仕立て直し始めています。秋に排水工事を控えており、畑の面積が大幅に少なくなっているのです。トマトの畝は、妻が「まだ収穫したいから、残しておいて欲しい」と言いますし、あとは収穫中の夏野菜と、冬野菜のためにすでに使用済みです。なんとか日が落ちるまでに、コマツナとホウレンソウの種をまく畝を掘り返すことができました。

 金曜日も朝一番から飛び出し、前日掘り返した畝に腐葉土や有機肥料を鋤き込んで仕立て上げ、2種の種をまき、さらにチマサンチェの種を苗鉢にまきました。通院は、妻の運転で連れて行かれましたが、その後も野良着に着替えなおし、庭に飛び出しています。縦横無尽にはびこったカボチャのツルを刈り取ったうえで、庭の奥の方に散らかっていた落枝を片付けたわけです。また、囲炉裏場が半ば枯れ枝などで埋まってしまいました。

 それはともかく、この夏は酷暑だったし、残暑も厳しかったにもかかわらず、冬野菜が無事に育ちつつあります。それは初めて試みた苗作りが功を奏した、と見てよいでしょう。
 


花卉が倒れていました

野菜や花卉を立て直し

ヘチマの棚が崩れ
ヘチマの棚が崩れ、背が高いオクラやエゴマなどの野菜、あるいはヒマワリやチュウゴクホウセンカなどの花卉が倒れていました。ヘチマの棚は後日にまわし、取り急ぎ30本あまりの野菜や花卉を立て直し、目立ったところの落ち枝を片付け、昼前から出張に飛び出しました。花壇に見立てた排水桝に載せている植木鉢も再び上げておきました。


解体に手こずりました

9本も成熟させていた

ヘチマ水を採り
倒れたヘチマの棚の解体に手こずりました。なんと、ヘチマを採り忘れ、9本も成熟させていたのです。重いのは1本で2.2kgもありましたから、ツルの重さまで加えると、ゆうに30kgは棚に載せていたわけです。ヘチマ水を採りながら、「タンのつまりし」啄木に思いを馳せています。

晩稲(おくて)のトマトが最盛期に入りました。5本中4本がチェリートマトです。やや酸っぱめですが味が濃く、妻は「とても美味しい」と言って喜び、丁寧に皮をむいて食べさせてくれます。毎日、3種のオクラ、2種のトウガラシ、そしてシカクマメなどとともにたくさん収穫しています。

縦横無尽に伸びたり、柏などの木に登ったりしたカボチャのツルを取り除くのに2時間も要しました。そのツルを堆肥の山に積み上げると、久しぶりで見事な山になりました。カボチャはツルをはびこらせることを優先したようで、過日採った実の他には育った実はなく、10数個もの未熟の実がついていましいた。

主だった落ち枝を拾い集めました。この枯れ枝などは、良きタイミングで学生たちが来てくれたら、焚き火つくりに生かした、焼き芋を進呈しようと思います。そのためには、細かい枯れ枝もかき集めなければなりません。
 

ポットで冬野菜の苗作りをしてよかった、と思っています。ハクサイ、ナバナ、水菜、そしてミブナなどを直播きせずに、ポットで苗を育てたのは今回が初めてです。残暑のもとで直播きすると、まいた種や新芽を虫に食べられてしまうのです。

ノビタキが今年も待ち構えていたところに渡ってきました、とわが家の近くで見かけたその姿を写真に収めて三崎美男さんに届けてもらいました。もうすぐ紅葉の季節です。
 

 

 

 

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