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地獄とパニック 12/06/10

 わが家の一角に「地獄」がありました。アリジゴクのことではありません。アリジゴクのような食物連鎖の一環ではなく、自然淘汰にも何ら貢献しない地獄です。私の配慮不足が地獄を作り出していた、と日曜日の温室での作業中に気付きました。それは、「風呂場を飾る鉢」を作っていた時のことです。砂が必要になり、砂箱を覗いて分かったのです。カナヘビの子どもがもがいており、干からびた3匹の小トカゲや蛾の遺体などが散乱していました。あわてて善後策を講じましたが、とても悔しい思いに駆られました。

 ホトトギスが鳴き、ウノハナが咲き、ビールが美味しい季節になりました。庭仕事を切り上げた夜の8時ごろから、新玉ねぎの「スライスオニオン」でグイッと一杯やる時期になりました。まだ朝は、朝メシ前に飛び出してはいませんが、木曜日から首に濡れタオルを巻き始めています。こうした夏バージョンに切り替えるたびに、3匹の干からびた小トカゲを思い出し、悔しい思いを次第に高めています。

 火曜日・アイトワの休日。午前中はトッテンさんのお宅を訪ね、カキ殻や黒ゴマの油粕などをもらいました。午後から内庭の蛇口を2股に取り替え、そのあとから草刈りに精を出し始めています。先週、大雨があったばかりなのに、庭の土やホタ木にはたいした恵みを与えておらず、むしろ被害が目立ったからです。乾いた木や大地は水をはじきます。瞬間的な豪雨は表土を削りとるだけに終わるものです。もちろん一時的には泉や貯水槽を満杯にしましたが、この日曜日から、すでにそれらの水位は下がり始めています。

 草は抜くより刈るほうが早いので、種をつけそうな草を刈り取るわけですが、もう1つの狙いがあります。刈った草をマルチング材として夏野菜の畝などに敷き、土中水分の蒸発を抑えるために活かします。まず旧来の果樹園と新果樹園の草を刈り取り、果樹の根元に分厚く敷きました。新果樹園での作業中に妻が庭に出てきて、2度目のタケノコ皆伐作戦を受け持ってくれました。前回よりタケノコは細くなっていましたが、前回以上に生えていました。妻は、「必死に生き抜こうとしているのね」とつぶやきました。

 実は先週の土曜日から泉のキンギョが一匹いなくなっていました。原因不明です。かつては餌を競い合って食べていたのに、残った方のキンギョは急に元気がなくなりました。そこで先週末、2股の蛇口などを求めてホームセンターを訪ねて折に、10匹300円の小さなキンギョを買い求め、温室で育て始めています。代わって8cmほどに育った1匹をすくい取り水曜日に移住させました。その直後から2匹は寄り添うように泳ぎ始めています。

 先週作ったホタ木の本伏せ場の散水装置ができました。二股に替えた蛇口から本伏せ場までゴムホースをはわせ、試し使いをしました。炎天になった水曜日の午後は、風除室に逃げ込み、玉ねぎを吊り下げました。その折になぜか3匹の小トカゲを思い出し、私たちは日本を「生き地獄」にしつつある、と考えています。原発再稼働問題のことです。

 政府は国民の危険性より原発企業の破綻問題を気にしているようだ。そのうちに、原発再稼働の必要性や必然性を弱めかねないことは、折にふれてことごとく排除しかねない。たとえば、民間人が「個人的に煙を出すこと」も全面的禁止にする、など。暖炉や風呂、あるいは煮炊きなどを薪などでまかなっていた頃は、国民は発設置大反対運動が繰り広げられていました。そう考えながらランチョセコの事例を思い出し、食料やエネルギー問題は国民の基本的人権の問題だ、賢くなりたい、と考えています。
 

まじまじと眺めたタケノコの形態と配色。これまで何千本ものタケノコを掘ったり切り捨てたり これがカナヘビやトカゲの地獄。プラスチックの衣装ケースを砂置き場として活かしてきましたが、砂の量が減ると、落ち込んだカナヘビやトカゲなどが這い上がれなくなったのでしょう。そう思った直後に、「本当に(カナヘビなどは)落ち込んだのか」とか、「この3匹は兄妹ではなかったか」などと考えています。

5つ用意している風呂場を飾る鉢の1つを更新しました。特殊な環境に適応する植物を選んでいますが、ベンケイソウは視ていて「楽しい」ことがその理由です。初めて見る人には無性芽が「不思議」に思えることでしょう。


薹を立てた玉ねぎは倒れませんから残しておき

束ねて吊るしました
葉が倒れた玉ねぎは抜き取り、風除室(日当たりがよくて雨がかからない)の床に並べました。薹を立てた玉ねぎは倒れませんから残しておき、順に抜き取って食べています。乾燥させた方は、後日束ねて吊るしました。今年は、なぜか玉が太りませんでしたが、そのぶん美味しいはずで、とりわけ一口小玉ねきでつくる煮込み料理が楽しみです。

乾燥させた

小玉ねきでつくる煮込み料理が楽しみです


最期の薹立ちセロリは、この一品

ヤブガラシの和え物
最期の薹立ちセロリは、この一品に仕上がりました。普段はカツヲブシをふりかけて醤油をたらすだけのスライスオニオンです。毎日、薹を立てた玉ねぎが1つ、2つと減ってゆきます。味噌汁の具になったり、初めて試みる惣菜にばけたりします。今週の美味は、ヤブガラシの和え物と、わが家の食材をふんだんに活かした昼餉でした。とりわけ新玉ねぎのグラタンが気に入りました。

わが家の食材をふんだんに活かした昼餉

新玉ねぎのグラタン

2度目の皆伐タケノコ。本数は5割ほど増えていました。これから第3次、第4次と、夏の終わりまで続きそうです。もちろん妻は、今回も若いタケノコは食用として収穫し、自生したゴボウの葉っぱに包んで居間に持ち込んでいました。この葉は、これまで堆肥の山を築いてきた養分たっぷりの藪でそだちましたから、幅65cm、長さ56cmでした。

週の後半は、畝の仕立直しに力を割きました。シーズンを終えたワケギの畝、すべての玉ねぎを抜きおわった畝、あるいはキャベツの収穫を終えた畝といった具合に、空いた畝を仕立て直します。問題は自然生えしたケシです。ケシに占領された畝もありますし、この花の種は「なんとしても残したい」という花をつけたケシが、えてして不都合なところで生えていたりするからです。

庭では今頃、ケンは床ずれが心配なのに、このような寝返りの打ち方をします。ミツバチは、最初に入った巣箱の方は活発に活動していますが、2つ目の箱の方は、師匠の診断ではいずれ消滅しそうです。ウノハナは水曜日に盛りを迎え、その後はしおれつつあります。
 
 

 

 

 

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