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小さな桃源郷 12/04/15

 変化に富んだ1週間でした。まず週初めのことです。居間の窓先にあるスモモが咲き、黄チョウが舞い始め、やっと穏やかな春になったと思いきや、インゲンマメの苗を植えつけた火曜日に「愕然」です。先週植えたばかりのキュウリの苗が霜に打たれ、葉が溶けたようになっており、再起不能の状態です。久方ぶりの遅霜の被害です。

 次いで、水曜日の早朝から留守にした3日間のことです。出張中に庭は一変していました。帰宅翌朝、居間の窓先にあるスモモが満開でした。出かけるときに3部咲きだったソメイヨシノは終わっており、満開だったハクモクレンの花はほぼ落下。つばみが膨らみかけていたヤマザクラや紅しだれは満開。まだ枯れ木のようだったカエデはすっかり新緑におおわれていました。居間の室内温度は16度でしたが、遅霜の心配がなくなったことを示す指標樹、ナツメは未だ芽を吹いていません。

 畑の様子も、今週は大きく変わっています。それは、9人の助っ人のおかげと、激しく上下した気温のせいです。8人の助っ人学生と富美男さんに、週初めに来てもらえましたので、私は畑仕事に集中したわけです。次々と冬野菜の畝を夏野菜の畝に変えただけでなく、その多くの畝をトンネル栽培にしました。遅霜を用心して、畝に白いレースを被せたわけです。例年なら、昼間の強い光線から苗を守っているところです。

 助っ人学生の内訳は、女子学生が2人、新顔は2人の男子学生でした。ここに富美男さんが加わり、私を含めた10人が7つの作業を同時進行させたときは壮観でした。2人でチームを組んだ女子学生は、過日の荒れた天気が落としたスギの落ち葉ひろいでした。そのご2人は次々と、計5つの仕事にたずさわりました。太い枝を切り取ったカエデの切り口に防腐剤を塗る作業。長けた冬野菜の花芽を摘みとる作業。背が高い紅枝垂れサクラの枝に絡み付いていたジャスミンのツルを、高い脚立に登って取り除く作業。最期は、囲炉裏場が完成した時の姿を彷彿させる力仕事で、大きな鬼瓦を立ててもらいました。

 6人の男子学生は手分けして4つの作業に携わりました。花を愛でる2本の鉢植えの苗木を地に下ろす作業。なかば工事が進んだ薪小屋の周辺を整理する作業。囲炉裏場の地ならし。そして排水路を仕上げるための根気がいる作業、です。冨美男さんは、いわくつきのカシを切り取る作業と、母屋の裏庭のデザインを変更する作業に手を染めました。

 いわくつきのカシとは、過日富美男さんが大胆に剪定した2本のカシの内の1本のことです。いわくがついたわけは、そのカシを守ろうとして水島さんは屋根をいびつにし、その優しい心を私が愛でた翌々日になって、富美男さんが「切り取る」べし、と言い出したからです。結局、この経緯を後々に思い出せるように、屋根に工夫を凝らしました。

「長生きしてくださいよ」と妻に冷やかされた一週間でもありました。今週は、花を愛でるだけで実のならない木を2本も、拡張した果樹園に植え足したからです。過日の個展会場から妻が持ち帰った源平モモと、10年来小さく仕立ててきた紅枝垂れウメの2本です。先週までに植えこんだアーモンドやプラムと一緒にスクスク育ち、一斉に咲いたら、きっとこの庭は桃源郷のようになることでしょう。それを見届けるには10年は要しそうです。

 この週末時点の庭では、各3本の紅しだれサクラとヤマザクラ、他は各1本ですが、スモモ、ユスラウメ、そしてレンギョウが満開。2本のハナモモと1本のモモが3分咲き。ハナスオウやヒメリンゴが蕾をふくらませています、10本余のツバキも花盛り、など。
 

10人が囲炉裏場を中心に、様々な作業に携わった快晴の日曜日。昼食後に富美男さんは手みやげのコロッケ持参で参加。大喜びの8人の学生は、いずれもコンビニで買ったような軽食持参でした。そこで、私はイスラエルで食したシャクシカを思い出し、手作り料理の大切さを説教しました。

イスラエルで食したシャクシェカ

2人の女子学生は手早く仕事をこなし、最期は囲炉裏場を飾る力仕事。排水路のディスプレイとして2つの大きな鬼瓦を生かすことにしていますが、その完成時の様子を彷彿させる作業に挑んでもらったのです。


枝垂れウメ

枝垂れウメ
この紅枝垂れウメも、新果樹園の一角におろしました。この木と同時にもらった他方の木は、もらった翌年に地におろしており、背丈は3倍近くもの立派な木に育っており、今年も見事に花を咲かせました。先週までに新果樹園に植えつけたプラムの苗木とアーモンドの苗木も花をつけ、花の色合いや形を明らかにしました。

プラムの苗木

アーモンドの苗木

一輪車に4杯(私が3杯、妻が1杯)分の除草をしました。私が草抜きで酷使した手ぐわを見て、妻は吹き出しました。もちろんこの手ぐわは補修しており、その後はこのような酷使をせず、ひつこい野草は過日購入した小型の備中鍬で抜くようにしています。

カシの木を避けて屋根の一角をいびつにしていた水島さんの優しさを、私はめでました。その後、カシを根元から切り取ったわけです。富美男さんの指摘は、カシは価値ある花も実も望めない。成長が旺盛で地力を吸い取って日陰を作り、側のツバキの成長を邪魔する、でした。私は、いずれは屋根をさらに変形させざるをえなくなるほど太くなりかねない、と気付かされました。そこで、この経緯を思い出しよい屋根の形にしました。

このたびの人形展をキッカケにして嫁入りした2体の人形が、素晴らしい居場所を与えられています。玄関のロビーで来客を迎える「胡曹」の写真は、先週飾り付けに行った際に撮ってもらったものです。仏壇がある飾り棚に居場所を得た「王祗」は、私が撮りました。


ワラビ
週末にワラビとタラノメを初収穫。週初に収穫して湯通しした菜花は浅漬になり、週末から賞味しています。玄米ご飯と一緒に菜花の浅漬を噛みしめると、とても美味しい。近頃では、白米のご飯が水臭く感じられるようになっています。
 

 

 

 

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