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メンツとセミの交尾 11/08/14

 8月11日(火曜日)の11時2分、今年も隣の常寂光寺の梵鐘が鳴り響きました。今年は3日前の8時15分の梵鐘より、深い想いで聴きました。屋内温度32度、アブラゼミが耳をつんざくように鳴き、炎天の熱気が網戸を通して脂汗をにじませました。深い想いとは、3日前の夜、NHKスペシャルを見て以降、長崎の「犠牲者は、多くが命拾いしていたはず」と考えるようになっていたからです。好天の下で投下された原爆に、一瞬にして焼き殺された多くの人は、日本軍上層部のメンツに殺されたようなものだったのです。このメンツさえ捨ててくれていたら、犠牲者は数名で済んでいたに違いありません。

 今週も、骨休みの日曜日から始まりましたが、翌月曜日から夏パターンの下で冬野菜用の畝作りに集中し、週末には肥料のすき込みまで済ませています。もちろん、ヘチマの棚の拡張など急ぐ用事は優先してはさみましたし、旧玄関前のコンクリート製踏み石道の仕上げなど木陰の作業は昼間に片付けています。畝作りは朝夕に集中して行い、空いていた畝はすべて水曜日の7時半までに済ませ、いつでも腐葉土や有機肥料を鋤き込めるようにしました。それは水曜日の10時に青年助っ人を迎えることになっていたからです。

 青年助っ人は2人の新顔を伴って4人で訪ねてくれました。まずこの4人に2つの作業、腐葉土を一輪車で運び出し、私が耕しておいた畝にまく作業と、太陽光発電機を日陰にしかけていた樫の木の剪定、を頼みました。リーダーの桑原さんは2組のペアーに分け、中原さんと新人女性のペアーには腐葉土入れを、剪定作業は残る男性2人のペアーで受け持ちました。良き1日になりました。男女のペアーが私の分まで手造り弁当を持参してくれていたし、仕事がはかどり、話し合いの時間をたっぷりとれたからです。

 NHKスペシャルで気を高ぶらせたり、満73歳の誕生日を迎えたリ、若者と張り切って過ごしたりしたせいか、水曜日は夜の10時過ぎから眠ってしまい、翌朝は3時半に目覚めています。そこで5時までの静寂の時間を活かし、一本の短文を仕上げ、5時から夏虫の合唱に急かされて庭に出ました。しかし、終日軽い作業にとどめました。朝は温室で使い終わった鉢土のリサイクル作業、昼はエンジンソーを持ち出して駒切リつくり、夜は「4年ものの小さなラッキョ」の掃除、といった具合です。金曜日も体力温存の日でした。5度目の三度豆まきに挑戦、この夏最後の支柱づくり、程度です。あとは、初めてセミの交尾を見たり、常寂光寺の前住職を訪ねたり、2件の来客に応対したりして過ごしています。

 土曜日の朝飯前の一仕事は、3日ぶりの大仕事で汗だくになりました。青年助っ人が撒いてくれた腐葉土に鶏糞などをまきたし、鋤き込む作業に専心です。あとは一雨降った上で数日の時間を経れば、いつでも冬野菜の種がまける馴染んだ土にしてくれます。

 このところ妻は、連日のように人形教室展の準備に追われていましたが、火曜日に3人の散歩仲間を誘い、初めてTOSCAに出かけていました。私もNHK TVの「総合診療医ドクターG」の番組を見たり富美男さんを誘ってホームセンターに出かけたりするなど楽しいことが多々ありましたが、面白くない話が2件もありました。「京都のメンツ台なし」と叫びたくなった五山の送り火に関する醜態と、関電が仕掛けたと思われる電力消費の販促活動です。熱源をガスから電気に代えて安く上げる姑息な策のアッピールでした。後者には、関電に善きメンツを保ってもらいたくて、「脱原発を宣言し、自然エネルギーにシフトしたうえで、是非言ってきてください、前向きに検討致します」と、回答しました。

週初めの来客の1人は、過日那須にある親友の別荘で出会い、エンジンソーの特訓を受けた人です。このたびは、手造りの砥石台に学ばされたり、「刃物は、使い終わった時の手入れが肝心」と気付かされたり、杏仁豆腐の何たるかを教えてもらったりしました。杏仁豆腐は、アーモンドのような杏の種から造られており、本来はとても良い香りがするものであったのです。奥さまは押し花作家です。


この庭では数少ないカマキリ
水曜日は弁当を持参してもらったこの人たちと過ごしました。この弁当は可愛いだけでなくおいしかった。中原さんペアーの手造りでした。私にとっては実に楽しい2日遅れの誕生祝になりました。午後の仕事に移った中原さんの頭に、この庭では数少ないカマキリがとまりました。一番多いカマキリはここまで育っています。

一番多いカマキリ

一番多いカマキリ

この畝では、自然生えのエゴマとマルバタデは抜いて、ホースラディッシュは葉を刈り取って、ともにマルチング材に、ペパーミントは刈り取って入浴剤に、と生かすなどしながら除草し、耕し終えています。ホオズキの根は掘り出してポットで育て、いずれ移植します。自然生えのホースラディッシュの掘り出しで大汗をかきました。面倒くさそうに見えるわが家流の畝の仕立て直しですが、これが結局は一番健全なやり方だと思います。有機肥料を鋤き込んだうえで、薄肥をたっぷりまき土が馴染むのを待ちます。


二倍に拡張しました

カクマメのツルも登らせて
ヘチマやゴーヤのツルを登らせている棚を、二倍に拡張しました。拡張には竹を用いましたが、一から竹で棚を造るよりも、とても楽であったように感じています。今年は、この棚に、ヘチマやゴーヤと共に、村上瞳さんにもらったカクマメのツルも登らせており、とても棚は混んでいます。

三度豆の葉が、何者かによって食い荒らされる夜が続きましたので、一工夫しました。レースカーテン地で根元を取り囲んだのです。その後襲われていません。3度目の三度豆の葉と、4度目にまいた三度豆の新芽を食べられてしまいましたので、このレースの被いをした上で。三度豆の5度目の種をまきました。

この支柱は、義妹に苗をもらったキュウリとナスビのためですが、この夏最後の支柱になるでしょう。今年はナスビの品種が賀茂ナスとは気づかずに買い求め、数がとれず、不自由しました。とはいえ、おいしいナスの田楽を楽しめました。畝の奥は、薬味用に残したネギ。さらにその奥は覆いをした3度目から5度目にかけての三度豆。左はアオジソを2本残して耕して腐葉土を入れた段階の冬野菜用の畝。

お盆のお供えに、今年も今が盛りのわが家の夏野菜で間に合わせました。ゴーヤ、賀茂ナス、十六ササゲ、オクラ、トマト2種、トウガラシ2種、そしてモロヘイヤ。きっと両親は「ゴーヤ(26cm、560g)と賀茂ナス(11.5cm、600g)は上手に育てた」と話しあってくれていることでしょう。
 

 

 

 

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