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木の実と生きる力 11/06/19

 ナワシロイチゴを見ると、いつも思い出すことがあります。幼子の時に疎開で京都に移住し、野山を駆け巡り、イチゴ、生栗、あるいは蜂の子などを採って食べた思い出で、私は母に頼らずに独力で生きて行けそうな気分になっています。

 先週末、綾部市の「志賀の郷」に出かけましたが、妻がナワシロイチゴを見つけ、懐かしそうに食べていました。ミツバチの師匠宅恒例の「ホタルを見る会」に、友人の農村学者に連れていってもらったのです。まず、持ち山に案内され、ササユリを見ました。重石(おもし)を用いた果樹の育て方も学びました。とりわけ、根元が傷んだヤマザクラの見事な活性法には脱帽です。この活性法の値打ちのほどは、今は家具職人として活躍する知人に 聞かされました。サクラは良き家具材ですが、真っ直ぐに育ったサクラの巨木を枯らさずに済ませた技だったのです。楽しい出会いもありましたし、過日アイトワ塾の合宿に招いた国際二宮尊徳思想学会長との再開もありました。

 楽しい出会いは、他にも週初めと木曜日の夕刻にありました。週初めは、伊藤忠の同期生の思い出話と、奥さんが妻の30年来の生徒さんであったことが結びつけた企業経営者との出会いです。お訪ねいただいたのですが、なんとも爽快な一時でした。木曜日は、関東出張の帰路、東京で途中下車し、指定された最寄りの駅で出迎えられた学生です。ある雑誌で私の記事に触れ、声をかけてもらった人です。キャンパスの案内、楽しい質疑応答、そして学食での夕食のあと、東京駅まで見送ってもらいました。地下鉄の中で生きる力の大切さを話題にしました。私は出張先での企業研修を思い出しながら想うところを述べ、学生はニコニコしながらとても率直な反応を示して もらえたのです。

 この1週間は、バテ気味の体調と金曜日が雨模様であったせいもあり、たいした庭仕事は出来ませんでした。でも、懸案の大仕事が片付いたのです。地球デザインスクールの専任スタッフの1人、野村さんに訪ねてもらえたおかげです。辞めてほしくない人でしたが、挨拶に来てもらえたのを幸いに、泊まってもらい、今の私には最早手の出しようがない高木の枝をさばいてもらったのです。母屋の内庭にあるカシの枝落とし、伸び放題のツバキの枝透かし、そして裏庭の土手にあるクヌギの枝落とし などです。

 その間、私は防鳥ネットで短い3本の畝をすっぽり覆う作業に当たっていました。防鳥ネットは、サクランボの木に被せたもので、2つ目の役目を与えた わけです。カラスやサルからキュウリやトマトなどを守る役目です。その最中に、イノシシの進入口を見つけたと知らされ、確かめに行きました。それこそ想定外の箇所で、どうして破られたのか今も理解に苦しんでいます。防鳥ネットの作業も、仕上げは野村さんに手伝ってもらいました。そして別れ際に、毎年一度は訪れたい、と言ってもらえたのです。

 その後、この防鳥ネットの中にチョウが入っていません。出張にさいして、妻に伝えておくべきことを忘れていたからです。もちろん、そうと気づいた金曜日の夕刻、筆を持って行き、キュウリやトマトの人工媒介を試みまいたが、とても難しく、あきらめました。ハウス栽培ではどうしているのか、とても気になっています。

 嬉しい知らせも出張中にありました。石川県の友だちが再婚し、籍を入れたといって奥さんと、石川の地酒と銘菓をもってひょっこり訪ねてもらえたのです。長年の1人身をとても気にかけていた人ですが、安堵です。いつか石川に訪れたいと思っています。


志賀の郷のササユリ

野ぶどう

クルミ
志賀の郷のササユリ。イノシシが増えたせいで、すっかり数が減ってしまったとのことでした。師匠栽培の野ぶどう、クルミ、シイタケのホタキ、そして妻が摘んで帰った野草。焼きそばの名人も再会の人でした。家庭養蜂のベテランで、かつて師匠に連れてもらってお会いしています。もちろんこの集いのフィナーレは、日没後の蛍の乱舞の鑑賞でした。

シイタケのホタキ

焼きそばの名人


ジューンベリーとユスラウメ

ナワシロイチゴ

ヨーグルトで味わいました
ジューンベリーとユスラウメ、そしてナワシロイチゴ。小鳥が取り残したジューンベリーと2度目のユスラウメを妻は週初めに収穫。ジューンベリーは小鳥につつかれたりしていましたから、すぐさま煮込んでジャムにしました。そのジャムは、金曜日の朝食に出たヨーグルトで味わいました。ナワシロイチゴはハッピーの好物で、散歩の途中で見つけると、舌で巻きとって食べています。ケンや金太は見向きもしません。

初収穫のキュウリと、キャベツの脇芽。 四葉キュウリの苗と聞いていましたが、その姿は違っています。本物の四葉キュウリは、長さが2倍はあります。味も劣っていました。

水曜日の列車の中での昼食は、巻きずしとデザートのキウイフルーツ。このアスパラガスと卵焼きを用いたデザインの巻きずしは初ものです。妻は料理学校に行っていませんから、あり合わせの食材で、初めて試みる料理を得手としています。

お隣りの針金製のネットが破れており、そこからイノシシが侵入していました。このネットがイノシシに破られるようだと、防ぎようがありません。 もちろん針金で防いでもらいましたが、さてどうなるか。

防鳥ネットでスッポリ覆った3本の畝。昼間の庭仕事の最中は、その一部を開けてチョウの出這入りを自由にし、媒介を手伝ってもらおうと考えています。 3本の畝は、トマト、キュウリ、そしてトウモロコシの畝ですが。トウモロコシは3本しか苗がでませんでしたから、第二次のキュウリでも植えようと考えています。

ムクロジの苗木を1本、地植えにしました。残る2本は鉢植えです。江戸時代はサポニンを含んだこの木の実を洗濯に用いていたそうです。 過日、拾った種を用いて実際に洗濯の真似事をしてみますと、確かに泡立ちました。
 

 

 

 

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