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運を強くするコツ 11/03/27

 オオガ(大賀)ハスの植え直しと、このたびの震災で「想定外」という言葉をしばしば耳にしましたが、その用いられ方に疑問を抱くことから1週間が始まりました。

 オオガハスの植え直しは2年ぶりでした。前週末に「日曜日は午後から雨」と知り、ルーチンワークを急遽午後に回してもらい、逆にこの植え直しを繰り上げ実施したのです。実は、このレンコンの一部を譲る約束があったのですが、その相手のご夫妻を迎え、この大鉢で育てるようになって初めての植替えを、4人でしたのです。

 「想定外」という言葉を、私は「人智では及ばない」というニュアンスであろう、と解釈していましたが、逆でした。「不都合な想定値を外した」という意味で用いられていたようなのです。過去に、環太平洋ではM9クラスの地震が複数回あったわけですから、当然起こりうる地震や津波であったわけです。実情は、多くの学者が出した想定値の中から、都合の良い数値が正式採用され、工事費が抑えられたようなのです。本来なら、人智の限りを尽くしてM9.4などの数字をはじき出すのが科学者でしょうが、自らが原発推進派であるがゆえの数値、あるいは原発推進派ご機嫌取りの数値であったようなのです。

 月曜日はトルコに夢を馳せたり、わが家の震災対策の範囲を広げたりする1日になりました。トルコ旅行で知り合った友だち夫婦は約束通りに訪ねてくれしたが、それと入れ替わるようにして、トルコ協会の副会長でもある知友が、ひょっこりと訪ねてくれたのです。従って、予定していた震災対策に手をつけるのが遅れ、夕食後にまで至りました。

 先週は、寝室の家具を地震で倒れてもよい位置に移動させたり、屋根裏部屋から重い荷物を降ろしたりしましたが、今週は居間の家具を倒れないように固定することにしていました。私は常に楽観論者でありたいので、想定はいつも最悪のケースを覚悟し、打てる手は打っておきます。その上で、行動は正常のケースを期待して心置きなく行います。おかげで、これまでに不都合なことも生じましたが、乗り越え易かっただけでなく、「運の強い男」だと勝手に思い込ませてくれました。もちろん最悪のケース以上のこと、つまり想定外のこともありましたが、その場合は自然への畏敬の念を深めたり、痛く反省する機会にできたりしました。なによりも正直に詫びる勇気や自信を与えられています。

 火曜日は学生を伴って丹後に出かけ、まる1日を費やしました。理事を勤めている地球デザインスクールが望ましき人員を欠いたときのことに思いを馳せたのですが、あらぬおせっかいであったようで、安堵しました。しかし、腰痛をこじらせました。

 水曜日はほぼ終日、1000文字の原稿作りにあてました。同志社大学院から、アイトワでも受昨秋受け入れた学外講義「オーガニック生活・社会デザイン論」の授業講評を求められていたのに、失念していたのです。この内容は、いわばわが人生観の吐露のようなものですから、いずれは当週記やHPでも紹介したく思っています。夜はアイトワ塾でした。

 週の後半のトピックスは、木曜日にツタンカーメンのエンドウ豆にこの春最初の支柱を立て、初めてショウガを植えつけたこと、金曜日に居間の地震対策、つまり(月曜日の本棚に続いて)テレビ台にしている家具を固定したこと、そして、週末は雪で明けましたが最後の大掛かりな剪定、サンシユの南側に自然発芽したニセアカシヤの剪定をしたうえで、書斎の地震対策に要する付属品などを買い求めに出かけたこと、です。ちょうど体が冷え切った頃に、山の樹木に詳しい知友に訪ねてもらえましたので、屋内に飛び込みました。

道具類を取り揃え、友人夫妻を待ち受けることから当週は始まりました。まずメダカや金魚の避難、次いで水のかい出し、その過程で、イトトンボのヤゴ、小さなヒルや水棲のダンゴムシのようなムシ、あるいはほぼ透明の正体不明の生き物などの避難、そしてお茶の時間。さらに鉢の縁に集まるレンコンを避けて中央部の土の掘り出し、レンコン部分を取り出し、などへと続きました。この鉢の底には水を抜く栓がありますが、その栓に代わって穴を塞いでいたハスの芽も取り除き、コルクの栓を打ち込み直しています。毎年植え替えたほうが良さそうだと分かりました。

丹後に同道してくれた学生。彼らには、取らぬ狸の皮算用をしないように薦めています。そして、取らぬ狸の皮算用派と見て取ったときは、経済的あるいは社会的に不利になる場合であれ、袂を分かつようにしてほしい。取らぬ狸の皮算用派の人や組織はいずれ破綻するでしょう。その最大の組織として工業社会を捉えています。もちろん、破綻するまでに死んでしまう手がありますが、それは無駄な人生ではないか、と不安です。

電気スタンドも固定し、その台もそばの柱に2箇所で固定しました。テレビは、その置き台にしている家具に固定し、その家具も床に4隅で、さらにそばの柱に一箇所固定しました。これらが引きちぎられるような地震なら、家が大きく破損することでしょう。その時は、小さな家を建て直し、これまでとは比較にならないぐらいシンプルな生活を楽しみたくおもっています。

妻が珍しい人形を造りました。ある夫人が思い出の生地で縫い上げた、といって持参された小さな着物を着付けさせる人形です。いつも野鳥の写真でお世話になっている三崎さんの奥さんの依頼でした。三崎さんは野鳥の撮影が趣味で、この一帯に棲む40種の撮影に成功したとのことですが、全体では150種ほど棲んでいるそうです。当日は緋鯉を捕った瞬間を捉えた猛禽類の写真をもらいました。

シイタケを狙って猿が出ました。残っていた無傷のシイタケを収穫し、干しシイタケにしました。同時に、ホタ木を紗で覆うことを思いつきました。いずれは恒常的に覆えるような細工をしたく思っています。

エンドウマメの支柱。トンネル栽培のレースを取り除き、遅ればせながら支柱に登らせることにしたわけです。週末は雪で明けると知り、夕刻に支柱の上からレースを被せました。手前の畝には初めて育てることにしたショウガを植えつけました。ショウガはサルには襲われないでしょう。ぼつぼつ夏野菜の畝を用意する時期ですが、何を育てるのか迷っています。カラスより厄介なイノシシ、イノシシよりも厄介なサルに困らせられています。

翌朝、9時半には雪は消え、日が射し始めましたのでツタンカーメンのエンドウ豆レースを急いでめくりとり、ニセアカシアの剪定を仕上げました。月内に学生が来てくれたら任せたく思い、中断していた作業です。切り取った枝は、近く薪にします。
 

 

 

 

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