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医療問題、まずNZで学んだこと 11/02/27

  腰痛安静の期間にも生かせると喜びながらNZ10日間の旅をしてきました。NZは地理的に赤道を挟んでほぼ対極にあり、往復に2日を要しますが、美意識や価値観も対極にある国と見ています。そこで、昨年暮れに3組のご夫婦をあてにして、オークランドから小型機で半時間あまりのファンガレイに滞在し、見聞を広げる旅を立案していたのです。

 この旅は乙佳さんに留守番をしてもらえたおかげで、夢のような旅になりました。まず抱き合って見送られ、ファンガレイ空港では2家族6人に抱き合って迎えられました。そして4泊4日半は親友である日本人夫妻の別荘で、3泊3日半は私を兄弟と呼んでくれるマオリ人レイとイギリス系移民の末裔夫婦の下で過ごしました。帰路は、3家族9人と抱き合って別れを惜しみ、抱き合って自宅に迎え入れられると食事が用意されていたのです。

 レイ夫妻の息子はドクターオブザイヤーに選ばれた人で、日本語を親友夫妻の娘みかから習っています。その後みかはNZ人と結婚し、海詩という娘をもうけています。そのような訳で、医療問題や教育問題についても、彼我の差異を知るよい機会になりました。妻は、連れて行った人形の撮影だけでなく、創作意欲をふつふつと掻き立てられたようですし、留守をした愛犬もきちんと散歩をしてもらい、とても幸せであったようです。

 庭は、帰国翌日月曜日の朝に回りしましたが、イノシシやサルには襲われておらず、変わったことといえば、紅梅、クロッカス、クリスマスローズ、スノードロップなどが咲き始めていたこと、2種のランが寒さで枯れていたこと、そして畑でハコベやホトケノザが花をつけ始めていた程度です。23日水曜日から日常生活に戻りました。

 まず朝一番に岡部さんに訪ねてもらい、夕刻には芸術活動にまで仕事範囲を広げた友禅職人の友人を迎えました。その間に、3人の学生が庭仕事に来てくれたり一組の来客を迎えたりしています。来客は、3月初旬のリサイクルに関する教養講座の最終打ち合わせでした。岡部さんは太陽の恵みをテーマにした童話誕生に関わる打ち合わせでした。

 3人の学生には、主に竹切りをしてもらいました。竹を切り出す時期としては遅れ気味ですが、切り出す竹が目的ではなく、切り取ることが目的でした。ですから切り取ると同時に枝払いもすませ、いずれは燃料か堆肥になるように積み上げてもらいました。その間に、私は除草に精を出しました。雨が4時頃からぱらつきましたので庭仕事は切り上げ、お茶の時間にして、学生たちにNZ報告をしたうえで見送っています。

 翌日は高校時代の仲間6人で集い、水尾で鶏すきを楽しみました。最も印象的な話題は、体罰と宗教界の動きでした。柔道家として鳴らした友は、クラスメートの女性を蹴って肋骨を折ったことがあるようです。相手の親は完治するまで騒がなかったようで、「感謝している」と友は語りました。お陰で家族に半殺しにされただけで済んだ、と言いたかったようです。今は神主になっている友は、仏教界の悩み(?)の一端を語りました。昨年度の関係者総会で、臓器移植や延命策の是非が話題になった、と語りました。この発言に触れたときに、私は過日の仏教関係者に求められた講演を思い出しています。

 この一週間で最も時間を割いたことは、ある原稿作りと畑の除草でした。この原稿は、政治家や官僚にも配られるある機関誌からの要請でした。1つの節目をつける内容です。この原稿の構想を練りながら除草に励み、半分近くの畝をほぼきれいにしました。これからアイトワ塾の合宿に出かけ、大原の民宿で日曜の朝を迎えます。


海詩はおじいさんの家でヒヨコを飼い始めていました。庭に住み着いた野生の豚は、「ジンジャー」と名付けられ、牙を4本に増やしていました。親友が不在になる9カ月間は、海詩は両親の車で餌やりに通うようです。前回は、野生だと思っていた馬の子がいたのですが、持ち主が分かったとか。棲みついていたという数頭の牛のうち、一頭が悲しい最後を迎えていました。これらについてはいずれ触れたく思います。

レイの奥さんのロビンは、聴きしに勝る人形好きの人でした。初任給を1つの人形に注いでしまい、母親にこっぴどく叱られたそうです。それはドイツ製の人形で、首を振りながら歩ませることができます。様々な人形が随所に飾られていました。


カウリ
レイ夫妻は私達夫婦に、庭で植樹をさせてくれました。浜の家に出かけるために、みかが両親を送り届けたときのことでした。レイは私たちを庭に招きだし、予め用意していたカウリの苗木や金仕上のプレートを持ち出し、「記念植樹祭」をさせてくれたのです。この旅で、私達夫婦が予期せぬ最も感動の時間、サプライズになりました。カウリはとてつもない巨木になる木です。

親友と庭のりんごをとって、妻は奥さんにジェリーの作り方を学びました。とても美味しいマーマレードも作り、土産の一つにさせてもらいました。

NZ人が、その家族と住まいに注ぎ込む時間と情熱にはいつも驚かされます。充実したホームセンターやガーデニングショップを羨ましく思ってきましたが、このたびは中古の家を展示販売する広大な常設会場に足を運んだり、家屋の補修に使う部品を取り扱う広大な店にも立ち寄ったりました。中古のドアーだけで何百枚とありました。

庭では散り椿も咲き始めていました。わが家には数本の散り椿があります。1本は苔玉仕立ての名人がくださった散り椿を地に下ろしたまだ小さな木です。ぼつぼつ一人前になった木は、ある尼寺の庭にある「千利休」手植えという木の枝を少しもらって、挿し木から育てたものです。

春菊の畝には、スズメノカタビラやオオイヌノグリなどより、野生のケシがびっしりとはえていました。ケシの根は直根で、深く伸ばしますから、早く抜いて置かないと酷い目に合わされます。

 

 

 

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