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アナザーではなくオルターナブに 10/12/12
 
 鹿児島出張から帰り、庭にイノシシが入ったことを聴かさましたが、「こりゃ駄目だ」と思いました。「妻はイノシシになめられていたんです」。次いで、居間には新聞や郵便物などが溜まっており「こりゃ大変だ」と思っていると、妻にメールを開くように勧められました。早速開き、「困ったものだ」と思いました。なぜか返信がうまく送り出せなかったのです。救われたのは夕食と薪風呂でした。「自分の家に帰っている」と、実感しました。

 鹿児島では黒豚のトンカツに始まり、豚汁で終わり、その間はマグロ丼など海の幸を楽しみ、ついぞ麺類にありつけなかったのです。夕食の味噌煮込みうどんで腹を満たし、久しぶりで薪風呂に浸かりましたが、体だけでなく、気まで休めて床につくことができました。そのせいでしょうか、私が帰っていたのに、その夜もイノシシが侵入したのです。

 出張の目的は鹿児島大学での講義でした。とりわけ「稲盛セミナー2」という講義に力を入れたのですが、そのかいがありました。受講生から拍手が起こったときは面食らいましたが、そのわけを知ってとても嬉しくなりました。かつて稲盛さんは母校で講義をされたようですが、それに呼応していたかのようなことになったのです。受講生にとって稲盛さんは大先輩でしょう。その期待の大きさを垣間見たような気分にされました。

 要は、稲盛さんの寄付活動である「京都賞」を、アナザーノーベル賞ではなくオルターナティブノーベル賞に転換し、「稲盛賞」と改名してほしい、と訴えたのです。この講義は、収録してもらえば京セラの然るべき部署に届けてもらえる、と知って心が踊りました。きっとこの訴えは、日本を立て直すうえで最も有効な策であったことがいずれ明らかになるでしょう。日本はそこまで、経済戦争でも追い込まれているように見ています。

 帰宅翌朝から通常の生活に戻りましたが、急ぎの連絡や仕事が溜まっており、庭を見てまわれたのは昼からです。畑は、ブロッコリーの畝が再び荒らされるていどで済んでいましたが、堆肥の山が台無しになるなど、庭は随所で酷い目にあわされていました。ミミズが狙われたのでしょう。さっそく私が、つまり人間のオスが帰っていることに気づかせる細工を講じたり荒らされた畑を立て直したりした上で、通常の庭仕事に移りました。

 まず、岡山の友人が送ってくれたヒラタケのホタ木を据え付けることから手を着けました。ツタンカーメンのエンドウマメは10本しか芽が出ませんでしたが、ポットから畑におろしました。第2次の混合レタスの苗を植え付け、ヤーコンを半分掘り出し、アイトワ菜の2度目の種をまきました。遅ればせながらチューリップの球根を植え付け、寒さに弱いセージ類、アブチロン、ランタナ、そしてホンコンカボックなど鉢植えを温室に取り込み始めました。杜仲茶の剪定を終えましたが、スモモの剪定は進行形です。

 この間に、親しい人たちとの忘年会が3度ありました。2度はお呼ばれで、1度は迎えています。迎えたのは庭仕事の助っ人である学生たちでした。学生は朝から来てくれましたので、タムシバの移植、薪の移動、そして落ち葉かきなどもしてもらいました。

 うれしい贈り物に恵まれた1週間でもありました。待ちどうしかった書籍、京セラが開発したオパールを活かしたループタイ、まさにおしどりの写真、白ゆりの球根や種、学生手作りのリース、そしてとても大きくて甘い2種の干し柿などです。干し柿の1種は毎年手作りしてくださる方のもので、少しずつ1年に分けて楽しみます。他の1種は、親友の奥さんの手作りで、今年から手作りのレパートリーに干し柿を加えた、とのことでした。
 
桜島。今年は、鹿児島大学のキャンパスからくっきりと望めましたが、すでに800回以上も噴火しているとのことでした。いずれも黒煙を噴き上げる程度だそうですが、この写真を撮っている間にも黒煙が望めました。この調子だと、年内に900回以上、場合によっては1000回も噴火したことになりそうです。当日は5回も黒煙を噴きあげました。

「稲盛セミナー2」の受講生との集合写真。昨年度の受講生が「今回も是非に」といって聴講してもらえたかと思うと、終始居眠りをしている学生が2人いました。昨年同様に今回も飲み会を楽しみました。参加者は、受け入れを担当してくださった教員のゼミ生が中心です。

最終の講義日は、6時から起きだし、最後の講義のリハーサルと朝食を済ませ、ホテルを飛び出しました。午前中を、タクシーで西郷隆盛の遺跡めぐる観光に当てたのです。まず、明治10年9月19日から24日の朝まで過ごした洞窟。次いで「もうここらでよかろう」と首を打たせた自決の場。2023人の仲間に囲まれて眠る南州墓地。そして西郷南洲顕彰館へ、といったぐあいにめぐりました。講義は2時からでした。

イノシシにめちゃくちゃにつぶされていた堆肥の山。すでに堆肥化している下部(昨年積み上げた分)を、ミミズを狙って襲ったわけで、今年積み上げた分とゴチャマゼにされてしまいました。来年は栄養分に富んだ生ごみ堆肥を生かせないかもしれません。

大根の収穫が始まりました。目方は、市場で一般的に売られている大根の3倍でした。2度目の干し椎茸作りもしました。最後のトマト、自生したトマトを引き抜いて、堆肥の山に積みましたが、その実はピクルスにします。さつまいもも干し上がりました。

書籍は『樹寄せ72種+3人とのエコ・トーク』で、その3人の1人に選んでもらっていたのです。白ゆりの球根と種は、ミツバチの師匠から頂きましたが、柚子も詰められていました。この柚子の多くは、わが家の柚子も収穫して、一緒に柚子の粉などに加工して保存します。

学生との忘年会は庭でのバーベキューでした。雨になりかねない空模様でしたから、海や陸の幸を焼く釜を覆うために、急遽屋根をこしらえてもらいました。幸い雨にならず、囲炉裏とかがり火で暖を取ることができました。お土産に、参加者全員でこしらえたというリースをもらいました。

 

 

 

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