アイトワのホームページ
アイトワ循環図
一夜脳人形 10/09/26
 
 今週は、とても晴れがましい知らせと、初めて味わった苦みばしったキノコと初めて見る真っ白で繊細なキノコ、そして愛犬の金太とケンの話題がトピックニュースでした。締めくくりは、リサイクルに関するとても熱を入れた講演で、これから出かけます。

 晴れがましい知らせとは、日本ペンクラブ環境委員会選の「環境文学リスト」に、『京都嵐山エコトピア便り』をとりあげてもらえたことです。1899年の土井晩翠の『天地有情』に始まり、計273点が選ばれていましたが、その1つに含めていただけたわけです。拙著のほかは、そうそうたる著者の著作であり、とてもびっくり仰天しました

 初めて味わった苦みばしったキノコとは、キノコ博士に届けてもらえたもので、とても良い香りがしました。実はその前日の昼前に、純白で繊細なキノコを庭で見つけています。そして夕刻には食パンのようなキノコも見つけましたが、前回と違って貝殻から生えていました。そこで翌朝を待ち、街のキノコ博士である高山さんに電話で報告したのです。

 貝殻から出ていたのは偶然のいたずらに過ぎませんが、大きいのは直径30cmにもなるというノウタケでした。純白の方は、翌朝、妻が新たに生えていたのを見つけてくれましたが、絹のシホンのように繊細で光沢があり、夕刻には縮んでしまうというイチヤタケでした。こうしたことを高山さんに電話で教えていただいた昼過ぎに、このキノコ博士から電話をいただいたのです。今、園部の山奥にいるが、とても良い香りがするニンギョウタケが採れたので届けたい。3時過ぎには訪ねられる、との知らせでした。

 折よくその日は水町さんが来てくれる日でした。そこで、お茶の時間を水町さんも交えてとりました。何ごとかに卓越した人の生きる姿勢や態度を、水町さんに目の当たりにしてもらいたかったのです。妻も、このキノコに打ち込んでいる人の話に引き付けられ、人生とはかくありたいものだ、と思うようです。大げさないいようですが、世界中で、この博士ほどキノコに熱中できた人は他にはいない、と断言して良いのではないでしょうか。

 愛犬の話題は、金太のダニ事件とケンの異常でした。過日金太は散歩で、イノシシが運んできたダニを拾いました。それが、やっと退治できたのです。風除室に移り住まわせ、身についたダニは、妻が3日がかり取りました。犬小屋の周辺に落としたダニは、家庭用ガス火炎放射器を用いて私が半日がかりで退治しました。そこで、もう大丈夫と思って1週間後に小屋に戻したのですが、今度はケンに異常が生じたのです。散歩を済ませ、夕食も与えた後も、なおなき続ける異常です。妻は、老化現象と見ました。わが家に来てから15年が経過しています。やむなく今度はケンを風除室で住まわせることにしたのです。

 畑は半分以上を冬野菜が占めるようになりました。今週はベビーレタス、チマサンチェ、そしてアイトワ菜の種をまき、人参、小松菜、そしてホウレン草はまき直しました。ホウレン草は高温のせいで、人参と小松菜はコオロギに種を食べられたせいが主因と思われます。切り戻したナスの収穫が始まり、おいしい浅漬に恵まれています。

 水町さんや土曜日の講演で用いる機器のリハーサルでみえた人たちも加えると、毎日来客に恵まれました。京都で「バンフ映画祭」が初めて開催されますが、それに関わる相談。京都オークラホテルが読書コーナを設けられますが、拙著も置いてもらえることになった打ち合わせ、など。水町さんの研修は今月で終わりますが、雨の木曜日は温室で刃物研ぎをしました。その初めて研いでもらった包丁がとてもよく切れたのです。
 
Aグループは小説・物語・戯曲で、1900年泉鏡花の『高野聖』、1901年国木田独歩の『武蔵野』、1904年小泉八雲の『雪女』に始まる100点。Bグループは児童文学で、1923年知里幸恵の『アイヌ神謡集』、1924年宮沢賢治の『狼森と森、盗森』に始まる30点。Cグループは評論・評伝・哲学・思想・日記・ノンフィクション・エッセイ・紀行で、1915年小島烏水『日本アルプス』、1935年和辻哲郎『風土ー人間学的考察』に始まる100点。そしてDグループは詩歌・俳句・和歌で、1899年土井晩翠『天地有情』に始まる43点。合計273点をリストアップした冊子。拙著はCグループにリストアップされました。

これは2年前の9月にも出たことがあるノウタケ。大きいのは直径が30cmほどになるそうで、長けてくると縮みながら人間の脳のようなシワがよるとか。「人間の脳にそっくりですよ」とキノコ博士。やがて頭部の薄い皮が裂けてチョコレート色の粉末を飛散させ、その胞子で広がキノコです。


イチヤタケ
 ニンギョウタケは、肌色です。とても良い香りと、プリプリした感触、そして苦い、が特色です。妻は3品に挑戦しました。ヘチマとナスを加え、トマトと牛乳で煮て、バター、塩コショウ、そしてコンソメスープで味付けしたのがメインデッシュ。ニガウリとコラボレートさせた一品もなかなかのもの。寝酒の時に、焼いてくれました。
 イチヤタケは、木立の中で出ていました。まるで白い花が落ちて散らばっているかのような印象を与え、「こんな花をつける木があったのだろうか」と仰ぎ見ています。夕刻には消え去っていました。キノコ博士によれば、ドイツ人は生食するそうですし、消えるときは墨汁のようになって溶けるとか。とても弱々しいキノコで、2つに裂いて断面図を描く気がおこりませんでした。
 

ケンは耳が遠くなり、持病が再発し、妻によれば脳障害も生じたようで、心細くなったのでしょう。患ったガンは、一度手術をしましたが完治せず、亡き母に続いて2度目の尻拭いをしている妻によれば、母の末期と同じ匂いを発するそうです。風除室では四六時中眠っていますが、妻との大好きな散歩では、相変わらずで若い頃のようにぴょんぴょんとび跳ねるようです。

雨の日は水町さんと包丁と鎌を研ぐ日にしました。鎌は5丁でしたが、包丁は妻が「あれも、これも」ともってきましたし、私は刃をこぼして使わなくなっていたものも持ち出しましたからこんな数になりました。刃をこぼして使わなくなっていた包丁は、グラインダーを用いて前もって補修してありました。

翌金曜日に、私は緑の天蓋の剪定を始めましたが、12段三脚脚立がとても重く感じられました。ミョウガ畑など足場が悪いところにたてなければなりませんから、「ぼつぼつ限界かな」と思わせられました。この間に、水町さんには苦手のナタも用いてタケの整理もしてもらいましたが、とても上手に使えるようになりました。

アシナガバチが玄関脇でつくった巣はここまで大きくなりました。とはいえ、今年の成長は遅れています。もうすぐ秋ですからそう大きくはならないでしょう。いまのところどなたも攻撃されていません。気づいておらず、敵対心を持たない人にはまず攻撃しません。もちろん、敵対心を持っていなくても、たとえば気づかずに巣に触ったりすえば攻撃されます。その前に警戒音を出しますから、妻は刺されたことがありません。
 

 

 

 

inserted by FC2 system