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定点観測と生涯 10/07/18

 雨に閉じ込められたような日々が水曜日まで続き、「今日も、書斎にこもる日か」と思いながら、まず友人へのメールから手をつけました。友人とは、先週末に杯を酌み交わした商社時代の仲間です。一連のメールを打ち終わったときに、なぜか「今日は一度、温室なりワークルームなりで一汗かこう」と、思い直しています。

 ちょうどその時に、畑から戻ってきた妻が庭の点検を勧めました。朝食の野菜を採りに出て、異常を見たのでしょう。即刻、飛び出してみると、まず裏山の小倉山越しに地鳴りのような濁流の音が聞こえてきました。次いで「一輪車階段を作っておいてよかった」と思いました。さもなければ今頃は、流水に赤土を削られ、谷のようになっていたことでしょう。畑では、潅水しかねない状態に気付かされ、緊急処置を施しました。スコップと鍬を駆使して、半時間ほどかけて畝間の溝を掘り下げ、排水路に仕立てる作業です。

 これだけの作業なのにヘトヘトになってしまい、日割り書生が雨をついて来てくれたのに、温室仕事にさえ誘う気になれなかったのです。そこで、予定を繰り上げ、アイトワの夏休み明けにそなえた買い物に妻を誘い、3人で出かけました。その後、日割り書性には屋内で、私の持ち時間の活かし方や日々の暮らしの選択方法を話し始めました。

 かくのごとく、週の前半は、庭ではオタマジャクシの餌やり程度で終わりました。もっとも、屋内では、気になっていた数多くの手紙をしたためましたし、溜まっていた資料の整理や、買えば1000円程度の柱時計の補修などをしています。この間の妻は、人形創作休暇にふさわしい日々を過ごしたようです。風呂焚きは連日私が受け持ちました。

 この間に、悲しい知らせもありました。訃報です。トッテンさんと引き合わせてくれた友人とのお別れです。なぜかこの知らせに触れたときに、私は先週末の飲み会を思い出しています。恒例の定点観測と呼ぶ写真のせいか、仲間の1人が、世間では巨人のごとき生涯と見られている人をとりあげ、歯切れの悪い口調で讃えたせいかもしれません。あるいは別の1人が、中国大使に決まった同期生を高く評価したのに、私は逆の意見を述べ、誤解を与えたかもしれない、と気にしていたせいかもしれません。

 かくして待望の薄日がさす朝を迎えました。木曜日のことです。午前中は妻たちに付き合ってテラスの大掃除で張り切りながら、午後は草刈りをしたていどで終わっています。雨が降りだしたせいもあります。翌金曜日も似た天候で、薄日のもとで藤棚の剪定から手をつけ道標の仕上げなどに当たりました。妻は午後から出てきて花車の用意など開店準備に当たり、日割り書性は2時過ぎに来て薄暗くなるまでかけて、4度目のアダ竹取りのあと、小雨を避けながら大葉やエゴマの葉などの収穫を兼ねた除草に当たっています。

 やっと快晴の朝を迎えたのは週末です。ミツバチも待ち受けていたようで、大喜びの様子。この豪雨でもオタマジャクシは元気でしたが、金魚は随分死にました。いずれも豪雨に打たれた水鉢で生じていましたから、ストレスに絶え切れなかったのでしょう。鉢植え植物も随分根腐れを起こし、枯れました。サルが出没し始め、防鳥ネットを張った作物も狙われました。やむなく、私たちの出入口までネットで塞ぐはめになりました。

 囲炉裏場は今、剪定くずの山です。雨続きで焚き火ができないせいです。一刻も早く焚き火をして、日割り書性に煙の嗅ぎ分け方を教えたく思っています。よい煙を吸う機会が少ない人ほど、アレルギー問題に悩まされる比率が高いはず、と睨んでいるからです。
 
来客は苔玉づくりの名人や、ある資格者グループを勇気づける講演の依頼者などでした。前者には、苔玉の他に厄除けの「ちまき」ももらいましたので、その居場所である居宅の玄関に飾りました。

一輪車階段が激しい水音をたてる小川と化していました。御影石で守っていなかったら、今頃は赤土をえぐられ、谷のようになっていたでしょう。その水で畑が潅水しかけており、急いで畝間の溝を水路として生かす作業を施しています。バケツに溜まった雨水などから推測すると、4日間で500mm以上降った計算です。

大雨の間を活かし,妻は人形創作に燃えていました。その前の熱いさなかに繰り広げた庭仕事がエネルギーになったのでしょう。「自然が先生」とこ「自然にはかなわない」が妻の口癖です。時々気に入った人形ができると見せてくれます。

DIYショップを訪ねる道中で、増水した保津川を渡りました。これだけの赤土をどこで削らせたのか、と不安であり、ちょっと不満でした。どうして山を痩せさせ、川や海を汚し、生態系にまで悪影響を及ぼしかねないことを生じさせたのか。その怠慢に対する不満です。

テラスの掃除。たった半日張り切っただけなのに、午後は仕事にならず、草刈りをしている途中で降りだした雨を幸いとして屋内に引き上げています.風邪が完治していないのでしょう。

アダタケの4度目(右端)の切り取り、左の2つのグループは2度目と3度目。このあと、これらすべてを堆肥の山に積ませました。アダタケの成長の速さに驚くだけでなく、繁殖しようとする竹との付き合い方、切り取って放っておくと節ごとにばらばらになるなど、いかなる変化がしょうじるのかなどを学んでもらいました。

大葉、エゴマの葉、そしてミントを収穫させながら除草させた玉ネギの畝の跡。わが家の畑は放っておくと、さまざまな植物が茂ります。土にさまざまな種や地下茎が隠れているからです。大葉は刺身に、エゴマの葉は焼肉に、ミントは入浴剤になど、活かし方を教えました。
 

 

 

 

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