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低温と開花とオオルリ 10/04/25

 18日、日曜日の昼すぎ、「よい日和だ」と思っていたら、偵察隊が来ていました。ニホンミツバチの話です。巣箱のそばに置いたキンリョウヘンの花に誘われたのでしょう。その周りで何10匹かが飛びまわっており、巣箱に入ったかと見ていると出てくるのもいました。

 翌19日も快晴なのに低温。除草に追われていると富美雄さんから電話があり、斑入りのウツギを手土産に、株分けを済ませたマユハケオモトの鉢を返しに来てもらえました。そこで休憩を兼ねて庭をめぐり、ヤマシャクヤクの開花を知りました。その後、日差しが強い間はイノシシ坂の日陰で除草、日が陰ってから畑に移り、第3次のアイトワ菜を抜き去り、最後はヤーコンを掘り出しています。京都新聞の夕刊で、「心も爽快 エコ体操服」という見出しの記事が踊っているのを知りました。

 そして火曜日。小雨まじりの曇天で寒い日でしたが、上の記事の主と市街で落会う約束があり、昼食をともにしました。その帰宅後のことです。私は書斎にこもり原稿作りに没頭です。環境教育書に寄稿する短文ですが、その最中に思わず「なんと(偶然)!」と叫びました。午後のお茶を運んでくる途中で妻がイモリを見つけたのです。その時、かつて畑(今の庭)の泉(水飲み場にしていた)に棲んでいたイモリを思い出していたからです。私は瞬時に、これに似た話がマムシでもあったことを思い出しました。偶然の一致です。もっとも、イモリはコジュケイなどの目に止まりにくい庭の湿地に放しました。

 快晴の水曜日も終日冬装束で庭に出て、4時まで除草に追われています。その最中に、オオルリが庭に来ていたことを知りました。三崎さんが証拠写真を届けてくださったからです。その後、ヤーコンを掘り出した跡をスコップで耕し、施肥して畝に仕立て直せばよい状態にしました。そのうえで2種のトーモロコシの種をポットにまき、アイトワ塾に望んでいます。塾では今、人生の節目を固めています。人生とは、死ぬために生きることだと認め合い、いかなる死を迎えようとするか、そのためにはいかにあるべきか、を語り合っています。次回は、その総仕上げのような機会に生かしたく思っています。

 雨の木曜日、今週2度目の外出で、市中であった会議に参加しました。10年ぶりで再会した人と思わず手をとりあいました。その人は81歳になったとか。会議の中程で「生きている間に、実現しないだろうが」とその人が語れば、その人の甥がすぐさま、「伯母は103歳でピンピンしてます」といって一同を笑わせました。5つほどの立場に分かれた10数名が集いましたが、現実化させたいと願う心は同じだと思いました。帰宅後、また書斎にこもりましたが、雨が上がった夕刻に庭に出て、雨の重みで垂れ下がった楓の小枝をさばきました。その後で、夕食用の2度目のタラノメをとりました。妻は今年最初のミヤマイラクサを収穫し、私は収穫すべきウドをさがし、目星を付けています。

 金曜日は目が輝いている2人の若い女性と個別にお茶の時間を持つことができました。1人は再会の写真家で、庭の追加取材でした。取材後に1時間ほど語り合いました。他の1人は乙佳さんです。いつものように唐突に、「親方が造りました」といって草抜き道具を持ってきてくれたのです。すでにヤマシャクヤクは散っていました。乙佳さんとも1時間ほど語り合いましたが、この2人の目が輝いているわけ分かったような気分にされました。幾つかの共通点がありました。

 週末はイカルの初鳴きで目覚めました。室内温度は12度。時には小雨が降ったのですが、5人の学生が約束どおりに来てくれて、期待通りの仕事をしてくれました。主たる仕事は薪割りと枯れた樫の伐採です。この5人に、妻はヨモギ餅を造って振舞いました。かくして1週間が過ぎ去りました。

 実はハラハラしていることがあります。晴れても気温が上がらないことです。キンリョウヘンの花は2週間の命と聞いていますが、偵察隊が来た翌日から低温続きの1週間であったからです。うまくすれば一群を確保した上で、今頃はキンリョウヘンを次の巣箱に移動させている魂胆でした。
 
キンリョウヘンを、まず居宅の客間の窓先にある巣箱のそばに置きました。日曜日の好天が開花させると即刻蜜蜂を呼び集めました。私たち夫婦がしばしば通る道すがらですから、抜き足差し足をしいられました。ところが翌日から雨か晴れても低温の日が続き、 蜜蜂が舞い飛ぶ日和でわありませんでした。

富美雄さんと一緒に見たヤマシャクヤク。この花を見ながら、これから富美雄さんが望まれる鉢物は、すべて株分けをお願いしたく思いました。思えば、「3方良し」です。富美雄さんはマユハケオモトを手に入れ、マユハケオモトは株分けをしてもらい、私は株分けの手間が省けた上に安全保障上で安心、と3者が大喜びするわけです。安全保障上とは、どちらかが枯らせても安心、ということです。

このイモリは、軒下の乾いたベージュ色の土の上をのそのそと歩いていました。どこからどこに向かっていたのか、あるいは間違った方向に進んでいたことに気づいて引き返していたのか、さっぱりわかりません。かつて(60年代)農薬を空中散布されたときに一帯から消えており、復元を願って86年以降、3度にわたって導入していますが、その姿を見たのはこれで3度目だと思います。


知友から寄植えをもらいました

エンレイソウ
週の初めに知友から寄植えをもらいました。オオバナエンレイソウ、ヒメワビスゲ、イワカガミダマシイ、そしてナニワイバラの4種ですが、エンレイソウ以外は初めて手にとりました。 週末に、アイトワのサポーターの1人から近郊の竹やぶにあったと聴くスミレをもらい、庭で増やしたいなあ、と思っています。

再会した写真家です。立ち話で「セネガルでの思いで話」が出ました。その価値観や美意識の捉え方に私は惹きつけられ、お茶に誘いました。乙佳さんと同様に、彼女も1年にわたって海外から日本を眺める体験がありました。この写真家は今、日本の茶に関心を持っており、取材旅行を続けています。その成果はやがて定期的に知りうることができます。日本茶は今、「曲がり角にある」と私は見ていますから、とても興味を持って見つめたく思っています。

乙佳さんが持ってきてくれた手作りの草抜き道具です。下のほうはステンレス製。鉄製の上のほうは、温室から持ち出さないことにしました。鉢植え植物の除草に、とりわけ頑固なカタバミを取り除くうえでとても有効だと見たからです。同時に、そうしておけば見失うことがないはずです。

今年もお気に入りの花壇ができました。排水桝の方は、古い球根は数年前に植えつけています。なるだけ自然の力にたより、自然が作り出すバランスに依存する花壇です。畑の一角の方は、数年前から除草で少し手を加えただけで、放置して造りました。

 

 

 

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