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養蜂を始めた 10/02/21

 印象深い1日で始まり、印象深く締めくくるができた1週間でした。締めくくりの方は何年来の夢の実現でしたが、始まりの方は予期せぬもので、それは、1本の電話から始まりました。

 日曜日は3件の来客があったのですが、1本の電話はその間にあったもので、精神病理学では高名な学者からでした。つい先ごろインドを旅し、佐々井秀嶺師と寝起きを共にしてきた人です。佐々井師は、インド仏教の再興者として有名で、昨年44年ぶりに帰国され、「再び(故郷に)帰ることはない」と言い残してインドに帰っていったことが新聞で報道されていました。

 この学者から「佐々井師に会いに行く」とうかがったときに、「連れて行ってほしい」と頼みながら、日程調整がつかず、実現しなかった関係かもしれません。佐々井師の活動振りや昨今のインドの情勢をとっぷりと教えてもらいました。インドは、ほどなく世界で最多の人口になりそうだし、急速に発展して分野があるにもかかわらず、旧態依然たる部分を放置しており、いずれは大きな問題を生じさせかねない、と私は見ています。それだけに、熱心に耳を傾けました。

 月曜日は一転、終日雨になり、庭には出られませんでした。しかし折よく「庭仕事を手伝いたい」と頼まれていた人の再訪がありました。顔見知りの再依頼だし、畑仕事を希望する事情をじっくり聞かせてもらい、翌週から受け入れることにしました。翌火曜日は日が覗き、除草、カラシナの収穫、あるいは居間のテラスを拡張するピンコロ石の運び上げなどにあたりました。しかし、タマネギの畝の除草は半分残し、顔見知りにその除草から手を着けてもらうことにしました。

 その後も、定まらない天気が続き、臨機応変でのぞみました。もちろん好天の陽光を背に浴びながら読書にもふけっています。庭仕事は、先週の大きい柚子に続いて小さい方の収穫、旧玄関前のミヤコワスレの手入れ、鉢植えのツボサンゴやニホンサクラソウの植え替え、あるいはキウイフルーツの剪定などに当たりました。ミヤコワスレの手入れは根気のいる仕事でしたし、キウイフルーツは過去数年の夏の水不足のせいで木がとても傷んでおり、手間がかかり、ともに午後の半日を割いています。ツボサンゴの植え替えは時期を逸しており、ずいぶん枯らしました。

 妻は人形展のための追い込み中ですが、幾度か根気のいる農作業などにたずさわってくれました。私が収穫したカラシナを漬けたり、ホウレンソウを間引いたり、柚子の皮を剥いたりしてくれたのです。私は風呂焚きの折に、薪をつぎ足す合間を活かして、干し上げた柚子の皮を粉にする作業や、柚子とダイダイの果汁を絞りとる作業を受け持ちました。

 週末は、アイトワ塾生の1人とブルーマー55のシェフが午前中に珍味を、午後は綾部の養蜂家に、この養蜂家の紹介者で枚方在住の農村研究家と、滋賀在住の養蜂の先輩と京都で落ち合い、養蜂箱を持参してもらえました。珍味はハクビシンや山椒魚などを生かしたスープでした。養蜂箱は日本蜜蜂を呼び込み、飼うためのもので、3箇所に設置しました。養蜂家に「あと3〜4箇所は設置できそうだ」と庭を気に入ってもらいました。そのようなわけで、喫茶店のお客さんに、庭の順回路へ自由に踏み込んでいただけなくなりました。だからというわけではありませんが、巡回路の落ち葉掃除にまで手を広げず、剪定、除草、植え替えなどに集中しました。

 余談ですが、新聞で、伊藤忠商事がまるで掃海艇か駆逐艦を旗艦にしたような布陣を報じていました。そうした時代と見たのか、それとも時代の読み間違いか、興味津々です。

 それはともかく、庭の梅、スノードロップ、クロッカス、クリスマスローズなどが咲きはじめ、シイタケの春子、バイモユリ、フキノトウなどが元気に出始めています。今年は椿の花が少ない年となるようで、花も蕾の数もとても少ない。

 

ホウレンソウのフレームをめくった

妻が間引きました

完熟堆肥のエキス
水曜日の晴れ間に、トンネル栽培をしているホウレンソウのフレームをめくり、陽光に触れさせ、私は除草をし、妻が間引きました。この間引き菜は、イノシシ肉を用いたハリハリ鍋風の夕食になっています。夕刻に、液肥をあたえ、再びトンネル栽培に戻しました。液肥は、完熟堆肥のエキスを水にしみださせたものです。


草ぼうぼうのニンニクとワケギの畝

除草をし、土寄せをしました

抜き取った野草
草ぼうぼうのニンニクとワケギの畝の除草をし、土寄せをしました。このあとで、畝に腐葉土を被せると仕上がりです。ちなみに抜き取った野草です。

昨年と一昨年のダイダイの実を収穫しました。比較のために、3種の柑橘類を添えています。右手の黄色い小さな実は小型の柚子、その奥の少し大きいのは温州みかん、手前の黄色い実は甘夏みかんです。この他に、大きい方の柚子とキンカンが庭で採れるかんきつ類です。これだけのダイダイの実で、1リットルほどの果汁が取れました。


カラシナ

収穫

漬物にしてもらいました
カラシナを収穫し、漬物にしてもらいました。ちょうど白菜漬けが終わりましたから、その樽を用いました。カラシナは、サラダに用いると本領の辛さを発揮しますが、煮たり炒めたりすると苦味がなくなりますが、わが家ではさまざまな用途に活かします。


 

ツボサンゴの植え替えをしているときに、とても小さな緑色の虫を見つけました、初めて見た虫ですが、その形態から孵化したばかりのナナフシと見ました。もしそうなら、成虫とは違い、小枝に化けるようなことはせず、とても活発に動き回ります。


野草がはびこっていました

除草

ミヤコワスレを株分けして植えなおす作業
ミヤコワスレの手入れをしました。昨年は株分けをサボリましたので、ミヤコワスレはずいぶん傷み、まばらになり、野草がはびこっていました。除草をし、ミヤコワスレを株分けして植えなおす作業でしたが、この後で肥えた土を被せてやれば喜びます。私は、手入れを1年飛ばした翌年の花を好んでいます。人為的な不自然さが減り、自然な広がりを示すようになるからです。

仏跳醤(ファーツーチョン)という中華スープ。坊さんが垣根を乗り越えてまでありつこうとした珍味にちなんでつけられた名称とか。ワシントン条約以前に輸入したハクビシン、山椒魚の干物、朝鮮人参だけでなく、アンコウなどの浮き袋の干物、吉林賞の鹿の尾、干しシイタケ、干しナマコ、干し貝柱、烏鶏、金華ハムを弱火で約40日間下味付けし、最期に24時間蒸して仕上げるそうです。アイトワ塾生会議をブルーマ-55で開いたようで、お裾分けに預かり、紹興酒で舌を整えながら味わいました。

長年の夢がかないそうです。蜜蜂の巣箱をまず3箇所に設置しました。うまく行けば、滋養満点の甘味料の自給も手中に収められるわけです。
 

 

 

 

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