アイトワのホームページ
アイトワ循環図
バイオロジカル リサイクル 09/09/13

 「こんな1日は滅多にない」というような1日から始まり、「こんな愉快な酒盛りになるとは」と思った夕べに恵まれた1週間でした。その間に、これは喜ぶべきことか悲しむべきことか分かりませんが、愛犬ケンの老化現象を目の当たりにしてわが身の腰痛に思いを馳せ、日ごろの鍛錬の大切さに気付かされています。気がつくと、いつの間にかツクツクボーシは鳴き止んでいました。

 滅多にない1日は、天候が気になる2つの来客予定が入っていたのですが、好天のおかげでとても充実したのです。先の約束は、華道の先生と朝8時半のアポイントでした。後の約束は、夕刻の5時から準備に入ったアイトワ塾の野外パーティで、久方ぶりの参加者がありました。

 華道の先生との約束は、ある女性の仲介でした。『エコトピアだより』を幾度も読んだとおっしゃる華道家と引き合わせたい、とのことでした。朝飯前の仕事を終え、テーブルについた間なしにその女性から「もう近くまで来ている」と電話がありました。慌てふためきながら迎えますと、お2人は幾つもの花瓶と一抱えもある花をご持参で、アイトワの庭で花を生けたいとのことでした。それから3時間半後に見送りましたが、妻と「早くお着きいただいてよかったね」と語らっています。それは「野にあるように」を地で行くようなパフォーマンスであったからです。

 アイトワ塾の野外パーティは賑わいました。子どもが6人も参加してくれましたが、そのうちの4人は久方ぶりでした。いつものようにシチュウやサラダなどを持ち寄っただけでなく、滅多に口に出来ない魚の干物を手配してくれる塾生がいました。しかも気温は暑からず寒からずでしたし満月でした。アッという間に4時間強が過ぎ去りました。皆さん食べ過ぎのようで、用意したおにぎりに手が伸びず、わが家はその後2日間、おにぎり攻めになりました。

 愉快な酒盛りは、木曜日に大阪で開かれたある研修会の打ち上げでした。リサイクルがテーマの研修会でしたが、長年にわたって私が夢見てきたバイオロジカル・リサイクルの成功事例の報告があり、胸が高鳴ったのです。このところイチローの活躍以外に「日本も捨てたもんじゃない」と思うことがなかっただけに、パッと日本の未来が明るくなったように感じました。その後で、報告者や主催者も割り勘で集う酒盛りがあったのですが、とても盛り上がったしだいです。

 それまでに心配事がなかったわけではありません。まず週初めに気付いたケンの病気です。足腰がうまく立たない現場を妻が見かけたのです。獣医の診断では、それは老化現象でした。また、週の半ばから干天の慈雨を願うようになっています。乾燥に弱いアジサイやイワタバコの葉がすっかり萎れましたし、キウイフルーツとコゴミは葉が茶色くなってしまったのです。

 もちろん庭仕事に励みました。畑では、夏野菜から冬野菜への切り換えです。私は畝の仕立て直しに精を出し、妻は種まきや移植などに励んでいました。すでに芽が出た大根、紅芯大根、コカブラ、アイトワ(の畑で自然交配した)菜に加え、ルッコラと菜花の種をまき、苗床で育てたブロッコリーと白菜の苗を植えつけました。さらに妻は「妹にもらった」というミズナとミブナの種を苗床にまいていました。いまや畑に残る高い支柱のある夏野菜は、ツルムラサキとインゲンマメを残すにみで、見晴らしがよくなりました。もうすぐホウレンソウも芽を吹きそうです。

 除草や大工仕事にも励みました。風除室の北側にあるビオトープは今年2回目の除草ですが、ミゾソバやイネ科植物などが種を振りまく前に抜き去りました。大工仕事は、畑で用いた組み立て式簡易アーチの収納などです。収納場所を考えずに買い求めたアーチでしたが、重宝と分かり、簡単に組み立て直せる収納の方法を考えたわけです。それは週末のことでしたが、ありがたいことにその朝から小雨が降り始め、大工仕事を終えた頃から本降りになっていました。

 
テラスを飾る旗を妻たちは新調しました。アクリル絵の具を用いた手捺染ですが、私は手造りのよさがとても気に入りました。つまり同じように作ろうしながら2つと同じものがないバラツキがかもし出す温かみです。それは自然の造形物に共通する温かみと同じでしょう。妻たちは、絵の具の耐光堅牢度さえ十分であれば、きっと面白くなり、次の旗はデザインを変えるに違いありません。もしそうなれば、最早作るではなく、造るを越えて創る世界に突入です。

4時台に起き、遠方からお越しいただいた華道家に軽い朝食を用意しました。そのテーブルは、最初に活けられた作品で飾られていました。野に求めたヤマシャクヤク、アケビ、ヒメガマ、そしてツルモドキと、栽培種のタマノカンザシ、オンビジューム、ノボタン、そしてチョウジソウを添えられました。

賑わったガーデンパーティー。大きくなった子どもたちを加え、19人はすっかり時間を忘れました。終始焼き物係を引き受けた人もいましたし、焼きあがった干物などの運び役を演じた人もいました。この情景を少しはなれたところから眺めますと、まるで童話の世界でした。

スダレを洗いました。干天を生かしたわけです。この座敷のスダレにはてこずりました。大きいだけあってとても重く、とりわけ取り外しが大変でした。つくづく縁先に「ハクモクレンやヒメコブシの苗を植えておいてよかった」と思いました。すでに完全自動スダレの役割を果たすまで育っています。やがて屋根まで覆い、完全自動冷房の役目を果たすことでしょう。それを確かめる間で生きたく思っています。

ケンの様子がおかしい、と妻が訴えたのは週初めです。14歳少し手前ですが、腰が時々ガクッと崩れるのです。翌月曜日に分かった獣医さんの診断は老化現象でした。わが家の犬の寿命は平均14歳ですが、このような事態にいたったのはケンが初めてです。思い当たるフシは、散歩以外は終始小屋の中で寝そべっていたことです。日ごろの鍛錬が足りなかった、と思いました。そこで私はハッスルしたのですが、週末に腰痛を少しぶり返しています。過ぎたるは及ばざるに如かず。

アジサイのドライフラワーと2種のトウモロコシを活かして、妻はリースを造りました。火曜日にペルーのトウモロコシ(小さくて黒っぽいほう)もすべて抜き去ってしまい、その軟らかい実は蒸して冷凍しました。硬い実を、妻はリースに活かしたり、テラスのアクセサリーに活かしたりして、緊急食料として保存することにしたわけです。

萎れたイワタバコ(上左)と茶色くなったコゴミ(上)。イワタバコがここまで萎れたのは初めてです。ミヤコワスレはもっと乾燥に弱いようで、萎れきってから水を与えたのでは生き返らないことを知りました。コゴミは、以前(1994年だったと思う)にもこうした状態にさせていますが、春に新芽を吹いています。イワタバコは週末の雨でかくの如く(左)元気になりました。
 

 

inserted by FC2 system