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アイトワ循環図
「SunQ」 09/06/28

 今週はトピックスが3つありました。同志社大学の院生を講義の一環としてアイトワに招いたこと、不思議な太陽の姿を紹介する写真の展示場所が決まったこと、そしてNPO法人・地球デザインスクールに1泊2日で出かけたことの3つです。庭仕事がずいぶん進みましたし、妻が念願していたキイチゴの苗木を植えつけることもできましたから、5つもあったといってよさそうです。

 週の前半は雨がよく降り、おかげで泉の水位が正常に戻りました。実は先週末の午後、アイトワ塾の仲間と市内で開かれているアーミシュ展に出かけましたが、そのときは「このまま日照りが続けば水不足が心配だ」と空梅雨をなげいています。しかし、週末の夜半から雨が降り始め、雨がちの日が3日も続き、おかげで庭の木々や畑の作物もすっかり元気を取り戻しました。

 院生は雨空の日曜日に迎えました。講座は終盤に入っており、これから「実例に学ぶ」との副題がついた事例紹介をします。その前にアイトワに招き、勤め人であった私が試みたささやかな事例を紹介し、仕事を社会貢献の手段として、あるいは社会改革の道具として位置づけられる点に気付いてもらいたかったのです。途中で雨が小止みになり、庭めぐりもしてもらえました。

 丹後出張はとても心地よい旅になりました。まず快晴に恵まれ、車窓から見る景色がよかった。今回はJR線から福知山駅でローカル線に乗り換え、ほのぼのとした心境になりました。1輌仕立てのガイドをかねた女性車掌さんが乗り込んだ列車でした。元伊勢内宮という駅もあり、表日本であったころの古墳時代をしのびました。目的の駅に近づくと、「お忘れものが」なきようにとの車内放送がありましたが、私が天橋立駅で降りることを知っていた車掌さんが、まるで私に直接語りかけてくれたかのように感じました。他に私と同年輩の女性が1人下車しただけです。

 理事を引き受けた地球デザインスクールに出かけたのは、スタッフに覚悟を決めてもらうためでした。多々課題を抱えており、何をなせばよいのかを体験的に知りながら、私には時間的・体力的に限界があるからです。提案や助言をいかに実行にうつしてもらえるのか、その覚悟の程を確かめたかったのです。1時間で終わる予定の最後のフリーディスカッションの時間は数時間に及び、12時過ぎまで続きました。良い仲間に恵まれていることを思い知らされる出張になりました。

 私の留守中に妻はずいぶん庭仕事に精を出したようです。水曜日の夕刻に帰宅すると、除草や草刈りがずいぶん進んでいました。翌朝、太陽の不思議な姿をピンホールでとらえたカメラマン・岡部達平さんを迎えました。かねてから、その写真を披露する展示会「SunQ」展をアイトワで開きたいと提案されていました。化石資源への依存度を減らし、エネルギーは太陽に頼るべきだと考えて50年来の努力を重ねてきたわが家にとって、願ってもない提案です。

 快晴の金曜と土曜は妻と終日庭仕事に当たりました。妻は除草と草刈りの続きに、私は主に畑仕事に精を出しました。前週こしらえた畝に青紫蘇の苗を植え、妻が除草した畝を新たに仕立て直し、ツルムラサキと2回目のナスビの苗を植えつけました。また、つる性野菜の苗をいつでも植えられるように支柱を立てるとともに、キュウリとインゲンマメの苗をポットで育て始めました。

 万願寺トウガラシ、モロヘイヤ、そしてナスビの収穫が始まりました。ぬか漬けの床がなれ、キュウリの古漬けやナスビの浅漬けがとても美味しい。今年も例年のように、手造り味噌と有機栽培の玄米にも恵まれました。味噌はかつて事業を立ち上げるときに助言した夫婦から、玄米はNZのミルフォードトラックを一緒に訪ねた大垣の友人からです。

 自家受粉が難しいアケビが実を結んでいたことを妻に教えられ、確認しました。妻の生徒さんが、花が咲いているアケビの一枝を持参して交配してくださったおかげです。
 
アーミシュ展自体はまだしも、その衣生活に関す記念講演には物足りなさを感じました。「木を見て森を見ない」との諺ではありませんが、現状の服装の形態的差異を説明するにとどまり、その服装のよって来るゆえんや変化の過程などには触れられなかったからです。しかし、大勢の人が集まっており、何百年来変わらずに農的生活を守ってきた人たちへの関心が高まっているようだとの印象を受け増しました。

同志社大学の院生を、「アイトワの木陰で」と題した学外講義に誘いました。皆さんとても熱心で、予定していた3時間半があっという間に経過しました。

ヘチマやゴーヤのために、竹で支柱を作り、細い鉄線を編んだかのような網を棚としてのせる作業も終えました。一昨年から採用している方式です。

万願寺トウガラシやモロヘイヤの収穫も始まりました。ハナオクラの収穫はまだ先になりそうですから、ネバネバ四君子は今しばらくの間お預けです。


ツキミソウ(オオマツヨイグサ)が咲きました。土の中に残っていた種から芽生えたものです。元をただせば、30年ほど前に阪急嵐山駅のプラットホームで手に入れた種です。たしか20年ほど前にプラットホームの改装があり、その後このプラットホームでは花の姿を見ていません。

キイチゴの株を、同志社大学で助手をしてもらっている女性からもらい、植えました。黄色い実がついていましたから、間違いなく妻が幼いころに好んで味わったといキイチゴの木です。2〜3年もすれば、妻が味わったという方法でその美味しさを確認できそうです。

丹後では初めて視覚障害者を対象にスピーチをしました。現代社会は視覚に左右されすぎている一面があり、その弊害を気にしている私は、視覚障害者におおいなる期待をしています。しかし、視覚障害者を聴覚や嗅覚で特化し、世直しのために一役買って出てもらう努力がなされていないように感じられ、さびしい気持ちにさせられました。目が見えないだけで障害者扱いする言葉を用いているところに問題があるのかもしれません。私は私も何らかの障害者だと思っていますが、世の中に障害者でない人がいるのでしょうか。拝金障害者、メタボ障害者、闘争障害者など、障害者でない人はいないはずです。
 
 

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