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進むべき方向と時代錯誤 09/02/01

 日付が日曜日に変わったばかりの1時前から、NHK-TVでオバマ大統領の就任演説を見聞しました。黒人大統領の誕生、その指し示した方向と就任後の高い支持率は、ブッシュが落としたアメリカの権威を相当取り戻したように思います。アメリカがその方向に舵を切り直し、実践し、加えてブッシュを弾劾したら、アメリカの時代を延ばせそうです。間違いを清く認める国や国民、間違いを厳密に清算できる官僚などが、信用と権威を維持する決め手ではないでしょうか。

 『次の生き方』では、日本の電線の地下埋設を提案しました。日本はゼネコンを何分の1かのスケールに縮める必要がありますが、主要な地域の埋設が完工するまでの間を猶予期間と認め、観光立国と景気浮揚策に生かす提案で、いわばグリーンニューディールの1つです。民家を消費の場から生産の場へ作り変えたり、国民の自活力向上のために家庭農園を普及させたりするなど、今の間になしておくべきことがたくさんあります。逆に、2兆円のバラマキは愚作の典型でしょう。朝日川柳に「比べても詮無いけれどつい比べ」との一句があり、共感しました。

 久しぶりで妻と天神さんに出かけました。紅梅が咲き始めた境内で奉納太鼓が打たれており、良い雰囲気でした。妻のお目当ては生地屋で、私は道具商でしたが、大工道具や農具を扱う店が2軒とも見当たりませんでした。残念な思いで人並みを掻き分けていると、お好み焼き屋からよい匂いが漂ってきました。そこで、妻に「明日のお昼は、お好み焼きだ」と注文しました。

 庭仕事は、寒肥をやり始めました。大寒から1週間遅れですが、ブルーベリーの根元やアスパラガスの畝など休眠中の木や宿根野菜に、バケツでくみ出してまくわけです。キャベツや白菜などの葉が小鳥に随分ついばまれていました。急いで寒冷紗を取り出し、小鳥に食べられないようにトンネル栽培にしました。またサルが出たようで、サルの仕業としか思えない痕跡もありました。山では餌不足なのでしょう。裏庭の落ち葉掃除もしました。裏庭に7本あるクヌギが葉を落とすのを待っていたのです。キスゲの株をもらい、日当たりの良いところを耕して植えました。いずれは何箇所かに株分けするつもりです。キャベツだけでなく、ニンジンも初収穫しました。

 アイトワ塾があり、楽しい夕べでした。テキストが新しくなり、進むべき方向がテーマです。誰かが「日本では国民が心を一つにする方向が示されていない。過去にあったとすれば戦時中だけだ」と嘆きました。私は、その方向が時代錯誤であった、と念を押しました。農業文化のまま先進工業国に立ち向かい、多くの人に辛酸をなめさせました。その反省を内外から求められながら、いまだにしていない。オバマさんは、拉致問題や従軍慰安婦問題の清算を願う、融和を求心力にするタイプと見ています。ブッシュさんは逆に対立を部分の求心力に活かす人でしょう。

 他にも楽しい夕べがありました。午後3時から10時半までかけて2つの町家のハシゴです。1つは企業が研究所に活かしている町屋、他の1つは大学がゼミ室に用いている町屋です。初めて訪れた前者の町家も魅力的でしたが、7時間あまりの時間も楽しかったし夕食も美味でした。福助信仰や、産婆は大名行列を横切っても切り捨てご免に出来なかったなど、楽しい話題に富んでいました。

 ライフワークの紹介・『京都嵐山エコトピアだより』は色校正の最中との知らせや、本屋さんに注文したとの知らせもありました。週初めに私たち夫婦はお初天神に出かけたのですが、週末に友の探訪記が手に入り、仕舞い天神の様子だろうと妻と語らいました。雨の日はすべて講義の準備に活かしました。これまでの「環境デザイン論」に加えて、これと補完関係にある「経営哲学」の講義をする機会を与えられ、しかも後者でも助手を付けられるようになり、大喜びしています。これはもう1つのライフワークの紹介、といって過言ではありません。
 
和太鼓の愛好会が1年ほど前に京都で編成されたようで、奉納演奏でした。梅の香り始めた境内で、腹の底に響くような太鼓の音に出会えて幸せでした。しばらく立ち止まって耳を傾け、繊細な音も聴きとめました。

ニンジンとキャベツを初収穫。ニンジンとギンナンの取り合わせは正解でした。妻は、ニンジンの甘さとギンナンのほろ苦さは調和する、と考えたようです。キャベツはまずお好み焼きに活かしましたが、その甘さと、口の中で膨らむような食感はこれまでに体験したことがない口当たりで、感動です。道理で小鳥が盛んにつつき始めていました。

久しぶりで妻が「ハンス」をつくりました。群馬の人に持ってもらっていたハンスが、地震で棚から落ちてつぶれたそうです。そうと知った妻が、「つくらせていただきます」と約束したのは昨年の秋でした。このたびひょっこり訪ねてもらったときは、塗装前でしたが、そのときもまたその人は涙ぐまれたようです。次はいつ訪ねていただいても大丈夫、と妻はいいたそうです。

先に訪ねた町家では淡水魚が飼われていました。すべて研究員が捕ったとのこと。見慣れないドジョウやナマズなど初めて見る魚が5種もありました。

後の町家では、ブリの胃袋にありつきました。初めて口にしましたが、なんとも美味。よいブリが九州から送られてきた、とのことで妻も誘ってもらえました。初めて飲んだビールも美味しかった。

裏庭の落ち葉掃除。泉の上にも分厚く積もっていましたが、丁寧に取り除きました。掃除袋で5杯分を腐葉土小屋に積み足しました。クヌギの剪定も終えました。裏庭を、これまでのワラビとコゴミだけでなく、イラクサやフキの畑に生かしたり、マーガレットが咲く一角にしたく思っています。

サルの仕業? コンクリート花壇と我が家で呼んでいる排水枡を転用して作った花壇の端に、半分ほどかじった野菜が置いてありました。畑で自然交配した野菜で、カブラの血を引いたのか根が大きく太っていました。おいしそうに6割がたがかじられていました。私たちも味わいたかったのに。なにせ自然交配は、2つと同じ野菜が出来ません。
 

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