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アイトワ循環図
ファンが不安に 08/12/07

 日曜日は好天で明け、良い兆しを感じました。実は5つもアポイントがある1週間でした。10数年来の付き合いがあるエッセイストである友との対談に始まり、アイトワ塾、グループツアーの受け入れ、『エコトピア便り』の編集者と2校の校正、そして金曜日のラジオ番組の収録でした。

 対談は、友の新著に盛り込んでもらえます。アイトワ塾は、予定より1時間早く終える予定で始まり、誰かが気づいたときは1時間遅れ。嬉しくなりました。それだけ私の顔色がよかったのでしょう。火曜日のグループツアーは、「これだけはキャンセルしたくない」と入院したときに考えた約束で、2ケ月前に「いきいき」という雑誌が募集していました。2校の校正は水曜日でしたが、編集者には前日のグループツアーから訪ねてもらい、アイトワの理解を深めてもらいました。ということは、火曜日の夜は24日ぶりの酒盛りです。といっても妻と「いきいき」のライターを加えた4人でワイン1本です。2週間前の溺れかけたことが嘘のような気分の1週間でした。

 庭仕事は、まず周回路の落ち葉掃除。久しぶりに重いブロアーを駆使し、腰をバンバンに張らしました。他に、キウイの剪定、キウイ棚に覆いかぶさった木の剪定、2種のエンドウマメとタマネギの苗の植え付け、マーガレットの移植など、でした。といっても日曜日のツタンカーメンのエンドウは、畝作りを始めたときに妻に見つかり、「顔色が悪い」といって取って代わられました。しかしその後のタマネギとスナップエンドウは、妻の目を盗んで畝作りからこなしました。これで、冬野菜の準備はすべて終えました。あとはスモモの剪定などを残すだけです。

 この間に、シャベル事件がありました。エンドウの苗を植える段になって、シャベルが見当らない。妻に尋ねると「行方不明です」との答え。「いつから行方不明だ」問いただすと、妻が花壇の手入れに用いた後でした。そこで、「そういうときは、失くしたと言え」と叱りましたが、それ以上の追求は控えました。心臓には怒りと心配事が一番負担、と担当医に聞かされていたからです。このときなぜか姜尚中さんを思い出し、入院中の備忘録をしたため始めています。

 私たち夫婦は姜さんのファンですが、妻を姜さんの論法で順々に説き伏せば、妻は用いた道具を元に戻すクセを身につけていたのかも、と反省です。しかし、すぐに姜さんファンの私が不安になりました。私は姜さんの考え方のファンであって、言葉で順々に説く論姜入院中の備忘録法のファンではない、と気づいたのです。むしろそれはココロとカラダを分離させ、アタマでは理解しながらカラダがついていかない頭でっかちを増やしそう、と心配になったわけです。

 ここでわが身を振り返って反省です。カラダは危険信号を発していたのに、頭が命じるままに行動してしまい、溺れかけたわけでしょう。ここまで考えて「そうであったか」と気づいたことがあります。このアタマとカラダが分離した人間に翻弄された典型が太平洋戦争、と気付いたのです。戦陣訓を書いて徴収兵には玉砕を、国民には集団自決や戦災死を強いながら、自責の自殺すら仕切れない職業軍人を生み出し、有責任者から順に厚い保証をする体質を引き継がせた。

 今週の気になったことは、東大出身者が「教育と現実が異なっていた」との理由で文部省を脅迫した出来事と、新日本軍の元空幕長が7000万円の退職金を受け取る、と言ったことです。前者には一定の同情をし、後者には一縷の望みをかけました。後者の確信犯的態度は、何が大切かがわかっていないだけで、利己ではなく強烈な利他のココロがそうさせた、と見たのです。やがて判断し直し、自ら返納し、武士は食わねど高楊枝だと自己証明することでしょう。

 今週の悩みは、グループツアーの無理がたたった喉痛です。美味しい料理でも治まらずラジオインタビューはむちゃくちゃでした。ついに土曜日の朝になって医者に走りました。
 
キウイフルーツ棚の手入れをしました。手入れ前(上左)、手入れ後(上)、その剪定クズ(左)ですが、キウイフルーツ棚はこれで太陽光をよく通すようになり、ケンを暖かくすることでしょう。

「いきいき」ツアーの受け入れも無事に終えました。長期予報では2日前まで雨がちとなっていたのに、火曜日はこの冬1番の冷え込み(室内温度11度)で明け、好天になりました。冷たいウエルカムドリンク(右)が好評でした。

この冬の初収穫物、紅芯ダイコン(左)、冬子のシイタケ(右)、キウイフルーツ、カブラなど、庭でとれた山の幸をふんだんに活かし、昼食を用意しました。管理栄養士と調理師の世話になりましたが、献立、味付け、盛り付け方などは妻が担当しました。

楽しい晩餐。次著の編集者にワインを、「いきいき」のライターにはチーズとパンを差し入れてもらい、全快祝いです。妻に初めて挑戦してもらった鼈甲寿司(右)はマグロを用いましたが、好評でした。

タイミングよく天然の「黄シメジ」をもらいました。山野草に詳しい友が、山で見つけて届けてくれました。全快祝いでソテーと澄まし汁に用いましたが、澄まし汁は少し苦くなるようです。しかし、私の舌には感じられませんでしたから、まだ完全復調ではないのかもしれません。

いつものように朝食を、種や苗木から育てた庭を眺めながらとりました。年をおうごとに木々が大きくなり、日々景色が変わる光景もゴチソウです。

週の後半は多くの時間を宿題に当てました。好天の縁先にテーブルを動かし、自著の本文やキャプションの修正に没頭しました。ですから喉痛を自然治癒できると期待したのですが、最悪の事態を想定して医者に走りました。
 

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