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本当のやさしさ 08/09/07

 悲喜こもごもの週初めになりました。月曜日の午後ことです。月曜の昼過ぎまでは先週の範疇、との気分です。なぜなら、日曜の夕刻に北海道から帰り、当週記の作業を終えたのが月曜の昼過ぎであったからです。そこからが今週の気分です。まず常寂光寺の前ご住職に電話をし、次いで留守中の郵便物や頂きモノに目を通しています。そこまでは嬉しいことが続いたのです。

 常寂光寺の前ご住職から、留守中に電話をもらっていました。長電話になりました。「ここまで考えていたの」と、拙著を丁寧に読破してもらえていたのです。次いで郵便物に移ると、保険証もありました。高齢者扱いになった知らせでした。あと15年ほど頑張りたいな、と思いました。そこまではよかったのです。ぼつぼつ出かける準備を、と考えていた15時半のことです。妻が行き倒れの旅人のように玄関に崩れ込んできたのです。まず、転んだこと、膝から落ちて強く打ったこと、手首を骨折したかもしれないなど、状況把握をしました。それからが大変でした

 出かけたのは同志社大学の町屋のキャンパスでした。今年もある評価委員をおおせつかったのです。結局、そこを20時に出て、電話で妻の傷の具合を知り、安堵しました。膝は5針縫ったが手首の骨折は免れた、しかし駅まで出迎えにくいのでタクシーを使ってほしい、とのことでした。蒸し暑い夜でしたが駅から歩いて帰りました。その道中で北海道は涼しかったのだなあと先週の旅を思い出したり亡き父を懐かしく振り返ったりしました。ある日、帰宅した父が、私が大怪我をしたことを母から知らされ、「いっそのこと死んでしまえ」と怒鳴りながら私の部屋に駆け込んできたことがあります。半世紀以上も前のことですが、本当のやさしさを感じました。

 翌日からまた嬉しいことが続きましたが、その合間につらいこともありました。嬉しいことは、グループ見学の受け入れ、高校生を対象にした講演の正式依頼、かかわっていたある裁判の勝訴の報告とお礼をかねた来客、ホームステイの長女からの知らせ、次の本の題名や発売時期が決まった知らせ、興味津々の書籍の献本、と続いたのです。畑仕事もはかどりました。つらかったことは、酔芙蓉などを枯らしていたこと、歯医者で冷や汗をかいて痛さに耐えたこと、など。

 講演依頼は、京都でとても名高い高校の生徒が対象ですが、その依頼者がありがたかった。かつて講演を聴いていただいた僧籍にある人が、高校生にこそ聴かせたいと思ってくださったのです。こんな嬉しいことはありません。勝訴の一件は、私の証言が決め手となり、相手が控訴を断念したのです。かつてわが家では、ホームステイを受け入れていましたが、最初に受け入れた女性が夫の仕事の都合で、1年間一家で来日したのです。早く訪ねてほしいものです。

 酔芙蓉やヤマウルシを枯らしたのは、妻の水やりの不手際が原因です。旅行に出かける前に、共に鉢から地におろしておけば良かったのにと悔やみましたが、後の祭りです。他にも、地におろして育てたい鉢植えの苗木があります。2年がかりで育てているポポー、クルミ、コシアブラ、そしてウコギです。クルミとコシアブラは頂きものだけに、いつおろすか思案しています。

 庭仕事にも精を出しました。カボチャなど地を這わせた瓜類、キュウリ、そして雲南省のトウモロコシを抜き去り、その跡を耕して冬野菜の畝に仕立て直しました。トウモロコシの軸を折り曲げて堆肥の山に井桁状に積みましたが、一仕事でした。またキノコが出る季節にはいり、4種のスケッチをしました。梅雨時のシーズンは、多忙にかまけてスケッチをしていません。

 そのほかのトピックスは、金曜日の朝、妻は天蚕の成虫と玉虫を見つけました。土曜日に、アイトワ塾生の1人が新店をオープンしましたので駆けつけました。これから、アイトワ塾の幹事役の人たちの迎え、反省やこれからのありように花を咲かせようとしています。
 
留守中に、なんとも丁寧にこしらえた梅干、白と赤の梅酢、そして赤紫蘇のふりかけを送ってもらっていました。写真は、この人の贈り物に添えられていた絵手紙ですが、いつも心を打たれます。

北海道出張から帰りつき、3日目に届いた遠軽地方のサヌカイト。このサヌカイトは、縄文時代に日本各地はもとよりシベリヤにも広まっていたと知りましたが、教えてくださった人から送られてきました。紋別の友はカニの足を送ってくれましたが、解禁前なのにおかしな話と思いながら、その日のうちに幾軒かで分けました。

興味津々の本を届けてもらえました。羊水は海水に近いと聞いていますし、受胎後間もない人間はその中でエラ呼吸をしながら泳いでいる時期があるとも聞いています。この程度の話ではなさそうです。秋の夜長を楽しみます。

夏野菜の収穫物。いずれもこの畑で初めて育った代物です。トウモロコシ以外の、瓢箪、丸瓢箪、ハローカボチャと名づけた大きなカボチャ、そして平たいカボチャの4種は、もらった種から育てました。この他に、ジュウロクササゲ、ヘチイマ、ヘビウリ、ゴーヤ、ベンリナの5種をうまく育てましたが、数種類の発芽に失敗しています。10数種類の種をもらったのです。

天蚕の成虫をまた郵便ポストで見つけました。このポストがある鉄門扉の柱に門灯がありますが、その光につられてやってくるようです。

今週見つけたキノコは4種ともに収穫し、スケッチできました。キノコのスケッチをするように進めてもらった町の博士を、早くお迎えしたいのですが、それは来年の梅雨時になりそうです。

今週最後の写真。京都でもっとも権威のあるカガイ(花街)上七軒通りに開店した「弓月オム」。この近くに女性用の総合和装ブティック「弓月」があります。私はこの「弓月」が、女性の総合和装にかんする最も望ましいブティックだと思っています。それだけに「弓月オム」にも期待しています。
 

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