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あってほしくない & 人間の弱み 08/08/10

 日曜日の朝から、ヤマボウシが赤く色づいた実を落とし始めました。ヒグラシも加わりセミが賑やかに鳴き、シュウカイドウが咲き誇っています。盛夏です。今週は「人間の弱点」を思い知らされることが次々と生じました。エスカレーター逆行事件。マンホール増水事件、中国毒餃子の新事実隠蔽事件、原爆投下を認識しながら隠蔽した事件など、いずれもが「あってほしくない」あるいは「ありえない」との既成概念やあらぬ期待が生じさせた災いであったようです。

 エスカレーターの逆行事件は、その典型でしょう。もし、エスカレーターというものは「途中で停止や逆行することがありえます」との認識を事前に世の中に広めておけば、あるいは一度それを体験を義務付けておけば、起こりえなかった事件でしょう。

 マンホールでの増水死亡事件は、予見できたのではないか。先週、川で4人の子どもを死なせましたが、マンホールでも「ありうること」と考えてほしかった。それほど降雨が異常になっています。温暖化など人間が狂わせた気象に対して備えるべきことが生じているのです。ですから、マンホール作業員には命綱と存在位置確認機器を携帯させ、緊急時脱出ないしは救出訓練を義務づけてほしい。そうせずに、豪雨が降りそうならマンホール「工事を見合わせる」などと発想したら、もっと恐ろしい水難事故や水難事件を生じさせかねないことでしょう。

 8月6日水曜日、お隣の常寂光寺から今年も8時15分に梵鐘が響いてきました。ふと2日前の1本の記事を振り返りました。1人の科学者が原爆投下翌日に原爆であったと認識していた事実を軍部は隠蔽したとの記事でした。おそらく軍部にとっては「あってほしくない」爆弾の投下であったのでしょう。当時、世界は原爆の開発競争をしていました。軍部が原爆投下だと知った時点で、当時わかっていた範囲の恐ろしさを国民に知らせたら、2次被害を減らせたのではないか。

 中国毒餃子での新たな事実を政府はなぜ隠蔽したのか。中国側が隠蔽を望んだようですが、「中国にとっても隠蔽しないほうがよい」と説得し、事実を明らかにするのが新日本のあるべき姿ではないでしょうか。ところが政府は、中国政府にとって「あってほしくない」事実であろうと同情し、旧日本の体質を引きずっているかのごとく、日本の国民まで無視したのでしょう。

 8日の金曜日は、あってほしいことが重なりました。私は満で古希を迎えましたが、嬉しいことが重なったのです。まず、午前と午後の両方(酷暑の間はそのいずれかにしているのですが) ともに庭仕事に就きながら、しかも大きなヌルデ(一般ではウルシと思っている木)まで伐り取りながら、かぶれることもバテルこともなく済みました。その上に、2冊の献本、カステラを含む3種の菓子、美酒、舞と音のコラボレーが組み込まれた夕餉の招待状などに恵まれたのです。また夕食時に、紋別の友が送ってくれた北海シマエビと冷やした白ワインで妻が古希を祝ってくれました。

 庭仕事がはかどりました。来客に備えた周回路の掃除から手をつけ、サクラソウなどの苗作り(さまざまなところで勝手に芽生えた小さな苗を、ポットで育てるための作業)、ズッキーニの雨よけフレームの解体、ラッキョの掘り出し、母屋の周辺で花を咲かせ始めた野草の除草を済ませました。その上に、古希を迎えた金曜日からヌルデが茂る風除室の裏手に手をつけ、土曜日中に旧玄関前にいたる裏庭の手入れを済ませたのです。来客にも恵まれました。その1人はあるシンポジュームで知り合った人でした。庭を掃除して迎え、2冊の献本をしてもらった人ですが、これが今週の事前に入っていたただ1つのアポイントでした。先週出あったジョアンナ・メイシーの未知の著作を読み終えました。彼女には「あってほしくない」との意識はなかったと思うのですが、それでも見落としをするという恐ろしい人間の弱みを思い知らされました。
 
ヤマボウシの実。緑色から赤くなる過程がとてもきれい。飢えていた子どものころに、ナツメの実をリンゴのように感じたころに、この実に出会っていたら、どのような記憶を焼きこんでいたでしょうか。

シュウカイドウ。近頃この花は減少傾向にあると聞いたことがありますが、わが家の庭でははびこりすぎて困るほどです。余分のところに出た分はどんどん抜いて、畑のマルチング材に使っています。

3種のゴーヤと3種のトマト。菜園では他に、モロヘイヤ、ツルムラサキ、5種のトウガラシ、ジュウロクササゲが最盛期で、ニラ、ヒコバエから育てたネギ、第2次キュウリが晩期、第2次インゲンとニンジンがはしりです。モロヘイヤ、ツルムラサキ、そしてトウガラシの1種の京唐菜は自家消費量を超えており、お裾分けをしています。

ナスの素揚げ。大きなナスは、切り目を二重に入れていました。

近頃の朝食。味噌汁。大根おろしをそえたチリメンジャコ。トマトとハナオクラのサラダ。焼きなす。焼いた万願寺トウガラシ。ナスの浅漬け。

収穫祭の一コマ。採り立ての野菜がたっぷり振舞われました。乾杯の音頭をとらせてもらいましtが、「ヒトは1万年ほど前に、農業を始めることによって人」になったと切り出しました、畑ではトマトが鈴生り。よき指導を得ると、ずぶの素人がここまで立派な野菜ができるのか、と感心しました。

アリ地獄。寝室の前の縁先にたくさん造っています。最近のことです。たまたまここにまで広がったのか、ここにまで広がらせる他の何かがあったのか、わかりません。
 

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