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アイトワ循環図
猪・鹿・蝶(いのしかちょう)  08/06/15

 庭に初めて鹿が進入しました。発端は8日(日)の午後に聴いた「イノシシが入りました」との妻の報告でした。その後の調べで、先週の金曜日以前から鹿が入っていたことが分かったのです。鹿は、桑の葉が好物のようで、次いでニワトコ、山吹、アジサイ、ヨモギを好むようです。

 この妻の報告を受け、腰を痛めてから9日ぶりで、本格的に庭に出ました。イノシシが進入したと妻が見た箇所と、進入した証拠を、この目で点検したかったのです。証拠は歴然としていました。筍を食べた跡です。「小さいイノシシだよ」「ウリボウかしら」と、話し合いながら、進入箇所に移動しました。それは庭の南西の角で、その外側は1段低くなっています。「ここから、出ようとしたが出られず、引き返し跡だ」と、私は落ち葉の散らかり方から推理しました。

 この点検の途中で、桑の木(昨年苗木を植えた)の葉がすっかりなくなっていることに気付きました。まだそのときは「青虫のしわざ」と思っていました。次いで、ニワトコの木が何者かに食い荒らされていることを知り、「?」となったのです。周囲を見回すと、自生のミツバ、アジサイ、そして山吹の葉もなくなっていました。このときに初めて「鹿だ」と気付いたのです。さあ困った。鹿なら垣根を飛び越えたのかもしれず、途方に暮れました。その夜は、犬が吠えると庭に出て、鹿を見つけて脅してやろう、と思ったのですが、何事もありませんでした。

 この猪・鹿事件で庭に出たのをきっかけに、庭仕事を再開しました。草刈りから始めたのですが、思うところがあって、畝作りに切り替えました。数日前に、妻にまいてもらった肥料を鋤込んだのです。その最中に、友から電話があり、翌日の午後3時に京都駅で合流し、ある種屋を訪ねる約束をしました。午後3時にした訳は、友が「3時ころから雨が降る」といったからです。

 ですから、翌日は、妻の反対を押し切って朝から畑に出ました。短い畝でしたが、肥料を鋤込んで仕立て直したのです。友の予測通り、2時頃から2時間ほど強い雨が降りました。訪ねた種屋さんは聞きしにまさりました。帰宅時にはすでに薄日が射しており、「しめた」と思いながら服装を改め、再び畑に出ました。オクラ、ゴーヤ、第2次のキュウリの苗を植えたのです。さらに、日が落ちるまでかけて、ヤーコンとトウモロコシの畝の草むしりをしました。

 翌火曜日の朝、背筋がバンバンに張り、少し腰に違和感がありましたが、無事に起き上がることができました。アイトワの定休日ですし、翌日の昼過ぎから大事な予定がありましたので妻と2人で庭仕事に励んだのです。妻は中庭の掃除に、私は畑の手入れに集中です。その間に2件の来客予定がありましたが、野良着姿で失礼しました。その夕刻に、こんどこそイノシシの仕業との結論になった痕跡を発見しました。やむなく、金太の居場所を変えることで、再侵入に備えました。

 水曜は早朝から昼過ぎまで草刈りに励み、妻に「また(腰を)痛めてもしりませんよ」と愛想を付かされました。午後3時半に20名余の学生と、木曜日から1泊の予定で次の本の編集者一行を迎える予定があったのです。学生は講義の一環で訪れましたが、希望や勇気を授けることも出来たように思います。庭巡りの後、ケーキセットをご馳走したのですが、1匹の蝶がテーブルの側を飛び回り、「蛾と違う」「蝶よ」と学生を騒がせる1場面もありました。

 次の本の編集者一行3人を迎えた木曜日と金曜日は、梅雨時とは思えぬ快晴に恵まれ、撮影は順調に進み、全体構想も固まりました。焼き筍や我が家流のズッキーニ料理などを見てもらい、モヒートというカクテルを教えてもらいました。金曜日の4時頃に一行を見送りましたが、その後は土曜日の夕刻まで、アイトワ塾の合宿に備えてカラダを休ませました。金太のおかげか、その後猪・鹿の進入跡を見かけません。問題は、私が留守になる週末の夜です。

 
小さなイノシシに襲われたようだ、と妻が見た筍の残骸。太い1本(左端)は裾の方がかじられただけで済んでいました。大きなイノシシだと、右の3本程度の小さな筍なら食べきってしまいます。右の写真は、左の写真の部分拡大。

鹿が葉を食べたと思われる跡。ニワトコ(左)は、私の背丈ほどに育っていますが、下の方の枝を折られ、葉を食べられていました。アジサイも、下の方の葉がありません。中型の雌鹿の仕業ではないでしょうか。実は、先週金曜日に子鹿と出合っています。夕刻の5時頃、整骨医からの帰途、小倉池添いの道で出合いました。生まれたばかりと思われる小さな子鹿でした、

初収穫のズッキーニ。妻は、ここまで大きくならないと収穫しません。「もったいない」、とか「かわいそう」といって取らさないのです。もちろん、それなりに成熟した味わいがありますし、ボリューム感を生かした妻流のさまざまな調理を生み出しますから、従っています。右はその1例。

有機栽培農家の長沢さんがご推奨の種屋です。ビル・トッテンさんと一緒に訪ねました。何週か前の朝粥の集いで、この種屋が話題に登りました。東寺の近くにありますが、町の小さな専門店で、ご夫婦で店番です。ホビーショップなどに押され気味の業界でしょうが、どのような努力が生き残らせた専門店なのか、興味が湧きました。トッテンさんは、帰路も、下鴨の自宅まで歩いて帰る、とか。

当初、妻は鹿が進入した痕跡と見た苔庭。ミミズを捕った跡です。私は当初、小鳥(シロハラより大型)の仕業と見ましたが、イノシシとの見方に改めました。鹿はミミズを食べないはずだし、竹藪の一角に前日までなかった筍を掘った跡(右)があったからです。鹿はこのような筍の掘り方をしないのではないでしょうか。

講義の一環で迎えた学生と。イノシシや鹿が荒らした跡だけでなく、モグラの痕跡(右)や、地上に飛び出して死んだモグラまで見てビックリしたようです。この人たちやその子どもたちに、豊かな緑を残し、これ以上化石資源などを減らさない社会になって欲しい。私はくそまじめに、それらを生かしたオルターナティブを授けたく思っています。幾名かの学生は休みました。

庭のミントを生かし、キューバのカクテル・モヒートを作る準備。ライムがなかったので、レモンで代用しました。カメラマンは、訪れたキューバで愛飲したとか。ミントと砂糖(又はハチミツ)をグラスの中で一緒につぶし、ライム(なければレモン)を半分絞り込み、ラム酒と炭酸水を注ぐと出来上がりです。
 

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