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天職と辞めたキッカケ?  07/08/12

 アイトワ塾の合宿で、山科のとある山荘で目が覚めることから1週間が始まり、週末はかつて仲人をした若手自営家の来訪で終わったのですが、その間に2時間の予定が5時間に及んだインタビューに応じたり、日本に帰化し「鎖国は自立であった」と喝破した経営者をご家族で迎えたり、妻の念願であった芸術家をアトリエに訪ねたり、あるいはこの訪問の機会をつくってもらった旧知の業界紙記者を迎えて夜遅くまで一献傾けたりするなど、変化に富んだ1週間でした。もちろん、庭掃除だけでなく、2回目のズッキーニとキュウリの手入れや1回目のキュウリの跡を耕してブロッコリーの畝に仕立て直すなど畑仕事にも力を割いています。

 合宿では定年後にベストセラーを出すなど大活躍している人をゲストに迎え、辞書は定義集であったと気付かされたり、ミケランジェロの精神に通じる霊木化現(れいぼくけげん)という言葉を学んだりしています。インタビューはサラリーマンから転職し、とある機関の運営にあたっている人の求めに応じたもので、的確な質問に感心しました。芸術家のアトリエでは、わが国伝統の職人技の世界に偶然足を踏み入れ、やがて本職に選んで芸術の域にまで高め、世界的評価を得た人との歓談でした。こうした天職を得た人のようだ、と感じさせられる人たちが、目には見えないところで傾けてこられた努力に気付かされ多様な感じがして、心を打たれています。

 インタビューでは、私生活と教員生活を振り返らされる質問が多かったので時間を忘れたようですし、旧知の記者との歓談では主にサラリーマン生活を振り返ることになり、深夜の2時近くまで話し込んだようです。それは多分に最近読んだ2つの新聞記事が関係しています。商社に始まり短大で終わった勤め先を、周りの人には唐突に映りかねない辞め方をしましたが、2つの記事はその事情を思い出させたからです。先週の記事を読み進むうちに、「偶然とは面白いなあ」とその前の週の記事を振り返っています。それは短大を去る気にさせた最初の出来事を思い出させたのですが、その前の週の記事は商社を辞めるキッカケをありありと思い出させています。

 商社と短大の間で、私はアパレル企業に勤めており、そこは社長と意見が合わなくなって辞めています。豊かな内部留保を生かし、社長が株式や土地の売買に手を出したことが主因で、1986年末に辞めました。漠然と感じていた不安から逃げ出したわけですが、5年後の91年にバブルがはじけたときに「良い勘をしていたものだ」と胸をなでおろしています。しかし、短大の場合は学長再任を断って2年もしないうちに、卒業生のために「勘が鈍っていたのかな」と少し自責の念に駆られています。商社の場合も、やがては「辞めずに説得に努めるべきではなかったか」との心境にさせられないでもありません。でも、他の人に代わってもらうわけにはいかないエコライフガーデンつくりの方が、私の人生にとっては有意義であったはずです。

 頂き物にも恵まれた1週間でした。著書やレンコン餅とか、美味しい豆腐や一種のカレー、あるいはケシの種などをいただきました。豆腐は、「実家で造っておられるの」といって妻が時々友からいただいてきますが、6人の来客も醤油をかけずに美味に酔っていました。一種のカレーは翌朝妻と2人で味わったのですが、なんだか心が温まる思いをしています。奥さんの手造りでしたから、味わいながら何か大きな共感を得たような、一体感を共有したような気分にされています。

 何のストレスも感じなくて良いような一週間でしたが、実はとても気になることが庭で生じています。ポッポたちが予期せぬ動きに出始めており、ハトに対するイメージを崩されかねないほどの心配事になっているのです。野生のハトの生態を研究しているヒトとめぐり合って、ノバトの個別性や本能などについて学びたいものだと思っています。


いただきものの1つに西湖(レンコン餅)がありました。その前の来客にいただいた麩饅頭といい、宵山の日にいただいたチマキといい、この夏は笹の葉を生かしたお菓子が続け座間に味わえたのですが、チマキ笹が山で貴重な存在になりつつあるとのニュースに接していただけに、ココロして味わっています。
この花畑やケシの花は、この春の九州旅行で3月23日に直に見ています。種を所望していたのですが、わが家の庭で自生するケシの種を送ろうとしていた矢先に、その相手から一足先に写真を添えて送られてきたのです。11月中旬にまくように、との手紙も添えられていました。
17粒600円近くもした種から育てた改良型四葉キュウリ(下)の収穫が始まりましたが、気に入りません。本来の四葉キュウリ(上)は細長すぎて輸送面などで問題があるために改良したのでしょうが、味は本来の四葉キュウリに及びません。
本来の四葉キュウの実を、種を収穫するために幾本か育つに任せています。自然生えの苗から実ったものですが、それは昨年の四葉キュウリの子どもでした。これから先は、この種をわが家のキュウリの元祖として収穫し、代々育て続けようと考えています。近くこの大きく育った1本をとってトウガンの代用をさせることになるでしょう。
小型のシンビジュームのような花をつける野生の蘭に、やっと居場所を与えることができました。ハクモクレンの根元です。この野生の蘭はミカン畑に生えていたそうですから、わが家の柑橘類コーナーに植えようとしていたのですが、やめました。あまりにも目が届きにくいのです。

夏の畑です。左手前は最初のインゲンマメ。その右が2度目のインゲンマメ。さらにその右がゴーヤ。手前に、3種のトウガラシ、万願寺、伏見、そして葉を収穫する京唐菜が育っています。
2度目のナスが生長し始めました(その奥は、第1回目のキュウリの跡を片付けてブロッコリーの畝に仕立て直し始めたところ)。ポットのまま放ってあった苗だけに、美味しい秋ナスを恵んでくれるのかどうか興味津津です。苗を義妹からもらってすぐに畝に下した分は、いま収穫の最盛期です。義妹のところの畑では既に終盤とか。
 

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