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有機農業の目的 07/04/01

 先週の火曜日18日の夕刻、神戸港から夜行のフェリーボートで発ち、26日の月曜日まで九州に出かけていました。ですからここで、先週の週初めまでさかのぼり、九州の旅も含め、2週間分のエピソードをとりあげます。それはまず、よきお爺さんになれたような心境から始まります。

 日曜日16日の朝一番に、義妹が妻に着付けもらった和装姿で孫を見せてくれました。午後にはアイトワ塾生の1人が、奥さんのご両親を同伴し、夫婦揃って和装姿で現れ、奥さんが赤ん坊を抱いました。義妹の孫とよく似た装いです。そこでやっと、お宮参りの時期であったことに気付かされ、赤ちゃんを抱かせてもらいました。私は、実の姉とは10歳も離れていますから、姉の孫は私には子どものような年齢ですし、弟の子どもは2人とも独身です。だから、こうした機会に私はお爺さんの心境にさせてもらうのです。夕刻にはイカナゴの佃煮を賞味しました。アパレル時代に子会社で知り合った女性が送ってくれたものですが、彼女は家族連れで訪ねてくれますからいつも娘が届けてくれたような気分で受け取り、楽しませてもらっています。

 九州へは、時々経営相談に乗っている友に車で案内してもらい、行く先々で2人3人と新しい出会いがありました。宮崎県の綾町にある照葉樹林の見学から始まり、都城市の紅梅園、熊本県水俣市の水俣病資料館と天の茶園、葦北郡田浦の鶴田有機農園などを訪ねました。それぞれが希望という光を放つ灯台のような存在でした。もちろん温泉や観光も楽しみました。温泉では霧島温泉郷の世界に類がない強烈な硫化水素泉の新湯温泉が、観光では阿蘇で訪ねた「すずめ地獄」や「奇岩石群」を印象深く心に刻み込んだうえで帰路についています。

 神戸港には早朝の5時半に着き、友に自宅まで送り届けてもらい、朝食を一緒にとりました。旅を振り返って妻にその印象を語りましたが、優れた直観力と反骨精神に触れる旅であったと報告しています。工業化を推し進める社会に流されず、日本のよき風土や文化を大切にした人たちの息吹に触れる旅でした。言葉をかえると、国家に翻弄されながら国土を愛し続け、国民の幸せや健康に寄与しようと有機農業に努めてきた人たちの心意気に触れる旅であったと言えます。

 友を見送った後、まず畑に出てこのたびの旅行記念にもらったネギとエンドウの苗を植えつけました。ネギは茶色い葱坊主をつける品種で、エンドウはツタンカーメンの墳墓から出土したもう1つの品種です。わが家にある紫色の鞘が特色の品種とは別に、黄色い豆が特色の品種だと聞かされています。植え終わるとその足で、知人の写真展に駆けつけました。最終日だったのです。夕刻にはアイトワ塾がありました。塾生の1人が桑の苗木をくれました。早手盛と一の瀬と呼ぶ2品種でしたが、実のなる種類の苗木も後日持参するといってくれました。

 この2週間の庭仕事は、過日もらった赤松の駒切りの始末に手を付けたのをはじめ、旧来からのツタンカーメンのエンドウマメに新方式の支柱を立てたり、苗木の植えつけや夏野菜の畝作りに精を出したりしたことです。エンドウマメの支柱は、このたびの九州旅行で学んだ方式の採用です。苗木の植え付けは、2本の桑の他に、昨年丹後で手に入れたマンサクや、庭にあるハナイカダの枝から挿し木で育てた苗木などです。他に、1泊2日の出張に2度出かけていますし、幾人もの来客を迎えたり地方選挙の1候補者を励ましに出かけたりしています。

 イカナゴの佃煮を皮切りに嬉しいもらい物に恵まれた2週間でもありました、九州からまずミカンが届けられ、週末には九州のサトイモとニュージーランドでお世話になった神戸の友からイカナゴの佃煮が送られてきました。その間に、過日訪ねた母校の小学校の先生が転任の挨拶をかね、イリオモテジマのドングリから育てたというウラジロガシの苗木を持参してくださいました。



エンドウの支柱。10数本の竹を切り取って作る大掛かりな作業でした。このたびの九州の旅で学んだことを、印象が強烈な間に生かしました。竹の穂先を生かす支柱です。以前にも他所で目にして見知っていたのですが、実行に移せずじまいでした。これでエンドウの支柱に関しては心(知識)と体を一致させられましたから、以降はこの方式を採用し続けることでしょう。
  照葉樹林都市、綾町自慢の「世界一の歩く吊橋」長さ250m、下を流れる綾南川から高さ142m。歩く吊橋の規模では昨年出来た九重夢大吊橋「ゆめの大橋」が上回ったようですが、日本一の照葉樹の山が眺められるこの吊り橋にはかなわないでしょう。
  田浦ではログハウスに泊まりました。日没が眺められる絶景だし、急な崖さえ覚悟して上り下りすれば、海岸で天然のカキを取って賞味できます。
温かいもてなしに感激。初めて味わった粗引きのご汁と黒米を生かした玄米のご飯が見事に調和していました。デコポンと自家製ヨーグルトのデザートも美味しかった。
帰宅してみると、ヒメコブシだけでなくハクモクレンにも花が残っていました。その2日後の雨でほとんど散ってしまいました。
もう1つの「ツタンカーメンのエンドウマメ」の苗を、「うまく育っておくれ」と念じながら早速植えました。同時に、茶色い葱坊主がつくネギも株分けして植えています。
この間の最後の庭仕事はハッピーへの意地悪でした。夏になると冷気をとろうとして土を激しく掘りますから、石を置いて意地悪していました(左)が、さらに掘りにくくしました。さあハッピーはどうするか。もしどうすることも出来なけようなら、夏の晴天の日は、必ず「夏の館」に移動させてやります。
 
 

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