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庄屋と古道具で林間暖酒を 07/02/18

 今週のハイライトは、何代も続いた元庄屋のお宅の見学でした。庭で採れたヒラタケを2度にわたっていただいたお宅を、妻と訪ねたのです。まずヒラタケが出た切り株を見てその太さに驚きました。ヒラタケが今も幾株か出ており、一番大きな1株を目の前で土産に取っていただきました。他にも江戸時代から生えていた木ではないかと思われる差し渡し1mはありそうな切り株や、一抱えほどある2本の切り株があり、いずれにもヒラタケやキクラゲが出ていました。

 ご当主の案内で広い屋敷を巡りましたが、庭には幾つかの建物が点在していました。大きく4つの部分に分けてよさそうです。一軒家ほどの広さがある門と、その奥にある玄関や台所とか蔵などを含む部分が主たる文化財です。その玄関からつながる七宝の釘隠しのある座敷を主とする部分は、亀岡にあった旧家を移築したもので、建築様式は異なります。他に、渡り廊下で結ばれた離れや茶室などの新しい部分と、2階建てのさらに新しい部分があり、新しい部分は祖祖父が増築され、さらに新しい部分はご当主か先代かが建てられたようで、ご家族の居住区のようです。

 このお宅を見学しながら、わが家の庭での昼餉を「林間暖酒」と詠った友や、映画『不都合な真実』を見たおりの印象を思い出しました。この友と同様に、ご当主の祖祖父も元はバンカーで、実業界で活躍しており、生涯を通して陶芸や絵画などの趣味に打ち込んでいます。『不都合な真実』を思い出した理由は、人生の出発点や過程は異なっていても、打ち込むことになった願いはよく似たようなものではないか、と映画を見て共感していたからでしょう。

 元庄屋のご当主から、わが家のライフスタイルと庭の維持管理方法などを学ぶために「近く作業着姿で訪ねたい」と希望され、ピンと来るものがありました。祖祖父は財力を生かして願うところを職人に形作らせ、私の場合は多くの部分が手作りと差異がありますが、共に居住空間を4次元芸術のように考えていた点では共通しそうだ、と思ったのです。ご当主には、私のライフスタイルを講演で知っていただき、私はこの屋敷をソバ打ちパーティーに呼んでもらって垣間見たことから始まった関係ですが、これからどうなるのか、興味津々です。

 今週は他に、過日骨董屋を訪ねて手に入れた古道具を点検して補修したり、除草や施肥とか鉢植え植物の土替え作業に精を出したりしています。また、誕生記念樹として植えた白い花が咲く2本の木を、赤ちゃんを抱いた両親に見に来てもらったり、母校の小学校の先生や顧問先の幹部に訪ねてもらったりしており、それぞれ楽しい語らいのひと時にしています。

 古道具の練炭火鉢は、義妹がつくった土釜とマッチしました。五徳は、野の囲炉裏にピッタリでした。そこで、腐蝕が進んでいた五徳と針金製の鳥篭のような練炭火鉢の覆いを、補修しました。白い花をつける侘助と姫沙羅の木は、まず母親に、その後2日置いて夫婦に訪ねてもらい、気に入ってもらいました。母校の小学校から、卒業生とPTAを対象に、講話をするように依頼されていましたが、日程が決まりました。私たち夫婦のライフスタイルが、巣立ち行く子どもたちに夢を描いてもらう上で役立ちそうだと考えてもらえたようなのです。

 菜園や庭の除草に手を着けました。3年がかりでぺんぺん草(ナズナ)の復元とヒメオドリコソウの自生化に努めておきながら、スズメノカタビラとハコベなどの抑制に力を入れ始めました。下仁田ねぎの畝を除草しながら「今年は、麦の家のコイモ方式で育てよう」と考えました。肥料は、水仙、サフラン、エビネランなどが対称でした。土替え作業は、スズランの鉢植え、島津鉢の六甲サクラソウ、吊り鉢のタイムなどです。庭では5本ある梅がいずれも本格的に咲き始めました。月曜日の夜、9時半にフクロウがホーホー、ホホーと鳴いていました。



 
見事なヒラタケ。このヒラタケが生えていた切り株(上)とヒラタケのスパゲッティ(左)。最初にいただいたものより長けていますが、好んでもらって帰り、ソテーには長けた方が美味だと確認しました。長けるといしづきは硬くてソテーには向かないと知った妻は、残させて包丁の入れ方を工夫し、スパゲッティで生かし直しました。
  練炭火鉢は、義妹がつくった土釜とマッチしました。いつの日にか、庭でこの2つを組み合わせて生かしたいものだ、と考えました。


 
五徳は、森の囲炉裏にピッタリでした。太い薪を焚くときは、3本の脚の下にレンガを敷けばよいでしょう。
  腐蝕を止める加工をした五徳と針金で作った練炭火鉢の覆い。共に深刻なまでに腐蝕しており、形がいびつになっていましたから、ホームビルダーを目指す青年に補修を依頼しました。小型の溶接機で覆いの針金をつなぎ、特殊な塗装をしました。
  島津鉢とは私の勝手な命名です。わが家にとってはどうしても必要な鉢で、4つのパーツから成り立っていますが、パーツのスペアーがありません。売れ行きが止まり、廃盤にしたのでしょう。廃盤にする前に、スペアーを求める人を募り、買い求めさせておこうとしなかったのでしょうか。それをしてこそサービス業と呼ばれるにふさわしくなるのに。
  梅の満開期は近いようです。アイトワの冬休みは2月20日に終わり、21日から再開しますが、例年はそのころが一番寒くて、薪ストーブがお客さんを惹きつけてきました。今年は暖冬で、焚く機会が少なそうです。
 
  フクロウ。アイトワのお客さんの中には、野鳥の撮影に優れた人も多く、そのお1人からもらった写真です。近隣で撮影されました。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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