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アイトワは夏の休暇中 06/07/17

 菜園の初なりトマトを食べながら、「偉い人はすごいなあ」と叫ぶことから始まり、京都市内に出る機会を突発的に得ることで終わったような一週間でした。もちろん庭仕事で汗だくになる一週間でもあったのですが、その合間に大阪に出て大阪のあり方を嘆いたり、顧問先の社長に鴨川べりまで案内されたり、大学で前期最後の講義をしたり、アイトワ塾の仲間の一人に大喜びするニュースが届いたりしています。妻は土曜日の朝からやっと母屋を本格的に片付ける気になったようですが、昼過ぎには母が残した宝物を見つけて大喜びしていました。

 日曜の朝、NHK-TVのニュースで、小松左京が『日本沈没』第二部を出したことを知りました。前作は日本列島が沈没するところで終わっていますが、第二部では、世界を流浪することになった日本人が。国際緊張を和らげる世界の調整役になって存在価値を発揮するのだそうです。阪神淡路大震災の被災者でもある同氏は、国土というよりどころを失った人間の心境を巧みに描き出し、日本人に今の世界が求めている平和の使者の役割を買って出る必要性に気付かせようとしたのではないでしょうか。もしそうだとすると、あまりにも皮肉なタイミングです。

 なぜなら、NHK-TVがその前に流したニュースは北朝鮮のミサイル問題であったからです。もちろん私も北朝鮮のやったことには断固反対ですが、それに対して日本政府が採った態度にも反対です。なぜか私の目には、今の北朝鮮が、国際連盟を脱退した頃の日本とよく似ているように映ってならないからです。当時の日本は、国民は経済封鎖など国際的な包囲網にいきり立ち、政府は軍縮協定に反して浮沈戦艦大和を建造するなど軍備増強に走り、世界の孤児となる中で捕虜となることを許さない世論を形成し、太平洋戦争に打って出ています。そうした歴史を持つ日本人が、北朝鮮の国民を似たような心境に陥れてよいのでしょうか。その2〜3日後に、原爆保有国のインドが大陸間弾道弾の実験をしましたが、わが国も非難しておらず、片手落ちです。

 今週の庭仕事は除草や草刈りが主でしたが、病気にかかった竹の切り取りだけでなく、ホウセンカの移植、トケイソウなど蔓性植物の化粧、トマトの畝への灰まき、ツルムラサキの支柱つくり、花の終わったニンジンを抜いて堆肥場に積む作業、キウイフルーツの徒長枝の切り取りなどにも精を出しました。妻も、朝方と夕刻には庭に出て、除草の手伝いや次のニンジンの間引きなどの他に、囲炉裏場の周辺に積み上げていた剪定クズなどを燃してくれました。とりわけ私が切り倒した病気にかかった竹を灰にしてくれたことを喜んでいます。まだ病気の竹がたくさん残っていますが、順次切り取っては燃し、新しい竹にうつる率を下げたいと思っています。

 この季節の除草や草刈りは汗だらけになる大仕事です。コイモやヤーコン、京唐菜や下仁田ネギ、クウシンサイやツルムラサキ、オクラや花オクラ、ウコンや金時草の畝だけでなく、石畳道やその周辺の除草や草刈りもしました。20日で夏の休暇が終わり、再び喫茶や庭を開放する準備です。じっとしているだけで汗が噴き出しますが、とりわけケンの小屋の後ろにある木や竹をさばいたときは大変でした。身につけているものがすべて汗でボトボトになりました。

 9日の日曜日から収穫が始まったトマトとクウシンサイ、11日が初収穫のツルムラサキ、本格的収穫期に入った伏見トウガラシと万願寺トウガラシ、最盛期に入ったズッキーニやモロヘイヤ、晩期に入った第1次のキュウリとインゲンマメなどが食事を飾っています。第2次のキュウリとインゲンマメは順調です。週末にはトマトが盛期に入ったのですが、残念ながら5本植えたうちの1本を枯らしました。原因は分かりませんが、ひょっとしたら乾燥させすぎたのかもしれません。13日からヒグラシが鳴き、ウバユリがこの庭で初めて咲き始めています。

庭の初物のトマトをはじめ、日曜日の朝食に用いた朝採りの野菜(左)と12日水曜日の朝に収穫した野菜(右)です。トマトは今年収穫した中では一番大きくて280gr、ズッキーニは1520gr。朝食でズッキーニは4分の1だけ炒め物に使いました。妻はズッキーニを「小さい間に採るのは可愛そう」といって大きく育ててから収穫しますが、その方が私も味が良いように思います。

 

きれいなブンブンを妻が見つけました。子どものころ、この宝石のような色合いのブンブンだけは捕まえると飼ったものです。そんなことをしていたものだから、珍しい存在にしてしまったのかもしれません。
ユリネ(左)とフェンネルの花が満開です。今のところユリネはまだイノシシに襲われていませんし、このまま襲われずに済めば、今年は大収穫となりそうです。冬になれば毎日のように茶碗蒸しを造ってもらい、ユリネをたくさん食べさせてもらおうと思います。

 

キヌガサタケが知らぬ間にたくさん出ていたわけです。この写真は野小屋の西側の軒下で出た分ですが、10本近くありました。毎年出る場所が動いています。

シャクトリムシです。周回路に覆いかぶさってくる木の小枝も切り取ったのですが、大きなシャクトリムシがいました。脅かしたものですから小枝の真似をしてごまかそうとしています。羽化すればどのような虫になるのかまだ知りません。
クウシンサイ。妻が昨夏、タイ国の奥地で覚えてかえってきた野菜です。わが家の菜園で種がうまく取れるのか否かまだ不明です。その前に、美味しい調理の仕方をマスターしてもらう必要があります。この初物は炒め過ぎたようで、60点のできでした。
枯れたトマトの木についていたトマトです。木で完熟した3つはもとより、4つ目の熟れかけたトマトも生食します。市場に出荷するトマトは熟れかけたときに収穫し、輸送中に熟れさせています。青いトマトは、あまり小さいのは堆肥にしますが、大きいのは炒め物などに生かします。トマトが日本に導入された当時は、青い間に収穫して漬物などに生かしていました。
 

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