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人間の勝手が気になる 06/02/26

 平常の生活に戻りました。しかしまだ冬型の日々を送っています。寒い朝のうちは屋内で頭がさえていないと具合が悪い作業に当て、外には少し温かくなってから出て、夕刻は早めに切り上げ、眠くても差し支えのない雑用を片付ける時間にする一日です。

 つまり朝は6時ごろに起きだしてコンピュータの前に陣取り、7時ごろの虫押さえと7時半頃の朝食を挟んだ数時間を原稿作りに費やし、10時半ごろの午前のお茶を済ませてから衣服を変え、庭に出る生活です。しかし、事情があってこのところは昼食が済むまで原稿作りに当てています。急がれる原稿があるためです。長年寄稿してきた華道の機関誌は毎年4月からテーマを改めますが、今年はテーマを決める過程に立ち会えなかったからです。だから、4月号の原稿を数日で仕上げなければならなくなったのです。もちろん、ニュージーランドでの見聞も記憶が新しい間に文字にしておきたく思っており、眠くならない限り、昼まで作文の時間に当てています。

 ニュージーランドでは、友の別荘に招いてもらったりホームステイをしたりしたおかげで思わぬ収穫がありました。「カウリの巨木を見たい」との夢を1つとり上げても、1つの物語が出来そうなほど思い出が出来ました。オゾンホールの恐ろしさも一文にしたくなるような体験をしました。そうしたことを後日思い出せるように、事実関係を書きとめているわけです。・

 そんなわけで、庭仕事に支障が出ています。冬の間にしておきたかったことが思ったように進んでいないからです。本来は、大寒の間に済ませておくべき天地返しも一部に手をつけただけで終わっています。果樹の剪定も中途半端です。暮れに済ませたスモモやナツメの他は、富有柿、アケビ、キウイフルーツを、それぞれ半日かけて終えただけです。どうやら梅やカリンなどは出来ずじまいになりそうです。ラッキョとかエンドウや麦など、今の間に草を抜いておきたい作物もありますし、もうすぐ夏野菜のための準備を始めなければならないからです。

 外出は、機関誌に寄稿させてもらっている華道の本部と、大阪の朝日カルチャーセンターの他は、ある大学に提出する診断書をもらうために医院を訪ねたぐらいです。来客も、20数年ぶりに夫婦で立ち寄ってもらった知人の他は2〜3にとどまり、あとは落ち着いて庭仕事や原稿作りに没頭できました。建具の補修もしたのですが、ニュージーランドとの比較をしてしまい、わが国の問題点を見た思いをしています。週末には、妻の友から手の込んだ北の海の幸を届けていただきました。いずれも初めて知る調理でしたから、興味深く賞味しました。

 診断書は、この前講義を終えたばかりの大学に送付するためのものでした。歳のせいでしょうか、このところ定期的に出かけなければならないことが億劫になり、継続を依頼されていながら辞退していたのです。しかし、熱心な学生の声にも支えられ、承諾書を再送してもらって返送したのですが、そのときに胸部の診断書が必要になったからです。

 土曜日などはすっかり春の陽気でした。ようやく蝋梅の花が終盤です。冬水仙がスノードロップやクロッカスと同時に咲きはじめました。例年なら蝋梅の花はとっくの昔に散り去っており、冬水仙も終わっている頃あいですが、近年は毎年のようにおかしなことが生じています。梅がまだ咲いていないのも異常といってよいでしょう。自然が語りかけてくることに耳を静かに傾けていますと、そう遠くない将来、人間の知恵では計り知れないしっぺ返しを、自然が用意しつつあるように思われてなりません。フランスでも鳥インフルエンザ騒ぎが生じました。この問題はBSEと同様に、人間が人間の都合で、あまりにも自然の摂理に反したことをしているところに問題がありそうです。ますます深刻な問題となってゆくに違いありません。

 



アケビの剪定前と剪定後です。昨年は剪定をせずじまいでしたから,好き放題に蔓を茂らせてしまっていました。それだけに剪定には大変な手間が掛かりました。しかも、日陰にしていた部分の大切な蔓を枯らせてしまい、反省しています。これも、人間の勝手の始まりでしょう。

キウイフルーツの剪定前と剪定後です。人間の勝手といえば、キウイフルーツもその範疇でしょう。中国に自生する植物、日本のマタタビに似たサルナシという蔓性植物を、近年になって移植し、改良したと聞いています。人間が開発したとても新しい果物です。
カウリなどの木を生かしたモノサシとワインボトルの代え栓です。かつて入植者が原生林を切り開き、家具材などとして輸出した巨木の根を、掘り起こして生かした製品のようです。切り開いた後を羊や牛を飼う牧草地にしたわけですが、これも人間の勝手の一つでしょう。いまや原生林はほとんど残っておらず、ほんの一握りの残った部分は保護区になっています。

カウリの木のガムとその製品です。いずれもレイさんにもらいました。大昔のカウリの木が分泌した樹液が固まって石のようになったもので、磨けば琥珀を思わせるような宝石になります。ニュージーランドはオパールの産地でもあるようですが、これは太古の動物性たんぱく質が関わった宝石だ、と聞いたことがあります。
冬水仙が今頃になって満開です。すでにスノードロップやクロッカスが咲き始めていますし、マンサクも満開です。畑では、花菜がきれいに咲き誇っています。梅はまだ蕾が固く、咲いてはいません。例年のわが家だと、正月の末から咲きはじめ、2月の末が満開です。1ヶ月は遅れていることになります。写真をクリックすると他の花が見られます。

この建具の補修に手を出しています。雨がかかる部分の合板(ベニヤ板)の糊が劣化し、はがれてめくれてきたわけです。接着剤を使って補修し、防水塗料を塗ろうと考えていますが、うまくゆくかどうか分かりません。今日の日本の問題点を見る思いです。

妻の友から届いた北の海の幸です。関西では見たことがない魚の卵の一種ですから、数々の調理見本を作り、レシピも添えて送っていただきました。いずれも美味でした。美味しいからといって捕りすぎると、問題になることでしょう。そう自覚して賞味しました。

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