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卑しげになった一週間 05/07/03

 出かける予定があった好天の日曜日の朝のことです。少し寝坊をしたおかげといってよいのでしょうか、1分とか2分といった時間の大切さが身にしみました。朝食の準備だけでなく、犬の日よけのパラソル出し、金魚の餌やり、植木鉢の水やりなどを済ませ、急いで家を飛び出そうとしたのですが、一部の植木鉢に水をやるのを忘れていたことに気付きました。ほんの1〜2分の作業でしたが、これを抜いていたら20鉢ほどの植物をダメにしていたところです。その中には10数年来育ててきた、そして実を一つつけた唯一のリンゴの木も含まれていました。

 土日にかけて年に2回ほど催される恒例の集いに、日曜だけ出ました。東京から仲間を迎え、散歩や見学、銭湯や歓談に興じる催しです。私は昼食時、前日アイトワ塾の仲間と訪れたゴッホ展の話題を、ビールのつまみ代わりに出しました。入場料は1500円だし一人25分ぐらいで追い出そうとしていましたが、押すな押すなの盛況でした。ゴッホの絵は、生前には1枚、それも15フランで売れただけと記憶しています。この話題のときでしたが、誰かが「墓に酒をかけるぐらいなら、生きてる間に飲ませてくれ」との話がある、と冗談を飛ばしました。夕食は、京都の顧問先の社長から相談事を持ちかけられたのをいいことに、送り迎えつきでおごってもらいました。

 月曜日はカンカン照りの下で庭仕事に励んだのですが、夕刻はアパレル会社に勤めていた時代の友が京都に出てくることになっていましたから居酒屋で会しました。このような調子で週の前半は外食が続きでしたから、週の中三日は一切外出を控え、自炊をして思うがままに過すことにしました。犬の散歩がきっかけでケンのダニ取りを思いつくとか書斎での調べモノがきっかけで雑巾掛けの取り付けを忘れていたことに気付くなど、こまごまとした作業にも手を出し、時間を忘れました。気になっていた庭巡りの順路を示す表示板作り。遅れていたラッキョの掘り出しや諸葛菜(ムラサキハナナ)の種取り。インゲンマメの2回目の種まき。傷んでいた散水器の修繕や道案内版の描き直しんなど。テンモクジオウはちょうどよい頃合に植え替えました。そのあとで急遽プランター仕立てのモロヘイヤの苗を植えました。最寄りのアイトワ塾生から電話があり、夕食に招きたいといってもらえたからです。庭のない友への手土産です。

 結局木曜日は昼も夜も自炊をせずじまいでした。昼は惣菜を運んでくださる方があり、夕食は塾生に送り迎え付きで世話になったからです。その夜は、秘書のように世話になっている塾生と元塾生にも駆けつけてもらい、賑わいました。久しぶりに湯船に浸かれました。妻が不在中は太陽温水器のシャワーで済ませています。デザートは、元塾生のお嬢さん手作りケーキでした。ついに愛犬は餌を翌朝に回されましたが、散歩を晴れ間を見て昼の間にしておいてよかった。

 金曜日は大阪の顧問先を訪ね、帰途商社時代の友の集いに顔を出しました。年に2度会する飲み会です。第三セクターの出向を終えた男が「日本は国債から地方自治体の赤字まで含めると1004兆円となり、国民総資産の1400兆円に近づいた」と挨拶に盛り込めば、別の男は「ボクが行ったときのイタリヤは500兆円の大赤字を溜め込んでいたが、それを縮めてEUに加えてもらっている」との思い出を語っていました。日本はまるで、1400万円もの妻のヘソクリを当てにして夫が1004万円もの大判振る舞いをしたようなものだ、と考えました。

 週末は府の農政指導員OBの会に招かれ、懇親会にも加えてもらい、とうとう週の後半も3夜続けの外食です。卑しげな気持ちになればこうなってしまうのだ、と反省しています。この1週間で特筆すべきことは、やっと安堵できる慈雨に恵まれたことです。火曜日の夕刻まで、体験したことがない渇水に悩まされていたのですが、その後梅雨らしい雨が断続的に続いています。


ゴッホ展のあった美術館でほほえましい光景を見ました。小学生を引率した先生が、常設会場で授業をしていたのです。欧米でよく見かけた光景ですが、それによく似ていました。総合学習の一環でしょうか。私が子どもの頃は、美術館の床に座らせる先生などいませんでした。

庭のマンダラゲが盛りです。肥料過多でしょうか、葉が縮れてきましたが、花は立派に次々と咲いています。華岡青洲が外科手術で麻酔に用いた毒草です。インドの旅で、この花が野で見事に自生していたのが印象的でした。

ヤブレカサが花をつけました。サトイモ科の植物と聞いているのに、予想外の花でした。雨不足で真夏のような天候が続いたせいか、夏につけるという花を今頃つけたわけです。どのような種をつけ、誰が種まきをするのか。興味津々です。かわいそうだったのはキヌガサタケでした。雨不足で、一本としてまともにレースの笠を広げたのがありませんでした。
収穫したラッキョです。妻が帰ってくるまでに干し揚げます。2年間植えっぱなしにして置いたので球を小さできました。1年物は球が大きすぎます。もう1年置いておくとさらに小さくなるのですが、それでは漬けるための掃除などが大変ですから、わが家では2年物を漬けます。
北海道の友がハマボウフウを、埼玉の亡き友の奥さんがサクランボを、大阪の友は水ナスの漬物を送ってくれました。ハマボウフウは4分の1ほど残し、あとは友に分けました。残りは妻が帰ってから三杯酢に漬けてもらいます。水ナスの漬物はすべて友に分けました。サクランボは一人でむしゃむしゃと食します。買い物に出ておらず、果物が切れています。

妻がご近所で仲良くしていただいているご婦人が届けてくださった昼食の惣菜です。開いてみると、サーモンがたっぷり入った野菜サラダで、とても美味しかった。沢庵やショウガの三杯酢漬けなどを1〜2食分添えてもらえていたのですが、とてもありがたかった。

友のお嬢さん手作りケーキです。キナコがまぶされ、粒餡がはさまれていました。初めて口にする不思議なケーキでしたが、「決まり!」と叫びたくなる出来栄えでした。こうした取り合わせをどうして思いつくのか、不思議です。

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