アイトワのホームページ
アイトワ循環図

人類恒久の平安 05/04/24

 葱坊主を初めて食しました。坊主頭が割れる前に収穫し、天ぷらにして塩味で試しました。オ・イ・シ・イ。丹後で出会った有機栽培農業の権威を庭に案内したのですが、その折に教えられました。大概の食材は天ぷらにすればクセが減じて食べやすくなることを知りながら、しかも葱坊主を小さい間に取って種造りに勢力を割かせないようにしていながら、天ぷらにさえしていなかったのです。ネギの収穫時期を延ばしたり翌年度の苗にするよい脇芽を吹かせたりするだけで満足し、捨てていたのです。これ機に、葱坊主の新たな使途を妻に考えてもらおうと思います。クセが強いだけに、きっと待ち遠しい季節の食材になりそうな気がします。

 いまや畑は菜の花畑です。壬生菜、日の菜、カブラ、ブロッコリー、小松菜、大根と、ほろ苦さがそれぞれ異なる花芽を楽しむ季節は終盤です。これら冬野菜の跡を耕して夏野菜の畝の準備をしています。この端境期を、未だトウが立っていないニンジンと野生化した三つ葉や新芽が出揃ったニラの他は、野草が彩りを添えています。カンゾウのぬたが美味しい時期は終わり、ワラビも終盤です。続いてヤブガラシやノビルの酢味噌和えや三つ葉やハルジオンの胡麻和えが美味しい季節です。タケノコも木の芽和えで食する最高の時期です。芽吹いたばかりの山椒の若芽や庭で野生化した三つ葉の香りは格別です。ウコギやタラも芽吹きましたから、ウコギ飯やタラの芽の天ぷらを楽しみます。雨量に欠ける春ですが、春の山の幸を楽しんでいます。

 とても嬉しいレジメの準備に入りました。講演時期が近づいてきたからです。日本環境教育学界が第16回大会を京都で開催しますが、アイトワは5月20日のプレイベントだけでなく21日のシンポジウムでも出番を与えられました。プレイベントでは12のイベントの一つにエコライフガーデンの見学を加えられ、シンポジウムでは基調講演とパネルヂスカッションへの参加を要請されました。演題は「次の生き方」です。すでに触れたと思いますが、『次の生き方』の出版日は4月初めでしたが、それは勤めていた短大生への贈り物にする願いも込めていました。私が学校を辞めようとしていることを知らずに、2年生になって受ける「環境論」を楽しみにしている1年生がいましたので、受講に代えてもらおうとしたのです。その一書が、教育関係者が中心の学会で注目されたようなことになり、とても喜んでいる次第です。未来は現在の延長線上にはない。だが、誰しもが手に入れられる清く豊かな生き方がある、と気付いてもらいたいのです。

 韓国だけでなく中国でも反日デモが盛んです。太平洋戦争での加害者が、被害者よりも過小評価をしていることが原因のようで、残念です。日本は自信と誇りを大切にし、子どもたちの愛国心を育まなくてはいけないのに、逆のことをしています。このままでは命令に忠実であった兵士の名誉を守れないだけでなく、日本人の印象を悪くしかねません。断りなく軍靴で踏み込んだ以上は、踏み込んだ国々と一緒になって共通の教科書を作るなどして、戦争がいかに人間を狂わせるのかを明らかにすべきです。そして、だから水爆や大陸間弾道弾も作りうる大国が、憲法で戦争を永遠に放棄していることを謳いあげ、誇るべきです。今は、平和憲法をテコにして、欧州連合(EU)にもまさる東洋連合の結成をめざし、そのリーダーを買って出るべき時です。さもないと逆に、激しい反日デモに煽られた形で実質上の再軍備に走り、孤立化を加速しかねません。

 久しぶりで妻に薪わりをさせてあげました。ズッキーニの苗が思ったより早く本葉を出しましたから定植しました。姫リンゴやカリンがピンクの花を、ラズベリーやドウダンツツジが白い花を咲かせています。もうすぐ鉢植えのリンゴやスズランが咲きます。花山椒を二人で摘み、佃煮にしてもらいました。ぬくぬくのご飯と食べたら、オ・イ・シ・イ。

姫リンゴの花です。カリンも満開です。リンゴも蕾をふくらませたりほころびさせたりしています。姫リンゴは短大を辞めたときに大垣の環境団体の人たちから記念樹にもらったものです。リンゴは長野の友達夫婦がくれたものです。カリンは、喉の薬にしたくて植えました。

冬野菜と夏野菜の端境期の食卓です。菜の花の煮物。タケノコの木の芽和え。三つ葉の胡麻和え。ヤブガラシの酢味噌和。タケノコの土佐煮。そしてエビフライです。菜の花、木の芽、三つ葉、ヤブガラシは庭で収穫しました。タケノコは頂き物です。買ったものはエビだけです。

ワラビ道です。二度目のワラビが芽吹いています。鉄の細いパイプで作った手すりのようなものがありますが、これは長けたワラビが道に枝垂れかからないようにする装置です。一昨年、知人の指導を受けて手作りしたものです。今年は4月17日に二度目のワラビを収穫しました。
花芽の収穫期をおえたダイコンです。トウがたったダイコンでも、一皮剥けば中は食せますから、妻が台所に持ち込みました。姿がよかったからです。そして、「残しておけばよかった」と叫びました。ダイコン(の下部半分)に硬い繊維質ができておらず、皮を剥かずに使えたからです。このよい品質の種を取り、増やせばよかった、と思ったのでしょう。
貝殻割りの作業です。貝殻を細かく割って畑に鋤きこむと、カルシュウムを好むホウレンソウなどが大喜びです。ジワジワと効くのです。妻は、ブランド物のバッグなどお金で買えるものには関心がないので助かりますが、手のかかる育て方をした野菜を好みますから時間がいくらあっても足りません。

薪割りに挑む妻です。つい面白いのでわれを忘れ、そうとは気付かずに指の皮をすりむいていました。一番太い細切れ丸太は直径は44cmありました。12月まで薪置き場に積み上げて置き、冬のストーブと風呂焚きに用います。

4月15日の朝にアスパラガスの初収穫をしています。パリではアスパラガスといえば、タケノコのように土に埋まっている状態で収穫する白いアスパラガスが常識です。朝掘りを店頭に並べて、夕刻までに食べないと硬くなる代物ですが、本来のアスパラガスの美味しさを楽しめます。これを店頭に並べられない日本の流通に疑問を感じています。

inserted by FC2 system